夏の白さ toute blanche

春なきごとくの外出規制の時間から一転し、フランスはバカンスモード120%で山に海に体感距離を保ちながらの時を過ごしているようです。
といっても今日から発令されたのは、公共の場でのマスク着用の義務。
罰金は135ユーロ。

急遽の演奏はこのところ頻繁にあり、1週間前、3日前の依頼なんてこともあり。
リハをして、いざ舞台に立てば、音が空高くへ飛び立つ瞬間に大げさですが、恍惚さえ覚えます。

春はどこかに、今夏を迎え白さをみるは、過ぎし季節のあの白さとはまた違う儚さを感じる。
そう思うのはわたしだけでしょうか。

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この蟻をみていると、熊谷守一を思わずにはいられません。

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柏紫陽花に似ているものの種類はちがう。

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この時期はなんといっても陽が透ける光の花弁、立葵。

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屋外での演奏は可。着席中はマスクをはずしてもいいとのこと。

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光浴び白き衣の増えし夏

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鈴木大拙 ◯ △ □

数年前、ミヤケマイさんというアーティストの作品の中での演奏をした際のこと。
場所は金沢21世紀美術館の庭。
実は演奏がこの地にきた目的ではなく、鈴木大拙の生まれたその空間に行くことになっていたのだ、と感じたものです。

蒸す芝生の上での演奏から、大拙の精神が体現されているようなあの空間へ。
水面をすべり吹く風が今でも懐かしいのです。
土地に吹く風を、どこか異なる土地でまた感じることはできるでしょうか。

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色不異空

社会は⬜︎? 山は△ 心は◯く

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映写技師・ロベール・ブレッソン・絶望

パリ第3大学の映画学科に通う友人サラは、校内にある上映室での講義によく誘ってくれました。
数知れず見た映画の中でも、強烈な名作は、ブレッソンのLE DIABLE PROBABLEMENT「たぶん悪魔が」。

環境破壊、生態学者の意味、厭世的政治への眼差し、究極の絶望を可視化するブレッソンの作品がなぜR18指定なのか。

映画保存協会が保管するアーカイブ室を見せてもらったり、映写技師のオリヴィエさんを取材することになったり。
仕事柄映画制作に関わる友人が多いのですが、彼らはおおよそロケ、設営、共同作業や外での仕事に従事している。
出来上がった作品を、冷んやりとした映写室で一人黙々と作業をするオリヴィエさんの姿に、心を打たれるのです。

目の前の絶望、それを撮る男、それを編集する女、それを映写する男、それを見る女、そして絶望を内包する、人間。

取材記事はこちらから
https://ovninavi.com/802sp/

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何十年のキャリアでも、映写技師にとって上映するボビンがうまく回るか毎回ドキドキするんですって!

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アナログ世界ではフィルムそれ自体が命。

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フランスの宝

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ある夏の涼の佇む映写室

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小暑朝7時下弦

朝4時から登りはじめ、お目見えした月は半月。
今は行くこと叶いませんが、思い出の中にある、
南半球のある山と、月の姿。
わたしたちは今、想像の中の旅へ。そこに音楽が鳴っていたらどんな音でしょうか。

鬼籍に入ったEnnio Morricone、Charlie Haden, John Taylor…
内戦により消滅してしまったウガンダはNyoro・Ankole族のパーカッションの音色を、コートジボワールの歌声を、イギリスのピアノの音をどうぞお聞きください。

2020/7/13 Waning Moon mixcloudでの試聴はこちらから→
hhttps://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020713-waning-moon/

00) Cinema Paradiso (Pat Metheny/Charlie Haden)
01) The Last Time I Saw Richard (Joni Mitchell)
02) Kyuma (Royal Entenga Drummers Uganda)
03) Tunga Nyuma (Bachir Sanogo)
04) Vaguely Asian (John Taylor)
05) Memory (Tom Misch)

