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陰陽師 -蒼猴ノ巻-

人の出会いの独楽が一つ回って小田原で、二つ回って独楽はフランスへ、
そして回り廻って高野山へ。
作家・夢枕獏さんのロングセラーシリーズ陰陽師の2014年は、-蒼猴ノ巻- 。
書評のレベルにはほど遠く、出会いの感想文のようなものですが、
「音」と「読み物」の愛らしい関係を書いてみました。

そして今年、巡りの先にあるものは、開創1200年を2015年に迎える高野山にて、
朗読コンサート。
皆様の来山を心よりお待ち申し上げております。

文藝春秋のサイトから読むことができます↓
http://hon.bunshun.jp/articles/-/2181

baku MCJP
2010年パリ日本文化会館にて「陰陽師を通してみる日本」講演会にて

高野山フライヤー_07finOL表
2014年5月30日17時 高野山金剛峯寺にて

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音楽のフェアトレード その二 -ゼンショーホルディング-

出納帳の情報をエクセルに書き込む作業が滞っております。
が、10日の千秋楽には、紙媒体で、そしてHPにUpするよう
日々平均睡眠2時間の時間を削ってただ今作成中。

今回は、私の力が及ばず「スポンサー」そして「助成」という形でのサポートは
皆無であり、しかしツアー間際に、希望ある光を下さった会社があります。
それは、「すき家」で有名な「ゼンショーホールディング」さん。

8人+運転手+スタッフ2名が毎日どこかで一緒に食事をしようものなら、
それはそれは大変なことです。
量さることながら、場所の確保、予約。
ご好意により、「すき家」での食事、
そして連携店「ビックボーイ」「ココス」「エルトリート」等、
の店での食事を提供していただきました。

心から、お礼申し上げます。

音楽のフェアトレード その二 -ゼンショーホルディング- ncm_0608-150x112

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もう一度、宮本常一氏から…

「いったい進歩というのは何であろうか。
発展というのは何であろうか。
失われるものがすべて不要であり、
時代おくれのものであったのだろうか。
進歩に対する迷信が退歩しつつあるものをも進歩と誤解し、
時にそれが人間だけでなく生きとし生けるものを絶滅にさえ
向かわしつつあるのではないかと思うことがある。」

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寄り添う気持ちと相対的生きる意味

またまた登場辰巳良子さんの「いのちのスープ」。
このレシピでスープを作ることは、
今、私ができる精一杯の形、としての行為である。
固形物の取り入れが困難になった人の側にいると、
確かに自分にできることは、おのずとその日その日の細胞を
蘇生、継続的活性をさせる栄養という名の食物を作ることを容易にさせます。
自己満足ではなく、改めてこの本の云わんがしていることを
噛み締めつつ…
ポルトガル風にんじんのポタージュ、
一番出汁の吸い物、玄米スープを作る、使命。

トクヴィルがいう「精神の習慣」は、
相対的に自然があっての人類であり、
または共同性という名のもとにデモクラシーの芽生えが生じる。
時に人はこの精神の習慣を信仰という分野に置き換えもするけれど、
私は、個々の営みへの尊厳である、と思いたい。

ここでまたまた登場鶴見俊輔様。
たしか「身ぶりとしての抵抗」の中での一節だった気が。

助からない余命僅かな人のために、なぜ « 医療 »を施すのか。
それは、その人の死を共に見つめ、側で寄り添う、ということ。
ここでいう医療とは、人がただそこにいる、使命。

こういう想いは、
やはりブラームスのThree Intermazzos 第二章に寄り添うものである。

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-限界芸術-

パリ、ローマ、ロンドンと廻った講演会「和の色」
は各所好評のうちに終わり、また聴衆の反応の深さを知る事となりました。
それは、「色」というテーマの間口の広さだけがその要因ではなかったのでは、
と思う次第。
もちろん「和=日本」だけでもなかったと。
(欧州在住の日本人はむしろアインデンティティーへの関心ゆえでしょう)

では何だったかというと、鶴見俊輔云うところの「限界芸術」である、と。

彼の言葉を借りれば、「直接価値的経験」が美的意識の構築になり、
それは生活の中で育まれる。
今回の講演者である視覚デザイン研究所の早坂優子さんがまとめた
「定本・和の色事典」では、体系された色々の美しさ は勿論、
色の象徴の背景にある「生活」が、実は主役であった様な気がします。
文化の主役=生活、「芸術と生活との境界線にあたる事象を限界芸術」とすれば、
今回の講演の興味が聴衆に受け入れられるのは当然だったのでしょう。

