ユカリロ-甘い鯉のはなし-

ユカリロとは「縁路」という意味だそうです。
秋田を生活の場にする女性お二人が編集する年一の冊子です。
今回この冊子の中に「甘い鯉のはなし」というお題で寄稿しております。
もちろんごはんに関すること。
以前秋田で演奏した際に出会った女性は、なんと何度か個展での演奏をさせていただいたり、演奏を聴きに来てくださっている木工家の三谷龍二さんのお嬢さんだった。
機縁の由とはまったくもって不思議に尽きる。
その三谷葵さんも寄稿されている短編。そのタイトルは「イオの月」。
ハタハタと海、海と月、音感覚。
オノマトペでもあり、おそらくご自身の実体験と魚への感情的変換?
から生まれる音の言葉的表現!?がたまらない。
夢枕獏さんの「カエルの死」を彷彿させる。
「なべっこ遠足」や「お粥のあさづけ」やらローカル発信の醍醐味を味わえる冊子です。

YukariRO
https://yukariro.jimdo.com/

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刹那な夏のまっぷた月

Penvinsという海岸にあるテラスでの演奏は、刻々と暮れる夕日をバックに。
演奏の後は海原に浮かぶ上弦の月。

秋の日本での演奏では、今まで映画音楽のために作った曲を準備しております。
モーリシャス島、三宅島のドキュメンタリー、
もちろん劇中では使用されなかった曲々。
目下決まっている日程は以下の通り。
色々な場所で奏でられる喜び、そこでお目にかかれる喜び、となります。

まだまだ追加公演の予定はありますが、まずがこちらから。

8月31日昼 軽井沢 油や 神林學・望月通陽二人展
9月1日 夜 伊那  井上井月まつり
9月12日 三宅中学校 & ビストロリターノ
9月16日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月17日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月24日夕 東京  求道会館
9月28日夕 八ヶ岳 やまびこホール
9月29日夜 水見色 さじっとの家
10月7日  大阪  高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
10月13日  京都  rondokreanto  姜信子×Ky 水の風のアナーキズム
10月21日  東京  ピーター・バラカン ライブマジック!
10月27日  三島  ベルナール・ビュフェ美術館
10月28日  京都 高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
11月3日昼 河口湖 ジャズフェスティバル
11月4日  秋田  大龍寺

晩夏に向かうたまらぬ刹那な夏の夕暮れは、Bernard Wrightのビートに力をもらって、アルジェリアのSofiane Saidi & Mazaldaの新作で新学期にむけて気合いを。
チュニジアBARGOU 08の歌声は境界線をものともしない音。
かれらの音楽を聴きながら夕焼けを眺めるしかないぞ!
そんなopenradio 8月18日上弦の放送はこちらから↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/18_sha_nana_xianomapputa_yue.html

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ひとり見るまっぷた月は夏深し

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本に頼る日々、アレサ・フランクリンの死

あなたの死は、半年後誰かのこころの中で、やっぱり涙一粒滴らせるのでしょうか。
radio franceではアレサの声が、夜中通してほとばしっています。
声を持つ人の声は、聴覚に響いて、その声を聞きたいなあ、
と思えば音源を聴くことができるのだから、
それはそれで、ある死と向き合うのに一役買ってくれるものです。

話は変わり、本から感覚的な拠り所を得るべくして開く本は、平凡社の »コロナブックス »。あるいは »くらしのこよみ »、等々、とっても好きです。

今はなき »太陽”はもちろん、コロナブックスの頁に救われます。
例えば「日本の歳時記」。
ところが只今現在使っている暦と、今居る場所を照らし合わせるとどうしてもずれ、
が生まれてしまいます。俳句に使う季語とのズレは、明治以降かれこれ此の方顕著。
例えば今は七夕の真っ只中、そして立葵と百合は時期的には共存しない…
感覚が敏感に反応するある場所に思いを馳せながら、それとは異なる所で生きる。
簡易な方法によっての移動そして生活、というのはここ150年くらいのか話なのかな。

そして、地球の裏側に生きる人の死を、身近な死として感覚的に接するということ。
それもここ数年の話なのでしょうね。
トポス的感覚はあくまで自己中心的でありつつ、そこにどのような想像力を駆使して寛容にそれぞれの差異と向き合うか、ということが只今現在を生きるわたしたちの目の前にある事実なのではないでしょうか。

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だからあなたの声を聞きたい。
唯一持っているいるアレサ・フランクリンはカセットだった…

