Archive pour Non classé

小麦粉のレシピ

けいそうビブリオフィルでのweb連載「ごはんをつくる場所には音楽が鳴っていた」
が始まって2年目を迎えます。
ツアー中は執筆も、料理もできませんので、いや、遅筆が原因で…まだ14品しかご紹介できていないのですが、今回外出規制の中、番外編として小麦粉を使ったレシピ6品を書き終えました。
列を作ってパン屋の前に並ぶより自宅でつくる焼きたてのパンの香りの妙。
モンゴルの焼き麺、ウイグルのグシュナン、グジェールもどきに秩父のたらし焼きもどきetc…
外出の機会は増えるものの、それでも作る時間、買う時間を意識したとき、作ることへの愛情を思い出すかもしれません。

番外編ー旅する小麦――買う時間、作る時間、あなたとわたしの距離――

その1)https://keisobiblio.com/2020/05/27/nakanomaki-extra1/
小麦粉にまつわる小話とレシピ

その2) https://keisobiblio.com/2020/05/30/nakanomaki-extra2/
音楽家と農家の収入、互酬性、道化、相互扶助がキーワードとなります。

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モンゴル風焼きそば3

たらし焼きもどき2

グシュナンもどき2

麦揺れて風を探せば君の笑み

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埴谷雄高とアンドレ・セゴビア

埴谷雄高、彼は不整脈を患っていたことから、実際に心臓がある瞬間止まる経験その中に、彼の形而上学的思想が生まれた、という話を聞きました。
これは身体的現象が思想を促すという面白い逸話です。

アンドレ・セゴビアの音楽にインスピレーションを受けた音楽家。
彼はセゴビア自身の演奏を目の前で聞いたことはないかもしれないけれど、残された音源から音の魂を内包し携え、今、違う形でわたしたちの心に彼自身の音楽を届けてくれます。

演奏を職能とするわたしたちの今は、ある試みの過程只中にあります。
生きた人間が生きる人間のいる空間で奏でるということの不可能性。

同じ空間に、今は亡き彼らの、思想、音楽という存在は今もわたしたちと共にある。
生きた音楽の中にあるはずです。

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一音が放つ曼荼羅五月闇

Image de prévisualisation YouTubeセゴビアにインスパイアを受けたというSun Kil Moon(MARK KOZELEK)の音楽

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ドゥールーズの中庭で

もう何年も前、ドゥールーズの娘さんと彼女の元旦那さんにお呼ばれした。
そこはパリ下町20区。
あの17区のアパルトマンを離れ同居4世代の最年長者としてサロンに座るドゥールーズの奥さん、ファニー。
映画監督である娘のエミールの寛容性。
現在の奥さんであるモッド。乳のみ児は今中学生に。
女たちに囲まれ、最後までアルコールと喫煙を手放さなかったその男ローランはもういない。
残された女たちのLa vie は今、どこにあるのだろう。

彼女たちが同居するその空間とは、それぞれの玄関が中心にある大木を囲む形になっている。
それは、アフリカの女たちがごはんをつくるあの中庭を彷彿させる。
土と藁でつくった家々に囲まれた中庭には、山羊、鶏の小屋、あちらの樹とこちらの樹にひっかける洗濯ロープ。

社会的距離は体感的距離という呼び名の方がいい。
個体の幻想は今、共生の中に投影されるだろうか。

「すべてが絶えることのない相互作用の中で共存するのだ。」
      -千のプラトー- から ジル・ドゥルーズ・フェリックス・ガタリ
Ou bien

「生成変化を乱したくなければ、動きすぎてはいけない」
      -記号と事件- ジル・ドゥルーズ

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陽炎へりごはんをつくる女たち

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パリっ子の食卓

愛する人、人々のためにごはんを作る時間ほど幸せなことはありません。
それを共に分かち合う時間ほど生きていると感じることはありません。

「パリっ子の食卓」という名著を書いた、フリーペーパー・オブニーの元編集長
佐藤真さんは、ミュージシャンでもあります。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309283784/
マコトさんのフランス家庭料理のアシスタントをすることによって教わった数々。
レストラン取材ではパリ中のビストロを闊歩し、おおいに飲み歩き…
またミュージシャンとして何度かの演奏、そして録音をしました。
マルセイユ在住のロマのギター奏者、Raymond Boniとのツアーでは、男である彼らは実に工夫を凝らした手料理を作っていた。
女である私が台所に立つ出番は皆無であるほどに。