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半月を朝日の中に見る小暑

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軍用地とアートの交差

一人野外で吹くことはあっても、ライブという形での演奏は何ヶ月ぶりでしょうか。
目の前で、音楽に合わせ踊る人々をみていたら、このエネルギーの交換こそが、やはり演奏をするということなのだと感じるのです。
急遽お声がかかり演奏したその場所とは、元々軍の領地で、軍人のための運動施設だったといいます。
市に払い下げされ、市からアソシエーションに有効利用ということで、非営利のアートスペースとなったそうです。
隣の建物は歴史的な趣のまま、今では写真専門ギャラリーとなっており、 交差するはずのない、軍隊とアートの摩訶不思議な空間に。
ここでも新たなプロジェクトが生まれそうな、予感。

来場者はまるでカフェにでもくるように入場無料。
演奏家のギャラは来場する人々の飲み物代の %+シャポー(フランス語で帽子を回すという意味=各人自発的課金)。
環境問題を念頭に入れた作品、飲み物はローカルものだけを、そしてトイレや衛生面の循環システム。
人々の交差の場として市からの助成、そして飲食の売り上げで成り立っているそうです。

この空間に、子供たちが共にいるということが、社会の一歩だと思うのです。

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この時勢、いつ演奏のオファーがきても準備万全でいることが必須となります。

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この道具はなんという名前でしょうか

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ペットボトルでつくられたオブジェ、捨てられる寸前だったベビーフット

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短夜やヴァカンスの影見えぬまま

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アナログなんです

この時代にここまでアナログでやり通すというのも大変稀だと思います。
楽譜ソフト、ファイナルで入力するも、結果的に譜面台に置く楽譜はこんな手書き+パートを切っては貼る、という尋常ではない2020年の夏。
今までせっかちに思ったらすぐアクションでことを進めてきましたが、それにより周りの人々を振り回してきたことも事実。
ちょっとクールダウンでゆっくり事を進めることのできる今の時間を享受しています。
不思議と焦りはなく、なぜなら「これからが今までを決める」という座右の銘を見つけてしまったからかもしれません。

「これからが今までを決める」?

禅問答のようでもありますね。

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電気は使うものの、こちらもアナログ操作ではあります。

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比べちゃいけないのですが、シェーンベルグの楽譜も然り。

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音列の並ぶ夜中に夏の月

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またもや指…

これでは料理教室の先生も、演奏家としても、
職業看板をさげなければなりませんね。
このごにおよんでまた指!?
今度は親指をザクッといきました。
幸いサックスの演奏には支障はないものの(右手だったら完全にアウト)。
それもこれも食い意地はったからでしょうか。
レコーディング中は誰かにごはんを作ってもらったほうがいいようです。

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結果としてお寿司を握ったのですが、できは当然悪いですね。

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友人の料理人たちの指の怪我の逸話は枚挙にいとまなく…

夏の夜の食い意地張りて指を切る

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音楽の基礎体力

アクシデントは人生につきものですが、それにしてもコンサート前やレコーディングやらに、降りかかるそれに翻弄されつつ音を録っております。
マイクを前に震える指。
レコーディングっていつまでたっても慣れません。
この音がいつか誰かに届くように、と心を落ち着かせて息を吹き込むものです。

さて、そんな小心者の演奏者を支える基礎体力とはメトロノームでの練習です。
いろいろなメソッドがあるかもしれませんが、サックスにとっての究極の練習は、
ひたすらのロングトーンとメトロノームによるシンプルな練習。
そして、音のイメージ。空気に揺れる音をききながら、楽観的に、軽妙に。
ブルキナファソ、グワンの子供たちが最初に鳴らす楽器は、カリヤンという鉄でできた打楽器です。
少なくとも3年はこのカリヤンしかさわれない。するといつしか、自分自身がメトロノームになるのですね。
バラフォンの才がある者、ジャンベの才、マラカス…etc
それぞれの奏でる楽器が決まります。

メトロノームの役割とは、自己の中にあるリズムと共振するため。
そしていつか共に奏でる他者との音の共振がその目的です。
リズムの中に音の粒が生まれ、演奏する者たちは、その震える音の中で至福の時を過ごすのです。