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友人二人が歩く湿地帯で、吟行がはじまります。

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いつの日も月はぼくらの味方かな

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カザマンス Casamance

立秋を迎えお盆の時期へ。
気持ちは亡き人々をお迎えする準備、なのですが音的にはどうでしょうか、
アフリカに向かっています。
セネガルの南にある地域カザマンスのリズムに、
残暑を乗り切る力をもらうとします。

openmusic8月新月の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/11_Casamance_kazamansu.html

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ああ、アフリカのオクラソースが恋しい…今年はオクラも収穫できました。

某日の種は実をつけ立秋や

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アジア主義

ある方から送っていただいたにもかかわらず
すっかり読み忘れていた中島岳志さんによる「アジア主義」。
しっかりとはまってしまう内容のそれは、「不二一元論」あるいは「多一元論」
というキーワードに凝縮されます。
あるいは人間一人一人が置かれたトポスで生きるということ=
「相互に独立した有機体的社会」という平等。
あるいはエチオピアからタタール、日本におけるユダヤ、イスラム教。
孫文と南方熊楠のロンドンでの出会い、西郷隆盛から玄洋社に、なんともアクロバティックな各章の展開に唸ります。

「湖に浮かべたボートをこぐように、人は後ろ向きに未来へ入っていく。」
と繰り返されるポール・ヴァレリーの引用。
著者の、歴史に対峙する覚悟。
終章、虎穴に入らずんば虎子を得ずとアジア主義を虎穴に例え、
鼓舞する姿それに、痺れますね。

台湾で出会った音楽を聴きながらの読書の夏の一日となります。
8月下弦のopenradioの放送は、台湾の古典からヒップホップをかけめぐります。
白眉はなんといっても「交工楽隊」による、「菊花夜行軍」。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/5_ajia_zhu_yi.html

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小さな村のチャペルではじまった彫刻家神林學さんの作品と共に。

緑陰や風のささやき頁めくる

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音楽から涼を得る

暑さの要因を探します。すると人類の存在の有無までいきつくことができますが、
しかしわたしたちはもうこの世に生まれてしまった!
では、日々懺悔。反省をしながら暑さよごめんね、と謝りながら、
音楽から涼を得ることの可能性をみつけたいと思うのです。

今年最小の満月、そして皆既月食7月28日のopenradioはセネガルのンバラ、多重録音によるAdiemusの »声 »の誘惑をお楽しみください。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/7/28_jie_ji_yue_shi_da_shuni_liang_qiumu.html

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雲の峰幾つ崩て月の山 (芭蕉)

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今宵繊月涼運ぶ

新月の日に更新するけいそうビブリオフィルの連載。
7月は「他者とは誰なのか Al Akhareen
――パレスチナのラッパーが作るモロヘイヤのソース–」です。
http://keisobiblio.com/2018/07/13/nakanomaki04/

ツアー中の日々を支えるのは身体という資本。
その地その地でたべる野菜を感知することができることを確認しつつ、
毎日の移動となります。

群発頭痛という病と共にツアーを進めていくには、何より睡眠の確保ではあるのですが、人工的涼=冷房にはめっぽうやられてします。
ということで体内に入れる「温」の確保。
漢方薬一日6袋×ツアー日程分+子供用葛根湯エキス小瓶(中身はミミズドリンク!)
+それに葛もあればなお結構。お灸のツボの場所も確認します。
すると荷物は…またまた増えてしまった次第。

暑い日々、でも今宵の繊月が、風を運んでくれるように、だるさを和らげてくれるようです。
残る公演は、清里、荻窪、小淵沢、新潟、そして佐渡!
何処で会うことができるでしょうか?

涼運ぶ山の夜月の細さかな

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小淵沢の谷間に…百合

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障害者!?だれが障害者?みなで奏でる音は興奮気味。

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7月のツアーのはじまりはじまり

台湾の政治大学を会場にしたImagin Asiaでのミッションを終え、
日本でのツアーがはじまります。
いつもゆっくり余裕をもって、と思うのですが結局
移動~演奏~弱睡眠~移動の日々となります。
どこかの地でお会い出来ますよう!
(佐渡公演はKyのサイトと日程が違いますが、7月22日の開催が正しいです)

7月5日(木)カラバッシュ 
http://www.calabash.co.jp/
open 18:00 start 18:30  
東京都港区浜松町2丁目10−1  
2500円(飲食別)
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)+本庄安寿(ダンス)

7月7日(土)めぐろパーシモンホール 
http://plankton.co.jp/jazz2018/
start 13:00 (Kyの出番は15時頃から)
ワールドジャズビート 東京都目黒区八雲1丁目1−1
小ホール 4500円

7月8日(日)Bar Summer Time
open 15:30 start 16:00
町田市玉川学園8丁目9−4 3000円(ワンドリンク付き)
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ) 満員御礼