今まさに、彼は病と闘っているのですが、彼のレシピから溢れ出る
「ごはんをつくる」愛情に今、甘えています。

と同時に、テントさえない移民たちの今日のごはんを思うと、食べ物の循環の不条理に怒りを覚えることは否めません。
https://www.bbc.com/japanese/video-52253632

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おいしい一皿を作るにアーモンドを炒る。
そんなひと手間に、心うたれます。

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彼が最後につくってくれたのは、驚くなかれのうますぎるクスクスでした。

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旬の白アスパラガスには、自家製マヨネーズに泡立てた生クリームを混ぜることによって、卵の匂いが抑えられ、ふわっとした春の雲のような風味になることを学んだものです。

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今となっては私の18番になったプルーンのケーキ、ファーブルトン

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アップルタルトは生地を捏ねすぎないでサクサクにするのがこつ

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大丈夫春の静寂にゐるからね

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Cinque roses, Langage des fleurs

バラの想い出は枚挙に暇がありません。
フランスの花屋さんからブーケを抱いて出てくる男性の多いこと。
今年のバレンタインデーはどんな花でしたでしょうか?
あ、日本ではグローバリゼーション搾取構造の最先端をいくカカオを原料とするチョコレートでしょうか。(もちろんフェアトレードのものもありますが)
花より団子。

バラの木は何代にも残ります。
我々人類のように。本質を変えず香りや色形、バラの種類の多様性たるや。
パリ吟行のメッカといえばブーローニュの森の一部であるバガテル園。
いやいや、パリ南の郊外にはライレローズがあります。(バラ好きの聖地)。
今でも覚えているのはここへ来るためにフランスへきた知人を案内した時のこと。
5月、冬季休暇を終え開園してるとおもいきや、門は閉まっています。
しかし、余念なく働いている園芸師が私たちのために、彼自身の責任において入れてくれたのです。
そう、バラ園の貸切状態。
彼のこういう気配りは=improvisation=ça c’est la vraie vie.

一人称と目の前にいる人との関係性が生まれるその瞬間「何ができるか」という反応に応対するアクション。
守るべきものは主体となるこの関係で、いつ裏切られるかわからないしがらみではありません。

ということで、わたしは今年バラを大事な人に贈りました。
Cinque roses,
花言葉は… »C’est le plaisire que je vous ai rencontré  »

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京都花政では100本のバラが旅立ちを待つ。

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五代目主人・藤田修作さんの審美眼は山野草にありますが…

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42歳の誕生日には42本のバラを

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でも本当はこういうのが好き

冬薔薇に別れを告げて涙雨

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映像の音、菫の光

映像に音をつけるという仕事は、かつて武満が言ったように、「映像から音を削る」という表現があっています。
まだ見ぬ世界の始まりを音で想像するという刺激的なこと。
絶望の中に垣間見る微量のワクワク感と同時に、共同作業の生みの苦しみもあり、それが、音と共にある人生なのかもしれません。
今回の題材は、ラ・フォンテーヌの寓話。

たっぷりと待ち構えている絶望の中にある僅かな光を捉えることはできるでしょうか。あ、菫とは、人(人偏)が見つけることによって在る、僅かな花の光なのか…

ライオンと鼠(ラ・フォンテーヌ)

できるだけ、みんなの役に立つようありたいものだ
しばしば人は自分より小さな者を必要とする
このことが真実なのはふたつの寓話が裏付けている
それを証明する物事はたくさんある

一頭のライオンの足の間に
一匹の鼠が土から顔を出し目を回した
百獣の王は、この機会に
王の寛大さを示し、鼠を逃がしてやった
この善行は無駄ではなかった
ライオンが鼠の助けを必要とするなんて
だれが信じられるだろうか?

