今宵繊月涼運ぶ

新月の日に更新するけいそうビブリオフィルの連載。
7月は「他者とは誰なのか Al Akhareen
――パレスチナのラッパーが作るモロヘイヤのソース–」です。
http://keisobiblio.com/2018/07/13/nakanomaki04/

ツアー中の日々を支えるのは身体という資本。
その地その地でたべる野菜を感知することができることを確認しつつ、
毎日の移動となります。

群発頭痛という病と共にツアーを進めていくには、何より睡眠の確保ではあるのですが、人工的涼=冷房にはめっぽうやられてします。
ということで体内に入れる「温」の確保。
漢方薬一日6袋×ツアー日程分+子供用葛根湯エキス小瓶(中身はミミズドリンク!)
+それに葛もあればなお結構。お灸のツボの場所も確認します。
すると荷物は…またまた増えてしまった次第。

暑い日々、でも今宵の繊月が、風を運んでくれるように、だるさを和らげてくれるようです。
残る公演は、清里、荻窪、小淵沢、新潟、そして佐渡!
何処で会うことができるでしょうか?

涼運ぶ山の夜月の細さかな

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小淵沢の谷間に…百合

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障害者!?だれが障害者?みなで奏でる音は興奮気味。

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7月のツアーのはじまりはじまり

台湾の政治大学を会場にしたImagin Asiaでのミッションを終え、
日本でのツアーがはじまります。
いつもゆっくり余裕をもって、と思うのですが結局
移動~演奏~弱睡眠~移動の日々となります。
どこかの地でお会い出来ますよう!
(佐渡公演はKyのサイトと日程が違いますが、7月22日の開催が正しいです)

7月5日(木)カラバッシュ 
http://www.calabash.co.jp/
open 18:00 start 18:30  
東京都港区浜松町2丁目10−1  
2500円(飲食別)
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)+本庄安寿(ダンス)

7月7日(土)めぐろパーシモンホール 
http://plankton.co.jp/jazz2018/
start 13:00 (Kyの出番は15時頃から)
ワールドジャズビート 東京都目黒区八雲1丁目1−1
小ホール 4500円

7月8日(日)Bar Summer Time
open 15:30 start 16:00
町田市玉川学園8丁目9−4 3000円(ワンドリンク付き)
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ) 満員御礼

7月9日(月)錦湯  
open 18:30 start 19:00 
京都市中京区堺町通錦小路下ル八百屋町535
前売り 3000円 当日3500円 
予約:contact@openmusic.jp.net
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)

7月10日(火) カフェヴィンヤード 
start 17:00 恵那市大井町2697 入場無料
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)

7月11日(水)湖のホテル 
http://mzn.jp//
start 20:00    
山梨県南都留郡富士河口湖町浅川187 TEL:0555-72-1234
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ) 入場無料

7月14日(土)東京大学 多言語詩朗読会+ミニ・コンサート
17:00 – 19:00 法文2号館文学部1番大教室
予約不要:入場無料

7月16日(月)清里TAKEHAYA
18:00-22:00

7月18日(水)八ヶ岳ひぐらし倶楽部

7月20日(金)新潟 JAZZ Flash
19:30 open 20:00 start 3000(ドリンク付)

7月22日(日)佐渡長谷寺
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1761926127221201&set=gm.1422727931166118&type=3&theater
14:00 open 14:30 start
新潟県佐渡市長谷13 入場無料

プリント
佐渡長谷寺

問い合わせ・予約 contact@openmusic.jp.net

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みんなの海藻

Ovni7月1日号の特集は「海藻」ということで全編記事を書きました。
取材している時間なんてあるのでしょうか。
ブルターニュ人への様々なインタビュー、採取場求め写真を撮ると…
すると、海流が見えてきたり、その流れの循環が見えてくるのです。
例えばチリ、例えばアジア、そして北大西洋はスコットランドへ。
小さなローカル沿岸に生きる、海藻そして人間の、新石器時代から連綿とつづく
生活を、ご覧下さい。

こちらから読めます。
https://ovninavi.com/%e3%83%96%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%81%ae%e6%b5%b7%e8%97%bb%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%80%82/

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©Algopack
今、ブルターニュでは海藻+海藻廃棄物でバイオプラスチックの製造が行われている。

ゴエモン
その名を「ゴエモン」という海藻!

サリコーヌ
サリコーヌ採りは6月から8月がピーク。だいたいは酢漬けにして1年分の保存食となる。

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海草サリコーヌの冷製スープ

海藻レシピ本2
鴨肉を生の昆布で巻く!?発想に驚き、味にびっくりな海藻レシピ

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民族の誇り?市民としての誇り?