7月9日(月)錦湯  
open 18:30 start 19:00 
京都市中京区堺町通錦小路下ル八百屋町535
前売り 3000円 当日3500円 
予約:contact@openmusic.jp.net
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)

7月10日(火) カフェヴィンヤード 
start 17:00 恵那市大井町2697 入場無料
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)

7月11日(水)湖のホテル 
http://mzn.jp//
start 20:00    
山梨県南都留郡富士河口湖町浅川187 TEL:0555-72-1234
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ) 入場無料

7月14日(土)東京大学 多言語詩朗読会+ミニ・コンサート
17:00 – 19:00 法文2号館文学部1番大教室
予約不要:入場無料

7月16日(月)清里TAKEHAYA
18:00-22:00

7月18日(水)八ヶ岳ひぐらし倶楽部

7月20日(金)新潟 JAZZ Flash
19:30 open 20:00 start 3000(ドリンク付)

7月22日(日)佐渡長谷寺
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1761926127221201&set=gm.1422727931166118&type=3&theater
14:00 open 14:30 start
新潟県佐渡市長谷13 入場無料

プリント
佐渡長谷寺

問い合わせ・予約 contact@openmusic.jp.net

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みんなの海藻

Ovni7月1日号の特集は「海藻」ということで全編記事を書きました。
取材している時間なんてあるのでしょうか。
ブルターニュ人への様々なインタビュー、採取場求め写真を撮ると…
すると、海流が見えてきたり、その流れの循環が見えてくるのです。
例えばチリ、例えばアジア、そして北大西洋はスコットランドへ。
小さなローカル沿岸に生きる、海藻そして人間の、新石器時代から連綿とつづく
生活を、ご覧下さい。

こちらから読めます。
https://ovninavi.com/%e3%83%96%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%81%ae%e6%b5%b7%e8%97%bb%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%80%82/

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©Algopack
今、ブルターニュでは海藻+海藻廃棄物でバイオプラスチックの製造が行われている。

ゴエモン
その名を「ゴエモン」という海藻!

サリコーヌ
サリコーヌ採りは6月から8月がピーク。だいたいは酢漬けにして1年分の保存食となる。

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海草サリコーヌの冷製スープ

海藻レシピ本2
鴨肉を生の昆布で巻く!?発想に驚き、味にびっくりな海藻レシピ

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民族の誇り?市民としての誇り?

そうか、時差ぼけというのは時にすてきな贈り物をくれる。
いつもそれを回避すべく間髪入れず空港到着翌日に演奏旅行が始まるわけだが、
いろいろ、色々な気持ちの整理がつかぬまま音を奏でるのはどんなものか、ということで今回はあっちに行ったりこっちに行ったり、そして、普段は観ないTVを朝5時にonにすれば…
そこに、作家マ・ティーダ女史が現れた。

民族の誇り?市民としての誇り?

「ここ」に生きる者のprideとは、民族という安易な言葉に支配されない。
隣に生きる者との連帯、そしてその連帯は偽善ではない真の関係の中で、いかに存在=êtreを肯定できるか、ということ。

他者とは、わたくし自身である。

あ、寝ることを忘れていた!
台湾行きの飛行機で、しばしの夢をみるとしましょう。

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思い出すのは、ヨーロッパ西の最果’île de Sein (おっぱい島)の景色。

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「本の景色」

濃密な、音楽の日 Fête de la musiqueでのパリ公演を終え、田舎の小学校での演奏も終わりしばしフランスの空とはお別れ、十何時間の移動の始まり。
彫刻家神林學さんの元修道院での展示を企画、オープニング。ダウン症ミュージシャンTakeoと我らBale Déeの演奏。吟行に取材に発酵文化人類学の欧州講演への布石…亡失道見えぬ日々の反動となる疾走の際の6月も、終わる。
今宵満月は東京の、日本橋の夜の谷間に見えるかな。

残念ながら満月のopenradioの放送は7月27日の満月まで、お休みです。
日本でのツアーにて、お目にかかりましょう!
http://official.kyweb.fr/official.kyweb.fr/schedule.html

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Takeoと全校生徒50人とのセッション!