けれども森を出たときに
このライオンは網に捕えられてしまった
吼え続けたところで罠はほどけなかった
鼠殿が駆けつけ、その歯でもって
網の目を辛抱強く齧り
とうとうライオンを解き放つことができた

長い時間を掛け忍耐づよく行うことは
力や猛りに優るのだ

LE LION ET LE RAT

Il faut, autant qu’on peut, obliger tout le monde :
On a souvent besoin d’un plus petit que soi.
De cette vérité deux fables feront foi,
Tant la chose en preuves abonde.
Entre les pattes d’un Lion,
Un Rat sortit de terre assez à l’étourdie.
Le Roi des animaux, en cette occasion,
Montra ce qu’il était, et lui donna la vie.
Ce bienfait ne fut pas perdu.
Quelqu’un aurait-il jamais cru
Qu’un Lion d’un Rat eût affaire ?
Cependant il advint qu’au sortir des forêts
Ce Lion fut pris dans des rets,
Dont ses rugissements ne le purent défaire.
Sire Rat accourut, et fit tant par ses dents
Qu’une maille rongée emporta tout l’ouvrage.
Patience et longueur de temps
Font plus que force ni que rage.

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今宵十六夜 De qué estás celoso?

小さな世界にいるという自覚がなくなることはいいことだと思います。
なぜならその範囲での幸福を味わえるので。
それを味わえない場合外に希望を抱きますが、それは幻想です。
今いる場所を認識するということでしょうか。

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鶴岡のうまいビストロBlackbird Marketの床

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時を刻む壁

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見覚えのある我が家の洗面所。

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近所の漁師が釣った魚に、ちょっと愛情をかけるということ。
マリーゴールドは我が家の庭で咲いたものを

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そろそろ暖炉に灯を、柿を食む時期

おもろふてやがて悲しき過去の鷲

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やはり旅はひとり

 電車好きの方にはたまらないかもしれません。
真っ赤な氷河鉄道は湖のほとりを、峠をゆく。
ゆっくり時間をかけて、ある土地にたどりつけば、
人はなぜ、どうやってこの桃源郷のような地をみつけたのかが気になります。

電車といえば、けいそうビブリオフィルでの連載はあるサックス奏者が電車の中で演奏をしているところから今回ははじまります。
https://keisobiblio.com/2019/08/01/nakanomaki11//

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その当時どうやって鉄橋を建てたのだろうか…

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車窓風景に見惚れる

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スイスのそれはなんと箱根登山鉄道と姉妹電車のようです!

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死にまっすぐ直結するような

小暑迎え、都の人々は祇園さんのコンチキチンが流れる毎日の日々だろうか。
枇杷に木苺に新じゃがも今年は豊作。
生の熱気がただようものの、やがては果てる行く末を想像せずにはいられない。

長い付き合いになる方が檀一雄のこんな一節を送ってくれた。

「自分の死にまっすぐ直結するような、簡素で悠々たる自分の人生を作り直してみたいのである。」

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日本では香豌豆というのかな。野生のスイートピー、はマメ科。
ええ、当然種はとっておきますよ、だれかの未来のために。

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ご近所さんから枇杷をかごいっぱいにいただけば、

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クラフティにして花も添えて、お礼のお返し。

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―発酵世界とわたしたち―その壱

けいそうビブリオフィルでのweb連載、9皿目は発酵豆をつかったごはん。
ここレバノンでは教える側でもありますが、たくさんのベイルートの人々に教えてもらうことにもなりました。
شكرا لك

ブルキナファソの納豆炊き込みごはん!?
https://keisobiblio.com/2019/04/19/nakanomaki09/?fbclid=IwAR3EmXWmjXqt7zEA0KcMyC2_0d8pfNamb731HFka3RLBSDu7HJ1Yc2OcPDc
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フール(ひよこ豆の煮スープ)名人!