そうか、時差ぼけというのは時にすてきな贈り物をくれる。
いつもそれを回避すべく間髪入れず空港到着翌日に演奏旅行が始まるわけだが、
いろいろ、色々な気持ちの整理がつかぬまま音を奏でるのはどんなものか、ということで今回はあっちに行ったりこっちに行ったり、そして、普段は観ないTVを朝5時にonにすれば…
そこに、作家マ・ティーダ女史が現れた。

民族の誇り?市民としての誇り?

「ここ」に生きる者のprideとは、民族という安易な言葉に支配されない。
隣に生きる者との連帯、そしてその連帯は偽善ではない真の関係の中で、いかに存在=êtreを肯定できるか、ということ。

他者とは、わたくし自身である。

あ、寝ることを忘れていた!
台湾行きの飛行機で、しばしの夢をみるとしましょう。

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思い出すのは、ヨーロッパ西の最果’île de Sein (おっぱい島)の景色。

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「本の景色」

濃密な、音楽の日 Fête de la musiqueでのパリ公演を終え、田舎の小学校での演奏も終わりしばしフランスの空とはお別れ、十何時間の移動の始まり。
彫刻家神林學さんの元修道院での展示を企画、オープニング。ダウン症ミュージシャンTakeoと我らBale Déeの演奏。吟行に取材に発酵文化人類学の欧州講演への布石…亡失道見えぬ日々の反動となる疾走の際の6月も、終わる。
今宵満月は東京の、日本橋の夜の谷間に見えるかな。

残念ながら満月のopenradioの放送は7月27日の満月まで、お休みです。
日本でのツアーにて、お目にかかりましょう!
http://official.kyweb.fr/official.kyweb.fr/schedule.html

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Takeoと全校生徒50人とのセッション!

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土門拳賞を受賞された、潮田登久子さんの写真集「本の景色BIBLIOTHECA」
この中に収められているグレゴリア聖歌の譜面は神保町の、とある地下書庫に眠る。

満月の下をおおいにくよくよと歩く今宵の光なき様

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Jah Rastafari ! 同一性の解像度

6月新月、ラマダン断食月が今年も終わろうとしています。
皆、どんなイド・アル=フィトル過ごされていることでしょうか。

今回のけいそうビブリオフィルのレシピは、「茄子と蟹のソース」。
http://keisobiblio.com/2018/06/14/nakanomaki03/

ここで登場する数々のレゲエナンバーはopenradioの放送で聞くことができます。

暑さへの足音。熱いスープに唐辛子をつぶしながら、はふはふと喰うと、
身体の、どくどくと生きている音が聞こえてきます。

openradio新月の放送はこちらから⬇︎
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/6/14_jino_sehanani_se%3Fregee_san_mei.html

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キャッサバを発酵させた主食、アチェケ。

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No Nuclear War !! Jah Rastafari

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アフリカンソースに2006年ブルゴーニュのLadoix
Cornu Edmond et Fils !!!
唸るほどにありえない組み合わせですが、これには訳がある。
その話はまたいつか。

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水をふくんだ空気

六月亜熱帯のような気候がつづくフランスには恵み以上の雨。

チャイコフスキーの四季からは「舟歌」を。openradio下弦の放送今回は短いです。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/6/7_shuiwofukunda_kong_qi.html

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ラマダン満月 I Love You Porgy

生活の中にある交換。
代表的なものでいえば、それは「おすそ分け」。
今は一人暮らしの村の校長先生が育てる野菜をおすそ分けしてもらえば、
それを調理し、シリアからの難民家族に皿をもっていく。
日没後22時。
迎えてくれるは彼らの母さんが作る菓子。
作るのは簡単だ、と彼女の旦那はいうが、初めて作ったという妊婦の彼女の労力は、
デーツの種を取るところから始まる。
彼女のお母さんのレシピであるそれは、一般的にはマアムールと呼ばれる。
皿いっぱいに盛られた菓子をお土産にもらい、
6月になったら一緒に茄子のマハシー(包みもの)を作ろう、ということになった。
こうやって、交換は生活を構成し、構成したそれは贈与という形で循環する。
音楽は生活だ、という認識は自然なものである、と会得することが今生の定、
といったら大袈裟だろうか。

ラマダン満月openradioの放送は、
ギニア、マリ、シリア、そしてニーナ・シモンの歌声を。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/29_ramadan_man_yue.html

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トルコとイラクに挟まれた地域ハサカ出身の
シリア人家族の母さんお手製マアムール。

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400人分のタジン作り~Moul Stock 2018~