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スタジオ通いが続きます。

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赤土に響くリズムは夏の色

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Before The Rain

雨は、きっと隠喩-メタファー-なんだと思います。
涙は、きっと、事の以前も以後もわたしたちの人生と共にある、愛しい雨なんだと思います。

今宵満月はつい先日大事な音楽の友が教えてくださった珠玉の曲を、どうぞ。
2020/7/5 Full Moon mixcloudでの試聴はこちらから→
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-202075-full-moon/

00) 1st Cycle- Sinbad’s Journey (Carlo Domeniconi)
01) Última Valsa (André Mehmari/Sergio Santos/Luca Raele)
02) Pasarero (Aca Seca Trio & La Orquesta Sin Fin )
03) Before the rain (Mitsuru Nasuno)
04) Rainy night house (Marc Copland)
05) Tentar Dormir (André Mehmari/Luca Raele)

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雨露(うろ)をたっぷり浴びた、朝に切る花を部屋に。

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七月の瞳の中に雨を見る

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半夏生 ルバーブの季節

甘酸っぱいあの独特の香り。
パリの南、マラコフの庭付きアパートに住んでいた時は、庭に育つその存在さえも知らなかったこの植物。
土から伸びる茎、大ぶりの葉。
食べ方を知らなければ、そびえるその大きさに煩わしさを覚えるだろう。
ジャムにタルト、クラフティそしてルバーブのシロップ。
季節のものを味わう最良の季節となりました。

ところでこの植物の発祥はどこなのだろう?
アラビア世界にルバーブの料理はみたことがなく、
また日本でも希少ではなかろうか。

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夏甘味誰かに作ってあげたいな

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ご褒美というか、プレゼント

世の時勢に厭世的にならずにはいられないのですが、それでもささやかな吉報に今日救われます。
半夏生のフランスの空は残酷なくらい心地よく、果物もマルシェにたくさん並び始む今日、コンポートにタルト、ジャム作りに精がでるのです。

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ご褒美というか、プレゼントとしておきましょう。目下△にはまっています。

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セーヌを渡り左岸に着くと途端に知的な雰囲気に。
サンジェルマンにあるCafé de Floreは1887年創業以来アポリネール始め様々な人々が集った散歩休憩必須カフェ。

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目下スグリにフランボワーズ、杏子に桃の、季節です。

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指の腫れもおさまりレコーディング再開かな。

加速する七月迎ふ足軽く

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誰からのメッセージかな

イスタンブールでも巴里でもTokyoでも、プノンペンでも…
街では誰かが残したメッセージに出くわします。
往々に、その言葉は突然目の前に現れるのです。
ある人の話を、あるいはそのある人とやりとりをした後に
突然道の真ん中で出くわしたこの言葉。
ちょっとドキドキする、夏の始まりです。

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Cueilles des mots d’amour Impromptu
Dans la rue de Paris
Debut l’ete

パリの初夏愛の言葉を拾いけり

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循環呼吸の秘-Jacque Coursilの死-

サックスの演奏方法としてある循環呼吸。
その術を教えてくださったのは、ジャック・クルシルとエヴァン・パーカーです。
ーーーーJacque Coursilが逝去した。
トランペット奏者であり、言語学・数理論理学の研究者。
マルティニークとしての同一性、西洋としての同一性。
その間にあるのは植民地、そしてExoduses…
出自となるアイデンティティーを、遠きそして近き眼差しで考察し、音世界と現世界の道を往来した男。

目の前で教えていただいたこのテクニックとは、循環呼吸により生まれる音の無限のあり方を可能にする、無限の呼吸ではなく、この息継ぎをしなくとも音が鳴り続けることにより、音が無の世界になる、ということでした。

「循環呼吸での演奏は、隣近所からの騒音問題の解決方法となりますよ」
とおちゃめなジョークに笑ったものです。
「人間の耳は、鳴り続ける音を無音にする能力がありますから。」
そして、ステーヴ・ライヒの世界同じく、音の連なりが終わる時、私たち聞くものはその時初めて、音楽という魔法の時空間にいたと、気がつくのです。