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ひよこ豆のオンパレード

復活祭豆喰ふ民の側にをり

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春の疾雨、再びレバノンへ

録音に、種撒きに、病院に、もうどうしたものか。
楽器のメンテナンスに締め切りをとうに切っている原稿に取材。
雹に雨、土は喜び耕すには雨のおかげで畑仕事の疲労は半減するのか。
とはいっても、精神も身体ももう自分では支えきれません。
とはいっても、さて種だ。
有機栽培のものを食べ、コンポストにし、種を保存する。
己の血が良血ということで種を守備するのか。
平等を掲げる輩の偽善はもうたくさんだ。
どんな種を残したいというのだ?
「人種と歴史」?
今宵のopenradioはレバノンでの演奏で2週間のお休みをするため、
レバノン特集としての楽曲をお送りします。
4月の新月の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/4/5_rebanonhe_zaibi.html
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mixcloudでの試聴はこちら。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio201945-%E6%96%B0%E6%9C%88/
/

レバノンでは、いよいよ始動する、演奏者が踊るプロジェクトを。
その題材となるのは、縄文であり、MahuaとGanjaの愛の物語、
そして揺れる大地を守っている蛇の神話です。
もちろん空にはお月さんが、いるんですよ。

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畑の畔に咲くチューリップの逞しいこと。
プロジェクトの核を担うのはインドの絵本、「夜の木」。

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外では雹が、中では録音が続きます。

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演奏もして、ごはんも用意する男たちの頼もしいこと。

月愛でるどんな種さへ輝けし

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くるみ 春の月

サティの「卵のように軽やかに」の訳編者であった岩佐鉄男氏が2017年
食道癌で亡くなっていたことを知った。
スポーツと気晴らしの3番目の曲「La chasse 狩」は彼が訳したのだろうか。

Entendez-vous ce lapin qui chante?
Quelle voix!
Le rossignol est dans son terrier.
La hibou allaite ses enfaints.
Le marcassin va se marier.
Moi, j’abat des noix à coup de fusil

聴こえますか、兎が歌っているのが?
なんという声でしょうね!
鶯は巣の中にいる
みみずくは子供たちにお乳をやっている
猪の子は近く結婚する

私は、といえば
鉄砲をぶっ放して
 くるみを撃ち落とす

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外にも出よ触るるばかりに春の月 中村汀女

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Lunatiqueなパリの春

モンパルナス駅、プラットホームで15分だけ会うというのは、相互の安否を確認するというか…
そういう逢瀬もあるのですね。
会う、という行為の中にある交通。
その人は、エロティシズムとは死の贈与である、と教えてくださいました。

朝靄が立ち上がる車窓。
渡河するカルーゼル橋にあらわれるは3月のパリの雲。
そしてLunatiqueに変幻するパリの春。

パリ一人否定形の花在りて

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晴天只中やがてLunatique-きまぐれ-に天気は変幻。

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昂ぶる大地、春の靄

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週末恒例黄色いベストデモ。とりまくはPolice。

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おおきな子供、小さなおとな

図書館は楽園ですね。
といっても楽園では本よりも音を聴いている方が楽しくて、音源ばかり借りていた。
そうあの時代はカセットテープやCDを借りられたのですね。
Youtubeもなければ配信もなかった。
本を借りているふりして実はMJQやらStan Kentonやら、やや硬派なJazzをむさぼっていたその場所は鶴舞図書館。
愛知芸術センターができてからはセンター内図書館で、オーディオ視聴を日課にし、そう、本は読んでいなかったのだなあ。

1976年にできた、しかも四日市というマイナーイメージの街にある、本の楽園その地は「メリーゴーランド」という。
日本ペンクラブ主催の「子どもたちの未来、子どもの本の未来」というフォーラムが、東京ではなく、なぜ四日市!?
しかし、この地に人々は、人々は集まるのですね。希望を求めて集まるのですね。
想像するという、人間が唯一自由になれる瞬間を求めて、集まるのですね。
びっくりしました。四日市ですよ。しかしその所以は店主にあり。
2時間半の板の上の人々の語りを聞けば、笑い皺が増えてしまって、涙が溢れてしまって、どうしましょう。
案の定フォーラム終了後は作家さんたちの本を人々は求めたこと。

児童虐待という今とは。
それは個人の世界と死という世界を、だれかと共有できない世界に起こりうる現状なのです。

ああ、そういえば、今やアルコール依存症でもうなんともいえぬ父の姿を目の前に、彼からの誕生日の贈り物はいっつも本だったなあ。と、記憶というのは何と残酷なんでしょうね。
愛する人々はいつも、本を贈ってくださった。

余談ですが、生まれ育った町の名前は「楽園町」という名前でした。

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ラストタンゴ・イン・パリはお好き?