今年13回目になる音楽フェスティバルMoul Stock。
フラメンコ、ウード、ダブラッカ、ソウル、コラ。
村の住民の庭で繰り広げられるゆったりとした音楽。
道ではブラジル人ミュージシャンたちによる小刻みのリズムに身体が揺れました。
入場無料のこのフェスは、飲み物、クレープ、Platの販売収入によって
ミュージシャンのギャラが支払われます。もちろんスタッフは音響、照明以外はボランティア。
エティエンヌさんの指示で前日から野菜切りが始まる。
風車があった空き地に人々が集まり始める19時、月が白い空に現れ始めました。

そしてスタジオにはBrice Ormainという俳優さん兼歌手が乱入!?
彼のユーモアあふれるインタビューもお聴き下さい。

5月22日上弦のopenradioは、ブラジル-アンゴラ-アンガージュマンな音。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/22_Moul_Stock_2018.html

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38kgのにんじんをひたすら、切る…
サックス奏者、何をしているのだか…手が痛い。

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ベジタリアンのために様々な野菜を。有機栽培の野菜が盛りだくさん。

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住民の庭ではウードとダブラッカの演奏。

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風車跡地でのフラメンコ。

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当日午後には煮込み作業がはじまります。

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ラマダン、竹笋生、蕨、息遣いを

この季節、あるいはやりきれない日々が続くと、人は、人より自然の中にある生きる存在を求める、のかもしれない。
ということで、森の中では蕨の薄緑の世界に浸ることになります。

今回のopenradioの放送は遅れに遅れ、三日月の日となります。
夜22時30になりようやくお目見えする三日月はすでに西へ沈もうとしています。
ラマダンがはじまり、いつもよりもっともっと月を意識します。

5月15日新月=18日upのopenradioは、ラマダン〜ブルターニュ若手ミュージシャンの息遣いを。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/15_xin_yue%3Framadan%2C_zhu_sun_shengjue_ranri.html

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蕨はパリの北の森の中で、ひっそりと、群生する。

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絵に描いたような、三日月がラマダン二日目となります。

繰り返す季節の中に春の月

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予感と絶望の間で

また一人男が死んだ。
別にミッシェル・レリスの如く私的事実を語るわけではないが。
ドゥールーズの娘さんの旦那さんであった、le Mounsieur voyou。

ブルターニュの村のフェスではagnès bのスーツの出で立ちで、
小さなバラを左の胸に刺して、煙の中でソーセージを焼いた。
そしてパリへの帰路には150km/h以上で車を飛ばしたあの男。

シナリオライターの仕事で訪れた日本のホテルではひたすら、
悲しいかなやっぱりウイスキーをあおった。
ひたすら、あおった。
合羽橋で手に入れた似非目玉焼きを、当時の住まい18区の家でお皿に盛り、
冗談半分で出したplatにのるそれに、フォークとナイフを刺した友人たちに爆笑。

ドゥールーズの娘さんは彼の過去の奥さんとなるが…
彼女と子供、義理の母、そして今の奥さんと子供達と、アフリカの、真ん中にヤギや貯蔵庫があるような形の家族の住む場所を20区で展開した彼は、もういない。
またもややられた、60代…畜生。
他者の死を前に、自己の存在など殆くそくらえだ。

「落下する石の無意識は”無い”意識である。
その石は、自分の落下についていかなる感情も持ってはいないのだ」

Premiers Travaux Philosohique – Gilles Deleuze

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何年か前に彼からもらったClavi Harpは、
我が家を訪れるどれだけの子供たちによって
奏でられたことか。

立夏の日果てる命に立ち会ひて

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5月8日戦勝記念日!?モノか野花か

5月の下弦は朝4時に現れる。目下bournout進行中。
ようやく現れた弦月にむかって鳥たちは明けの囀り。
小松菜や水菜はお日様の陽の下日々成長、
小鳥の死骸を蜥蜴が食べるという循環。

モノを求める環境。わたしは花瓶を買うことより野花を愛でたい。
しかし野花を摘み家で愛でるならば、花瓶という存在をどこに求めるか。
モノに、あるIdéeを見てとり生活に取り込む。
花が在りて故なのか、Idéeが先行する消費の中に花を見出すのか。

5月8日、フランスにおいては戦勝記念日。
ならば日本はおおいに「永続敗戦論」(著者:白井聡)を読むとしましょう。
So whatな今宵、ボーダーシャツを着た船乗りたちは、ただ歌うのです。
それは戦勝を記念するからではなく、
ただただ今日生きているその事実に対して、歌う。
ブルターニュ、ノルウェーの声、イスラエル、パレスチナの間に音の飛礫を投げた人のピアノの音を。
openradio 5月8日の放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/5/8_entori_1.html