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土門拳賞を受賞された、潮田登久子さんの写真集「本の景色BIBLIOTHECA」
この中に収められているグレゴリア聖歌の譜面は神保町の、とある地下書庫に眠る。

満月の下をおおいにくよくよと歩く今宵の光なき様

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Jah Rastafari ! 同一性の解像度

6月新月、ラマダン断食月が今年も終わろうとしています。
皆、どんなイド・アル=フィトル過ごされていることでしょうか。

今回のけいそうビブリオフィルのレシピは、「茄子と蟹のソース」。
http://keisobiblio.com/2018/06/14/nakanomaki03/

ここで登場する数々のレゲエナンバーはopenradioの放送で聞くことができます。

暑さへの足音。熱いスープに唐辛子をつぶしながら、はふはふと喰うと、
身体の、どくどくと生きている音が聞こえてきます。

openradio新月の放送はこちらから⬇︎
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/6/14_jino_sehanani_se%3Fregee_san_mei.html

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キャッサバを発酵させた主食、アチェケ。

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No Nuclear War !! Jah Rastafari

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アフリカンソースに2006年ブルゴーニュのLadoix
Cornu Edmond et Fils !!!
唸るほどにありえない組み合わせですが、これには訳がある。
その話はまたいつか。

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水をふくんだ空気

六月亜熱帯のような気候がつづくフランスには恵み以上の雨。

チャイコフスキーの四季からは「舟歌」を。openradio下弦の放送今回は短いです。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/6/7_shuiwofukunda_kong_qi.html

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ラマダン満月 I Love You Porgy

生活の中にある交換。
代表的なものでいえば、それは「おすそ分け」。
今は一人暮らしの村の校長先生が育てる野菜をおすそ分けしてもらえば、
それを調理し、シリアからの難民家族に皿をもっていく。
日没後22時。
迎えてくれるは彼らの母さんが作る菓子。
作るのは簡単だ、と彼女の旦那はいうが、初めて作ったという妊婦の彼女の労力は、
デーツの種を取るところから始まる。
彼女のお母さんのレシピであるそれは、一般的にはマアムールと呼ばれる。
皿いっぱいに盛られた菓子をお土産にもらい、
6月になったら一緒に茄子のマハシー(包みもの)を作ろう、ということになった。
こうやって、交換は生活を構成し、構成したそれは贈与という形で循環する。
音楽は生活だ、という認識は自然なものである、と会得することが今生の定、
といったら大袈裟だろうか。

ラマダン満月openradioの放送は、
ギニア、マリ、シリア、そしてニーナ・シモンの歌声を。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/29_ramadan_man_yue.html

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トルコとイラクに挟まれた地域ハサカ出身の
シリア人家族の母さんお手製マアムール。

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400人分のタジン作り~Moul Stock 2018~

今年13回目になる音楽フェスティバルMoul Stock。
フラメンコ、ウード、ダブラッカ、ソウル、コラ。
村の住民の庭で繰り広げられるゆったりとした音楽。
道ではブラジル人ミュージシャンたちによる小刻みのリズムに身体が揺れました。
入場無料のこのフェスは、飲み物、クレープ、Platの販売収入によって
ミュージシャンのギャラが支払われます。もちろんスタッフは音響、照明以外はボランティア。
エティエンヌさんの指示で前日から野菜切りが始まる。
風車があった空き地に人々が集まり始める19時、月が白い空に現れ始めました。

そしてスタジオにはBrice Ormainという俳優さん兼歌手が乱入!?
彼のユーモアあふれるインタビューもお聴き下さい。

5月22日上弦のopenradioは、ブラジル-アンゴラ-アンガージュマンな音。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/22_Moul_Stock_2018.html

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38kgのにんじんをひたすら、切る…
サックス奏者、何をしているのだか…手が痛い。

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ベジタリアンのために様々な野菜を。有機栽培の野菜が盛りだくさん。

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住民の庭ではウードとダブラッカの演奏。

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風車跡地でのフラメンコ。

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当日午後には煮込み作業がはじまります。

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ラマダン、竹笋生、蕨、息遣いを

この季節、あるいはやりきれない日々が続くと、人は、人より自然の中にある生きる存在を求める、のかもしれない。
ということで、森の中では蕨の薄緑の世界に浸ることになります。

今回のopenradioの放送は遅れに遅れ、三日月の日となります。
夜22時30になりようやくお目見えする三日月はすでに西へ沈もうとしています。
ラマダンがはじまり、いつもよりもっともっと月を意識します。

5月15日新月=18日upのopenradioは、ラマダン〜ブルターニュ若手ミュージシャンの息遣いを。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/15_xin_yue%3Framadan%2C_zhu_sun_shengjue_ranri.html