今回のけいそうビブリオフィルの連載「ごはんを作るところには音楽が鳴っていた」
はギリシャを出自にもつジャズピアニスト、ステファン・ツァピスが作るタラマです。
彼との演奏の舞台となったのが16区の、ラストタンゴ・イン・パリの撮影に使われたアパート。
セーヌ河を渡るあの橋のシーン、バターのシーン…そして音楽。濃厚な味。そんな内容だけではない、移動と生をテーマにした今回の連載はこちらから→
https://keisobiblio.com/2018/12/07/nakanomaki07///

何もかも、「仕方ない C’est la vie」で片付けることができればいいのですが…
種と水に関してはどうにもそうはいかない。

大雪を迎える新月12月7日のopenradioの放送はこちらから→
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/12/7_yi_dongno_xianniaru_sheng.html

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あの日のエーゲ海の風を

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連載に登場した雲丹と蛸を採った男たち

気がつけば数えて会えぬ12月

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リクエスト承ります

70回目のopenradioの放送なんて勘違いもいいところですね。
今回で68回目となります。
季節と月と共に、時は今まで、きっとこれからもずっと、過ぎ去って、消えてゆくのでしょうね。
記憶という残酷なものを除けば。

今回はリクエストを頂いた曲々をご紹介します。。
もちろん、今後もみなさまからのリクエスト、随時受け付けております。
→contact@openmusic.jp.net まで。
最近は一日だれとも話さないこともあるDJです。お便りも頂ければうれしいです。

11月下弦の放送はこちらから→http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/11/30_rikuesuto_chengrimasu.html/

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かぼちゃの季節に一区切り。

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これからは蕪、大根、白菜がうまいところ。
夏からの農の成果の見せ所です。

いつ終わる巡る師走の儚さよ

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本当の旅-Live Magic!-  

旅する云々、言葉が与える印象、非日常感あふれるキーワードとして
「旅」という言葉を装飾的につかっている場合じゃあない!

崖くずれにパンク、病人を清らかな空気の場所へ移動させ、
際限ない呑んべえはどこを彷徨う。
正気なのは運転しながら演奏場所へ移動する者で、演奏に穴をあけない心構え。

行く道は崖くずれで阻まれ(これ本当に)
タイヤはパンクし(これ本当に)
救いの手は河口湖の「湖のホテル」のオーナーが応えてくれる
「迎えにいくから大丈夫だよ!」
というこの一言。

夕暮れを目の前に、丹沢の裏山はそうか道志村と相模湖76号線。
揖斐川左に桑名から御殿場ー山中湖、そして道志から八王子、クルセイダースと共に千代田区代官町ランプで降りれば御茶ノ水には人っ子ひとりいない平日23時。
これが本当の、旅だぜ。

10月21日恵比寿で行われるLive Magic!にて、そんな旅音炸裂いたします!
ぜひのご来場を。

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東京から月夜野-道志村、ひとりくねくね道を行く矢先にカッターナイフが刺さった!?!?

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朝4時30にお目見えした、富士山。

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湖のホテルは癒しのパラダイスなのです。

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なんば-天橋立-京都慕情

ひとつ終わればまたひとつ、息つく暇もなくというのはまさにこのことで、
ただ寝る場所の確保だけは目下重要となります。
ほぼ毎日異なる布団で寝るわけですが、身体を横する場所、
目の前には天橋立が広がる持て余すような立派な部屋で、
ただただ体に血液をめぐらせるために横になります。
目の前には350億かけて停泊しているロシアの富豪の船。

大阪高島屋さんではパーカッションの渡辺亮さんのサポートで、演奏後は妖怪話で盛り上がり、死者を迎えるハロウィンを題材にした展覧会では、その発祥の地となったブルターニュの民謡を一曲。
ナビなしの運転ではどうやら迂回してたどり着いてしまった万博公園を左に、
海の京都=宮津へ向かう。
その道中で出くわしたちんどん屋さんが奏でる「京都慕情」。

まったくもってなんという日々なのか。

そんな中、続々と酸素ボンベの入手にむけていろいろな方からのサジェスチョンをいただいております。
各地にボンベを設置できるように。
感謝。

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高島屋さんで開催されている展覧会。
10月28日は京都・高島屋さんにて演奏をします。
なんだかある本の装丁に似ているような…

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どうにもこうにも睡魔にギブアップ。丹波道の駅で出くわしたちんどん屋さん!