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本物のボーダーを着る男たちはかっこいいね。

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ね、明け方に現れるのです。

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Boul de naigeとリラの花を家で愛でるならば、やはり花瓶は必要なのか。

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生きるために食う、生きる植物に涙する。

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月の地図 La carta de la luna

音色の交わり、旋律の紋様。
まれびとケーナ奏者岩川光さんの演奏、楽曲をお送りします。
SoloにDuoにTrio。彼が鳥なのか、鳥と同棲する演奏者なのか、
いずれにせよ彼の音の空気感は世界を飛び渡っている。

すると、鳥に神話の世界をみいだした人々の姿がみえてきます。
それら神話を翻訳する人々の、その作業の日々に、やはり鳥の存在がいたことを、知らされます。月や鳥その世界はアカデミックなものではなく、触感を携えた、まったくもって直叙であったと信じられるのです。

春の鳥、4月の満月に飛び盛っているopenradioの放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/4/30_yueno_de_tu.html

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ご自身主宰されるOTONOMADOレーベル作品とアルゼンチンのレーベルから。

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LUCES de MADRUGADAレーベルのロゴは鳥。
後ろの花は西洋手毬肝木。

不如帰この地に幻囁きぬ

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人生の欠片 un morceau de vie

勁草書房ビブリオフィルから連載がはじまりました。
その名は
「ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた
――人生の欠片、音と食のレシピ」
http://keisobiblio.com/2018/04/27/nakanomaki01/

「un morceau de vie」という表現が好きで、ただフランス語的には
こういった表現はないようです。
でも、言語というのは人や環境の中で変容していくものだと、感じています。

食べることは、大げさに語ることではないのかもしれません。
なぜなら、食べることができぬ人がいる現実を前にした時、
食べることが、どれだけ暴力的であるか思い知らされるのです。
だれかと共有したかった食の時間、それはもう過去にも未来にもなきことですが
だからせめて、人生の欠片という残されたレシピの中に、
人々の生を見出したいのです。

ラジオからはベートーベン ピアノソナタ8番2楽章が流れています。

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食べる、生きる、その奥底にある構造。

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エジプトのモーツァルト 

そういえばチベットのモーツァルト、という本があったけれど、
こちらはエジプトのモーツァルト。
なんとブルガリア交響楽団とエジプト人演奏家によるびっくり仰天の
アレンジ。仕掛け人はフランス人のHughes de Coursonとエジプト人のAhmed al Maghreby。
所謂サイードの「オリエンタリズム」の延長線にある音楽、と聴き取れますが、知的言論にウインクしているようなこの音楽は、むしろ微笑ましくそれぞれの楽曲の意味の深さが魅力。
シンフォニーに古典アラブ楽曲。
もちろんエジプトが舞台である »魔笛 »もアレンジされています。

日本でも紹介されているパレスチナ人ウードトリオ
« Le Trio Joubran ル・トリオ・ジュブラン »のデビューCDからも一曲。

モーツァルトPiano Concerto No.23を、そして夜はNo.17という毎日が続きます。

そんなopenradio4月上弦の放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/4/23_ejiputonomotsu~aruto.html

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元祖アナーキズムラジオ局Radio Libertaireのステッカー。

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パリ左岸、1時間半歩けば着いたところはコレージュ・ド・フランス。

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レジデンス演奏合宿の中庭から見る月。

どこまでも一人で歩く春の宵

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April in Paris, 百千鳥

ものみな芽吹き、憂いをもった四月。
いや、四月ならば、憂いではなく、希望だろうか…
新緑の環状線メトロ2号線、ジョレス辺りは、特にね。
移民街とパリジャンとが共存し、運河を右手に北へ命が繋がる感じです。
そのままスターリングラードからラシャペルに着く辺り左に見える
北駅のLariboisier病院の窓には、
今日も黒いカーテンがかかるのだろうか。
それは死を意味するのだけれど。
気候と現実のギャップ。

生きると死ぬはさて、対義語なのでしょうか。

4月新月は春曇。openradioの放送は、
エラ・フェッツジェラルドとルイ・アームストロングに救われるとします。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/4/16_April_in_Paris%2C_bai_qian_niao.html