彼の最後の作品は「涙の道-Trails of Tears-」という。
ジャック….ありがとう。
故郷カリブの海へ、安らかに……

彼の音楽の妙を的確に表しているブログはこちら
https://musou-an.wixsite.com/spirit-fragment/single-post/2016/03/02/%E3%80%8C%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%80%8D%E3%80%9C%E6%8A%B5%E6%8A%97%E3%81%A8%E6%85%88%E6%82%B2%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E5%91%BB%E3%81%8Fcreolization

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砂糖鳥は孤高に鳴く

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六月尽カリブの海へ今日眠る

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Lily My Love

好きな花は何ですか?
色々な思い出がその香りと蘇る百合の花。
今宵6月上弦のopenradioの放送は、百合づくしです!

試聴はこちらかどうぞ。
https://www.mixcloud.com/makinakano/2020628-waxing-moon/

1) Lily (Pink Martini)
2) Lillie (Virginie Capizzi)
3) Lilium Maculatum Thunb (Shin Sasakubo)
4) Lily (Fere Eyo’Nle Brasse Band & Lionel Suqrez for Pierre Perret)

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部屋に百合はできる限り欠かしません。

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ポキっと折れた一輪が咲き始めたその夜、ある男が死に至った知らせを受けた。

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百合の名前のワインもあります。

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ニワシロユリは、野生の百合。
目眩がする香りです。

たくさんの想い出の中に百合の香

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楽器のお医者さん

心身のためのお医者さんがいると同じように、演奏家には楽器のお医者さんもいます。
かれこれ18年お世話になっているマリアンヌさんは、私が使っている1920年代のひねくれサックスConnのことを熟知してくれて、いつもピンチを救ってくれます。
疲労困憊のこの楽器が、彼女の手によって、また少し元気を取り戻しました。

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女性のリペア兼お店は、ブティックのような趣。

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修理につかう道具の形はおもしろい。

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サックスを分解するとこうなります。

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初夏はやっぱりジェラートで始まります

15度から28度へ。
それでも湿気はないので、心地のよいパリの初夏は、それでもジェラートを必要とします。
レッスンも再開し、色々な人生模様の中、やっぱりCafeの存在に救われるものです。

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もちろんトリプルでね。

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みんな人生は、 色々あるね。

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パリの喧騒の中、アパートに入った時の静寂が、好き。

冷んやりと夏の階段昇りをり

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夏至新月無月至上

空は無に限りなく、すっからかんだけれども潔い夏至の一日。

今宵2020年6月21日、120回目を迎えるOPENRADIOの放送は
アンゴラ、日本、ブルンジ、英国の人々のささやきを…
今宵もどこか遠くに鳴る音楽が耳元に届きますように。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020621-new-moon/))

0) Passage (Maki Nakano)
1) Kianje (Bonga)
2) Pilea Moon Valley (Akira Iijima)
3) Lord Gregory (Sam Lee)
4) Umuduli E Canto (trad:Burundi)
5) Johnny O’the brine (Sam Lee)

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セーヌ河で一番好きな橋は、トゥールネル橋。
パリの守護神聖ジュンネビエーヌはPaul Landowskiによるもの。

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コレージュドフランスの中庭の空は、溢れる知識の果てに無の境地をみせてくれる。

無の空と至上の時は夏至となり

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指は壊れるためにあるのでしょうか

昨年飛行機に乗る直前に転んで指を骨折。
滑稽最たる結果、コンサートのキャンセルをする無責任さ。
そして今年、同じ指を突き指するという愚挙。
ソロアルバムのレコーディング直前にです。
笑ってしまうのですが、これも現実。
夏のヴァカンス返上となりそうです。
山も、海もお預けでスタジオ籠りの予感。

これでも一応、サックス奏者です。

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最近、指が痛いなあ、と病院に行ったら突き指との診断…

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指の骨折、1カ月間のたまらない痛さ!