根釣人空を求めて旅立ちぬ

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紫式部-ORIENTAL MUSIC SHOW

秋雨の中、彼岸花や金木犀、秋の気配をあちこちに感じます。
いよいよ明日、またもや500kmの運転で成田空港へある人、
奇跡のウード奏者ムスタファ・サイッドを迎えに行きます。
7年ぶりの日本での再会。
エジプトのおいしいナッツをいっぱい持ってきてくれるかな?

ラジオ J-WAVE ORIENTAL MUSIC SHOWでは
サラーム海上さんの番組にゲスト出演。オリエンタルな濃~いお話し満載!
https://www.j-wave.co.jp/original/dc3//

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めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
     雲がくれにし 夜半の月かな 

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かんてんぱぱー井月まつり

南信は伊那谷。
井上井月が生きたこの地で行われた「井月まつり」での演奏は、
芭蕉の無名庵で奇跡的に発見されたという幻の録音、惟然の「風羅念仏」
からインスピレーションを受けた曲となりました。
6つからなる念仏その中でも特に印象に残るフレーズは

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声   なもうだなもうだ
はかなきゆめを夏の月        なもうだなもうだ
峰に雲おくあらし山        なもうだなもうだ

でした。
ところで伊那といえば、優良企業のトップをゆく「かんてんぱぱ」。
差し入れにいただいた食品それらは、日常を支える食となります。
演奏後のロビーでは、23年間無農薬無化学肥料で稲作をされている小川さんからお米をいただいてしまった。大事に、大事に食べたいものです。

移動は北信志賀高原から飯山ー小布施、今一度伊那を抜け三重県から神保町の地下の書庫へ。
気候、地変に動揺。うなぎは今荘。壱岐坂の風はやけに気持ちがいい。
そうか、今日は白露。お月さんと地球は近地点となる。

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伊那市駅には鉄ちゃんがいっぱい!

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こやぶ竹聲庵。蕎麦三昧で何がわるい。

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できたてほやほやの本が届きました。
腕力には自信があります。

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打ち合わせは深夜0時をこえてゆく。

月入るやかたみの露を草に木に(井月)

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刹那な夏のまっぷた月

Penvinsという海岸にあるテラスでの演奏は、刻々と暮れる夕日をバックに。
演奏の後は海原に浮かぶ上弦の月。

秋の日本での演奏では、今まで映画音楽のために作った曲を準備しております。
モーリシャス島、三宅島のドキュメンタリー、
もちろん劇中では使用されなかった曲々。
目下決まっている日程は以下の通り。
色々な場所で奏でられる喜び、そこでお目にかかれる喜び、となります。

まだまだ追加公演の予定はありますが、まずがこちらから。

8月31日昼 軽井沢 油や 神林學・望月通陽二人展
9月1日 夜 伊那  井上井月まつり
9月12日 三宅中学校 & ビストロリターノ
9月16日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月17日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月24日夕 東京  求道会館
9月28日夕 八ヶ岳 やまびこホール
9月29日夜 水見色 さじっとの家
10月7日  大阪  高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
10月13日  京都  rondokreanto  姜信子×Ky 水の風のアナーキズム
10月21日  東京  ピーター・バラカン ライブマジック!
10月27日  三島  ベルナール・ビュフェ美術館
10月28日  京都 高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
11月3日昼 河口湖 ジャズフェスティバル
11月4日  秋田  大龍寺

晩夏に向かうたまらぬ刹那な夏の夕暮れは、Bernard Wrightのビートに力をもらって、アルジェリアのSofiane Saidi & Mazaldaの新作で新学期にむけて気合いを。
チュニジアBARGOU 08の歌声は境界線をものともしない音。
かれらの音楽を聴きながら夕焼けを眺めるしかないぞ!
そんなopenradio 8月18日上弦の放送はこちらから↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/18_sha_nana_xianomapputa_yue.html

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ひとり見るまっぷた月は夏深し

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民族の誇り?市民としての誇り?