さて、この限界芸術を2013年秋へ向かっているプロジェクト
西アフリカはブルキナファソの楽士の公演会を例にたとえるならば、
西欧文明の歴史の上で権威づけられた作品の系列もさることながら、

(決してそれの否定ではなくむしろそれを通過した上で)、
西欧の眼からの発見、という見方ではな く、
実は同志としての眼差しをブルキナファソの人々へ注ぐ、という事でもあります。

そして岡本太郎が人生をかけた美意識の束が、そこに見つけられると考えています。

今まさに、グローバルな云々を説き、表面立体問わずアートの世界、
音楽の世界にあふれるそれらの、ひとつの結果として美術館を終着駅とする姿。
ロ ンドンはTate Modern入り口に、まるで列候のごとく名を掲げられている大会社の
それを目にした時、対極に思い浮かんだのは、
宮本常一の、人と自然が織り成す生活への、やさしい眼差しでした。

 

 

 

-限界芸術- dans 時勢 circonstance 25942-300x211

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御殿場-福島-北海道

ナイサムを空港に送りに行き、安堵もつかの間。

四日市から御殿場まで車を走らせ事故現場近くで修理された車を点検、

レンタカーの返却。

バスで御殿場から東京駅に着けば、

間髪入れずに徹夜にて福島は去年に引続き飯野町の

五大院での縁日演奏

朝11時公演のために車を走らせます。

相馬盆唄も大漁唄い込みも、

私なんかより観客である方々のほうがよく唱い慣れているはず。

それでも温かいまなざしでの手拍子は嬉しいものです。

縁日を仕切る丹治さんの笑顔にパワーをいただき、

とある事情で、事情の所まで行き、首都圏に着いたのは、夜中の2時。

続いて北海道は、毎度の問題、楽器を機内持ち込みにするがゆえのストレスにて

朝8時に成田空港に着けば、もうこの航空会社に決めました!

ジェットスターにて無事の楽器の輸送ができたわけです。

しかも、機材も!

ギター、ウード、サックス、クラリネット、アンプ、ペダル類

+トニーさんの展覧会のための演奏なので、写真器材などなど。

写真に写っているのは、ほんの一部です…

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和歌山のシリア料理

海南市での演奏は、和歌山の仲間たちも駆けつけてくれ、

多いに盛り上がります。

老若男女はサティの曲に身をのせて、

宮城の歌に手拍子で、応えてくれたものです。

 

翌日オーガナイザーに連れられたのは、善福院。

括弧付きの「国宝」 にとらわれない風格を持った、

禅宗様式の釈迦堂。

 

さてさて、ナイサム・ヤン組はすっかり日本の温泉大好きっ子になり、

黒潮温泉へ。

こちらは千秋楽+懇親会のため、シリア料理用買出しへ。

まずはムタッバル(焼きなすのペースト)作りスタート!

生コリアンダーやパセリがないため、乾燥ものを高島屋へ買いに走って下さる

Heronのオーナーの心遣。

ナイサムは胡瓜のヨーグルトサラダと、ケフタのソース。

私はケフタのたね作りに、トマトのサラダ、ブリックの具作りに、

あっつい焼きなすの皮を剥きます。

 

開場15分前に、料理は無事終了。もう毎日が綱渡りです!

 

残りの時間でプロジェクターの設置、確認、パレスチナ子どものキャンペーンの

刺繍商品を並ばれば、16時30開場。

千秋楽も、無事終了。

 

 

和歌山のシリア料理 dans 俳句 haiku IMG_0256-300x225

無我夢中でなすの皮を剥き、

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演奏後、料理を盛るミュージシャン!

暗くてあまりよく見えませんね。

 

 

そして、残るは明日….空港へ無事ナイサムを送り届けることです。

 

 

 

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完成間近

約半年間の産みの苦しみにて、

映画 »De l’usage du sex toy en temps de crise  »

の完成間近となり候。

テーマソングをKyで担当し、歌入れを終え、試写室にて。

歌詞はとてもロマンティックな…!?