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ニワトコのレモネード

夏至に向かってフランスですることとは、森の中を散策し、野草を採取するということです。
聖ヨハネの草とよばれるオトギリ草は、宵闇に露玉を光らせ,檸檬にも似た芳しい香を放ちつつ,その神秘の力を発揮したそうです。
黄色い花弁の命は短く、ただ一年で一番陽が長い時期に摘むそれは、不思議な効果があったとか…
他にも、ミント,ゼニアオイ,タイム,コバノシナノキ,ヘンルーダ,ヴァーベナ,カノコソウ,ニワトコ,ヨモギ,カモミール。

そして芳香まとうニワトコの花ではシロップ、ソーダ水を作ることができます。
作り方は簡単で、水にレモンと砂糖、そしてお花を入れて発酵させるだけ。
3週間目にはシュワシュワのレモネードができます。

野草と共にある時間、それが生きるということであると思うのです。

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お気に入りのコップもいいけれど、ちょっといいことした後に、Baccaratのシャンパングラスで飲むというのも乙です。

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これがオトギリ草

自家製のソーダBaccaratで飲む夏日

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山と海の音楽

伊勢志摩、故郷の山と海に思いを馳せて、山の音楽、海の音楽をセレクト。
地勢はわたしたちの存在の根本を呼び覚ましてくれます。
湿る空気に少しの風を、ギリシャ、アルゼンチン、フランス、アメリカから…
2020年6月13日下弦のopenradioの放送はこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020613-waning-moon/))

1) Mount Athos (Stephane Tsapis)
2) Flex-Able leftovers (Steve Vai)
3) Alfonsina Y el mer (Cybele Castriadis/Orestis Kalampaliskis)
4) Sea & sky (Dasty Springfield)
5) Una Canción En La Montaña (Atahualpa Yupanqui)

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山から海を望む。どこの山かは、内緒ね。

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当方潜る人種なので、海の写真はたくさん思い出の中にしまってあります。

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登る人間でもあります。

fichier mov レユニオン島の山は5時間登山の果てにみるインド洋。

山と海間に生きて今日の風

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今宵は鮨をつくるとしましょう

外食をすることがめっぽうなくなってしまい、
さて食べたいものは作るしかない時勢。

マグレブのお父さんたちがつくるうまいクスクス、ベルビル界隈であれば6ユーロもだせばおかわり自由で食べられるものの、(この店はovniの記事に書きましたhttps://ovninavi.com/770pascher/))今は家で作るしかない。

次に食べたいものは?
….お鮨ですね。作るとしましょう!
幸いお世話になっている魚屋さん、そして釣り好きの友人から
新鮮な海の恵みをいただきます。
家庭の素朴なお鮨ですが、それもよしといたしましょう。

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フランス人はトロをほぼ食べないからなあ…
魚屋の店主と目が合ったその瞬間ウインク。無言でトロを包んでくれます。

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ミシェルさんは大の釣り好き。
外出規制が解除となりさっそく鯖を釣って届けてくれました。
フランスで作るなんちゃって鯖鮨、関西人に怒られそうですね。
私の両親が育った伊勢志摩では片口鰯、志摩半島以南は熊野灘にかけては秋刀魚。
紀伊半島の光りものの食べ方の妙です。

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イカはバジルと無農薬レモンの皮、オリーブオイル、
ゲランドの天然塩を添えてイタリアンに。
ワタは一旦冷凍してから塩辛をもちろん作ります。
塩加減はこの場合塩梅ではなく、イカの重さに対して10%を守ります。

飯を炊き夕餉をにぎり梅雨始む

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小麦粉のレシピ

けいそうビブリオフィルでのweb連載「ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた」
が始まって2年目を迎えます。
ツアー中は執筆も、料理もできませんので、いや、遅筆が原因で…まだ14品しかご紹介できていないのですが、今回外出規制の中、番外編として小麦粉を使ったレシピ6品を書き終えました。
列を作ってパン屋の前に並ぶより自宅でつくる焼きたてのパンの香りの妙。
モンゴルの焼き麺、ウイグルのグシュナン、グジェールもどきに秩父のたらし焼きもどきetc…
外出の機会は増えるものの、それでも作る時間、買う時間を意識したとき、作ることへの愛情を思い出すかもしれません。