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蕨はパリの北の森の中で、ひっそりと、群生する。

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絵に描いたような、三日月がラマダン二日目となります。

繰り返す季節の中に春の月

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予感と絶望の間で

また一人男が死んだ。
別にミッシェル・レリスの如く私的事実を語るわけではないが。
ドゥールーズの娘さんの旦那さんであった、le Mounsieur voyou。

ブルターニュの村のフェスではagnès bのスーツの出で立ちで、
小さなバラを左の胸に刺して、煙の中でソーセージを焼いた。
そしてパリへの帰路には150km/h以上で車を飛ばしたあの男。

シナリオライターの仕事で訪れた日本のホテルではひたすら、
悲しいかなやっぱりウイスキーをあおった。
ひたすら、あおった。
合羽橋で手に入れた似非目玉焼きを、当時の住まい18区の家でお皿に盛り、
冗談半分で出したplatにのるそれに、フォークとナイフを刺した友人たちに爆笑。

ドゥールーズの娘さんは彼の過去の奥さんとなるが…
彼女と子供、義理の母、そして今の奥さんと子供達と、アフリカの、真ん中にヤギや貯蔵庫があるような形の家族の住む場所を20区で展開した彼は、もういない。
またもややられた、60代…畜生。
他者の死を前に、自己の存在など殆くそくらえだ。

「落下する石の無意識は”無い”意識である。
その石は、自分の落下についていかなる感情も持ってはいないのだ」

Premiers Travaux Philosohique – Gilles Deleuze

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何年か前に彼からもらったClavi Harpは、
我が家を訪れるどれだけの子供たちによって
奏でられたことか。

立夏の日果てる命に立ち会ひて

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5月8日戦勝記念日!?モノか野花か

5月の下弦は朝4時に現れる。目下bournout進行中。
ようやく現れた弦月にむかって鳥たちは明けの囀り。
小松菜や水菜はお日様の陽の下日々成長、
小鳥の死骸を蜥蜴が食べるという循環。

モノを求める環境。わたしは花瓶を買うことより野花を愛でたい。
しかし野花を摘み家で愛でるならば、花瓶という存在をどこに求めるか。
モノに、あるIdéeを見てとり生活に取り込む。
花が在りて故なのか、Idéeが先行する消費の中に花を見出すのか。

5月8日、フランスにおいては戦勝記念日。
ならば日本はおおいに「永続敗戦論」(著者:白井聡)を読むとしましょう。
So whatな今宵、ボーダーシャツを着た船乗りたちは、ただ歌うのです。
それは戦勝を記念するからではなく、
ただただ今日生きているその事実に対して、歌う。
ブルターニュ、ノルウェーの声、イスラエル、パレスチナの間に音の飛礫を投げた人のピアノの音を。
openradio 5月8日の放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/8_entori_1.html

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本物のボーダーを着る男たちはかっこいいね。

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ね、明け方に現れるのです。

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Boul de naigeとリラの花を家で愛でるならば、やはり花瓶は必要なのか。

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生きるために食う、生きる植物に涙する。

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月の地図 La carta de la luna

音色の交わり、旋律の紋様。
まれびとケーナ奏者岩川光さんの演奏、楽曲をお送りします。
SoloにDuoにTrio。彼が鳥なのか、鳥と同棲する演奏者なのか、
いずれにせよ彼の音の空気感は世界を飛び渡っている。

すると、鳥に神話の世界をみいだした人々の姿がみえてきます。
それら神話を翻訳する人々の、その作業の日々に、やはり鳥の存在がいたことを、知らされます。月や鳥その世界はアカデミックなものではなく、触感を携えた、まったくもって直叙であったと信じられるのです。

春の鳥、4月の満月に飛び盛っているopenradioの放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/4/30_yueno_de_tu.html

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ご自身主宰されるOTONOMADOレーベル作品とアルゼンチンのレーベルから。

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LUCES de MADRUGADAレーベルのロゴは鳥。
後ろの花は西洋手毬肝木。

不如帰この地に幻囁きぬ

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人生の欠片 un morceau de vie

勁草書房ビブリオフィルから連載がはじまりました。
その名は
「ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた
――人生の欠片、音と食のレシピ」
http://keisobiblio.com/2018/04/27/nakanomaki01/

「un morceau de vie」という表現が好きで、ただフランス語的には
こういった表現はないようです。
でも、言語というのは人や環境の中で変容していくものだと、感じています。

食べることは、大げさに語ることではないのかもしれません。
なぜなら、食べることができぬ人がいる現実を前にした時、
食べることが、どれだけ暴力的であるか思い知らされるのです。
だれかと共有したかった食の時間、それはもう過去にも未来にもなきことですが
だからせめて、人生の欠片という残されたレシピの中に、
人々の生を見出したいのです。

ラジオからはベートーベン ピアノソナタ8番2楽章が流れています。

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食べる、生きる、その奥底にある構造。

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