といっても、映画のタイトルがセックストーイですから、

なんというか、その。。。

 

社会批判盛りだくさんのこの映画、この時代に珍しく白黒なのです。

そして過去に撮影したドキュメンタリー映像の部分にはカラー。

 

技術が進歩した結果、僕らは何を得たのだろうか。

平凡社から出ている、

「くらしのこよみ」の中で云われている通り、

ものの進化を喜ぶのではなく、

自分が進化することを喜びとしてみる。

 

映画の中でも出てくるセックストーイ。

笑い溢れる監督は、ケルト文明で使われたセックストーイのレプリカを、

見せてくれたものです。

 

完成間近 dans 時勢 circonstance IMG_0498-300x225

セックストーイを使って変わらぬ営みを続ける人間…

プリミティブ、ってそういうこと。

 

 

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コデイン、モルヒネ、パラセタモール

頸椎激痛は日に日に増し、

しかしどつぼにはまること回避すべく、

処方された痛み止めは。

コデイン、モルヒネ、パラセタモール、

得に微量ながらモルヒネの副作用、

眠気、はすこぶる反応が早く、一日中flotter、かな。

 

ところでこの

コデイン、モルヒネ、パラセタモール、

というフレーズ。

唐木三大銘木の

紫檀、黒檀、鉄刀木、

シタン、コクタン、タガヤサン

に似てはいませんかい?

 

いずれも唐から渡来のような気がしますが。

 

 

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南相馬、萱浜の海…………..

「世界は最大数の存在にあふれている反面、

最少の智慧しか持たない。

人間は智慧にあふれている反面、

最少の存在でしかない。」

今一度、Charles de Bouvellesの文を。

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ジョゼフィン・ベーカー、最初のラスタ、マルセル・モースの世界

1925年。
ジェゼフィン・ベーカーJosephine Baker がパリへやって来る。
Yves Riouによる貴重な、貴重な映画「Josephine Baker En Couleur」は
彼女をメインにしてはいるものの、
その時代に残ったアフリカでの撮影を冒頭に、
大西洋を西に向かって渡り、そして再び東に向かって
大西洋を渡った西欧でのアフリカのそれを描写している。
もちろんそれに狂う西洋人(狂乱の時代)も撮られている。

1924年。
レナード・ハウエル Leonard Howell は黒人解放、
その指針を確信する。
(ハイレ・セラシエ1世~黒人の王が戴冠~黒人の解放~)
Helen Leeによる貴重なドキュメンタリー映画「Le Premier Rasta」は、
ブラックアトランティックのそれそのものを映像に
したような感動を与えてくれる。
ジャマイカで起こった協同組合的コミニティは、
やがて政府により撲滅の路を辿るけれど、
その精神はラスタファリへと続いて行く。

1926年。
アンドレ・シェフネル André Schaeffnerは
Le Jazz を出版する。
それもこれも、平凡社新書から出たばかりの
「マルセル・モースの世界」 の中で、
アンドレ・シェフネル André Schaeffner を取り上げた昼間賢氏によって知る事に。
後の楽器分類学の功績、もまた興味深。
一貫難しそうなマルセル・モースを語る時に、
その時代時代にあった「音」を取り上げるところが、ニクイ。

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鹿島パラダイス、再び

ブログはどこかに行方不明、一体どこにほっつき歩いているのか。

をということで今一度自分に言い聞かせるように、
鹿島パラダイスの事を思い出したい。

現在モノクロでの撮影が始まった映画、
「De L’usage du Sex Toy en Temps de Crise」
の監督から、
「カシマパラダイスを観てください。」
の言付けで2ヶ月前に観たわけで。
もうもう、
Yann Le Massonに観た瞬時からはまってしまう訳です。

広島の方では既に上映されているとか。
字幕の事やら何やら私にはわからぬ事ばかりだけれども。。。
なんとかせねば。

この映画の方向性を代弁しているようなフレーズを一つ。

「世界は最大数の存在にあふれている反面、
最少の智慧しか持たない。
人間は智慧にあふれている反面、
最少の存在でしかない。」

Charles de Bouvelles

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Simone VeilとSimone Weil

頭を冷やすには、

1 料理をする。(ポルトー片手に)
2 お風呂に入る。(お風呂がないから却下)
3 本屋さんでご散財。(お財布と相談)

早速本屋さんへ閉店15分前に駆け込めば、
今福龍太氏の最新作「夜と音楽」で登場する、
Simone Weilの本を売り子さんにお願いして、
お店の在庫表とにらめっこ。
「重力と恩寵 La Pesanteur et la Grâce」を注文するも、
売り子さん、「3ユーロのPoints版ならお店にありますよ」
買いましょう。
その他も物色、Haikuの本やらAnita Albusやら、
スペイン人の友人へのプレゼントに1977年のLouis Gonzalesやら…

家路に着くまでに3ユーロの本を開いてみれば。
「Elle sont 300000 chaque année」
Discour de Simone Veil pour le droit à l’avortement, 26 novembgre 1974.

って、あちゃ〜…これって…
私が手にしているのは政治家のVeil女史でしょうが!

こんなオチにて、カッかカッかした頭は冷えきってしまいましたぜよ。

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