番外編ー旅する小麦――買う時間、作る時間、あなたとわたしの距離――

その1)https://keisobiblio.com/2020/05/27/nakanomaki-extra1/
小麦粉にまつわる小話とレシピ

その2) https://keisobiblio.com/2020/05/30/nakanomaki-extra2/
音楽家と農家の収入、互酬性、道化、相互扶助がキーワードとなります。

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モンゴル風焼きそば3

たらし焼きもどき2

グシュナンもどき2

麦揺れて風を探せば君の笑み

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Ben Monder 影の中にある一点の光

 世に言うマイナーといわれる音楽の分野があるとして、当の本人は別にマイナーだろうがメジャーだろうが気にしていない節があります。
音楽をやるのみ。
たとえDavid Bowieのアルバムでギターを演奏しようが、ECMレーベルから作品をだそうが、彼は彼のダークな世界の中で彼自身の音を奏でています。

彼の楽曲、演奏を聴けば聴くほど、その非可逆リズムや十二音技法、モートン・フェルドマン影響下にある音の静寂からポリ(フォニー、リズム、…etc)を綱渡りするようであり、無の境地の中に音を綴るあの世界にノックアウト。
ドラムとの絡みは演奏者との関係性がそうさせるのか、経験値なのか…

分析するほどの力をわたしは持ち合わせていませんが、それでもBen Monderの音楽に魅了されて20年が経とうとしています。

日本でもその筋に愛されていることがわかるサイト
https://untitledmedley.com/2017/10/12/all-about-ben-monder/

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波のなき一隻の影夏の浜

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さくらんぼの実る頃

1871年労働革命として樹立したパリ・コミューン。
軍との激しい闘いの中、立て篭もる人々を、さくらんの籠を携え看護をした
ルイーズへ捧げた歌。
弾圧下多くの人々が虐殺された「血の一週間」。
さくらんぼとは、血の色であり、同時にさくらんぼ実る頃の儚い恋、失恋の歌でもあるそうです。

恐れ多くもピアノの弾き語りをしてみました。
ユダヤの民の曲、ケーナによるテレマン、マリンバ、スティールパンによるライヒの世界をどうぞ。

2020年6月の満月のopenradioはこちらからご試聴いただけます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-202066-full-moon/

1) Sippur (Masada String)
2) Fantasia No.1 in A major TWV 40-2/Telemann
(Hikaru Iwakawa)
3) Le temps des cerises (Maki Nakano)
4) Electric counterpoint / Steve Reich (Kuniko Kato)

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さくらんぼのデザートで一番簡単なのは、クラフティ。

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さくらんぼを使った肉団子は、アルメニアとシリア・アレッポの名物です。

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愛情がないとちょっと作るのが面倒かな、チェリータルト。

Le temps des cerises さくらんぼの実る頃
(arr.piano.voice/ maki nakano)

闘ひし人の夏始む今日の生

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ティム・インゴルドの線 -Thread & Trace-

一筋の線は他の線と交差し、時に結び目を作り、多次元たる世界をわたしたちに見せてくれる。
そしてほつれる自由を教えてくれる。
それが世界と呼ばれるものかもしれないのです。
それがロマンチックな世界であると、いいな。

http://suigyu.com/noyouni/yuji_takahashi/%e9%9f%b3%e6%a5%bd%e3%81%ae%e6%b0%97%e8%b1%a1%e3%81%a8%e6%84%9f%e6%9f%93%e5%8a%9b.html
高橋悠治さんによる思索の線

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-生は何かに収まろうとせず、自分と関係する無数の線に沿って世界を貫く道を
糸のように延ばしていく-

-生物とその外的環境のあいだの関係ではなく、網細工状に組み込まれた生物それぞれの生活の道に沿ったさまざまな関係-

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François Morelletの線は次元の観念を問いかける。

夏空を往く孤愁たる線の果て

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