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鳥飛ぶは当たり前、だからその瞬間の出会いとなる。

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文明の利器、飛行機も空を飛ぶ。

誰がために歌う最果て百千鳥

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藤野電力ー水滸伝

全くもって何の関係もないことが、ある個人にとっては
なんだか偶発性をもって、目の前にあらわれる。
前々から興味のあった「発酵」というキーワードに吸い寄せられ
甲府へたどり着けば、日本人にとっての大豆発酵の基層的たべものである味噌、
を取り巻く面白い動きに触れ、発酵酒場に向かい車を降りれば、
自転車に子供ふたりを乗せたブルキナファソの女性母さんと鉢合わせ、
やれ酒(発酵)だ、やれ地ビール(発酵)だ、と続く果てには
「お腹はワールドミュージック」という奥深い一言を残した味噌作り職人の話は
またの機会に。

翌日、 »「発酵的」贈与の世界 » を今を生きるわたしたちに見せつけてくれた方が、
山梨から相模湖経由で藤野町に連れて行ってくださる。
そこはまるでエンデの理想たる郷。
生きる実践をする人々集まるこの地域(あるいは里山)では、 »曖昧な認知 »はなく、思考は実践に還元される。だから藤野電力という在り方は、「じぶんごと」となる電気との付き合い方を提示してくれる。
藤野倶楽部内の長い通路にはDIY、人文、料理、美術、等の書棚があり、
通路中途の”百笑の台所”という食堂の前の棚に、
水滸伝全巻を見つけたときの、心拍数。

偶発とは意識が呼び起こすものなのだろうか。

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麹は近い未来に面白いグローカルな容相をあらわす予感。

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« 藤野 »(町村合併後の名前は書きたくもないほど無味)で供給受給できるフリー電力。

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見つけたというより、現れた、という感覚だ。

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山々からの支流は相模川へ、相模湖を経てやがて水の脈は大洋へと流れる。

何見ても想ひ届かぬ春曇り

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反魂香あるいは唯春の夜の夢のごとし

縮小される図書館からある書籍を手に入れました。
安野光雅氏による平家物語。
惚れ惚れする絵。巻物ではないけれど、流れゆくこの物語
に添える絵から中世の趣、香が漂う。
読みながら聴こえてくるのは琵琶法師の嫋嫋ではなく、
アルヴォ・ペルト Arvo PärtのFratres。

香りを贈ってくれる人なき今、
ようやく、白川よりも室町の良さを知ることになりました。

花冷えに昇り立つ煙反魂香

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野生の菫 Des pensées violettes, sur sauvage

森をひとりで歩く至福の時。足元には、菫が咲いている。
清明を迎えた今、燕が飛ぶ空。
土と空の間に、わたしたちの生活があるならば、この生活にはどんな音楽が鳴っているだろう。
菫の佇まいからはあまり連想できないのですが、なぜか西アフリカと津軽、というよりは初代高橋竹山さんのソウルが、マリの、ギニアの声に重なって聞こえてきました。
楽器や形式は異なりますが、核にある音の魂が同質のものに呼びかけている。

4月の下弦は明け方4時頃から南の方向に、お目見えするのです。
月の光で目が覚めて仕方ありません。
openradio4月8日下弦の放送はこちらから

http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/4/8_ye_shengno_jin.html

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足元の野生を愛でて菫かな

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国鉄大型ストライキを免れセーフで乗車した20時の、
菫色の車窓。

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ウイスキーに溺れ、椿落つ

名古屋は本山にあったD・HammettというBarに、一体どれだけ通ったことだろう。
すでに時効だからいえるものの17~19歳の間ひたすら通った。
もちろん同伴者は…
店名である元祖ハードボイルド、ダシール・ハメットの小説は、
未だマルタの鷹以外読んだことがない。
ここで覚えたシングルモルトの美味は舶来物ばかりだったけれど、
余市や秩父を訪れてからは只今現在ひたすら国産物に傾倒。
長野は松本で知ったMarsの駒ヶ岳、越百。郡山の山桜。
欧州でのJapanese Whiskyの流行は留まるところを知らない。
今やIchiro’s Maltも竹鶴12年も手に入れば奇跡。
そこで、最近はめっぽうブルターニュ産の、世界で唯一蕎麦のウイスキーがいい。
その名はEDDU(ブルターニュ語で蕎麦という意味)。
サブタイトルはブロセリアンド=
円卓の騎士、アーサー王物語の舞台となる森。

ストレートで飲むウイスキーの横で、今日もぽとりと椿が落ちる。

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友人の親父さんがこんな貴重なテイスティングフラコンを下さった。
今や味見さえもできないであろう。
1967年のHP、MG=宮城峡10年にTK竹鶴21年って…

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一般にはもう手に入らないボトルばかり。
やるせない女二人が立ち寄った京都のBarにて。勿論朝まで痛飲。仕方ない。

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八重の椿、今年はやや遅い開花となる。

共に見ぬことなき万朶花散りて

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