そうか、時差ぼけというのは時にすてきな贈り物をくれる。
いつもそれを回避すべく間髪入れず空港到着翌日に演奏旅行が始まるわけだが、
いろいろ、色々な気持ちの整理がつかぬまま音を奏でるのはどんなものか、ということで今回はあっちに行ったりこっちに行ったり、そして、普段は観ないTVを朝5時にonにすれば…
そこに、作家マ・ティーダ女史が現れた。

民族の誇り?市民としての誇り?

「ここ」に生きる者のprideとは、民族という安易な言葉に支配されない。
隣に生きる者との連帯、そしてその連帯は偽善ではない真の関係の中で、いかに存在=êtreを肯定できるか、ということ。

他者とは、わたくし自身である。

あ、寝ることを忘れていた!
台湾行きの飛行機で、しばしの夢をみるとしましょう。

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思い出すのは、ヨーロッパ西の最果’île de Sein (おっぱい島)の景色。

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月の地図 La carta de la luna

音色の交わり、旋律の紋様。
まれびとケーナ奏者岩川光さんの演奏、楽曲をお送りします。
SoloにDuoにTrio。彼が鳥なのか、鳥と同棲する演奏者なのか、
いずれにせよ彼の音の空気感は世界を飛び渡っている。

すると、鳥に神話の世界をみいだした人々の姿がみえてきます。
それら神話を翻訳する人々の、その作業の日々に、やはり鳥の存在がいたことを、知らされます。月や鳥その世界はアカデミックなものではなく、触感を携えた、まったくもって直叙であったと信じられるのです。

春の鳥、4月の満月に飛び盛っているopenradioの放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/4/30_yueno_de_tu.html

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ご自身主宰されるOTONOMADOレーベル作品とアルゼンチンのレーベルから。

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LUCES de MADRUGADAレーベルのロゴは鳥。
後ろの花は西洋手毬肝木。

不如帰この地に幻囁きぬ

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藤野電力ー水滸伝

全くもって何の関係もないことが、ある個人にとっては
なんだか偶発性をもって、目の前にあらわれる。
前々から興味のあった「発酵」というキーワードに吸い寄せられ
甲府へたどり着けば、日本人にとっての大豆発酵の基層的たべものである味噌、
を取り巻く面白い動きに触れ、発酵酒場に向かい車を降りれば、
自転車に子供ふたりを乗せたブルキナファソの女性母さんと鉢合わせ、
やれ酒(発酵)だ、やれ地ビール(発酵)だ、と続く果てには
「お腹はワールドミュージック」という奥深い一言を残した味噌作り職人の話は
またの機会に。

翌日、 »「発酵的」贈与の世界 » を今を生きるわたしたちに見せつけてくれた方が、
山梨から相模湖経由で藤野町に連れて行ってくださる。
そこはまるでエンデの理想たる郷。
生きる実践をする人々集まるこの地域(あるいは里山)では、 »曖昧な認知 »はなく、思考は実践に還元される。だから藤野電力という在り方は、「じぶんごと」となる電気との付き合い方を提示してくれる。
藤野倶楽部内の長い通路にはDIY、人文、料理、美術、等の書棚があり、
通路中途の”百笑の台所”という食堂の前の棚に、
水滸伝全巻を見つけたときの、心拍数。

偶発とは意識が呼び起こすものなのだろうか。

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麹は近い未来に面白いグローカルな容相をあらわす予感。

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« 藤野 »(町村合併後の名前は書きたくもないほど無味)で供給受給できるフリー電力。

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見つけたというより、現れた、という感覚だ。

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山々からの支流は相模川へ、相模湖を経てやがて水の脈は大洋へと流れる。

何見ても想ひ届かぬ春曇り

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小雪はじまり霞深まる

秋という言葉に後ろ髪ひかれつつ、気象は一歩一歩冬を呼び込みます。
明けの陽はようやく8時頃から白みだし、霞は街を上昇。
しばらくおやすみしていたopenradioは来週上弦の月と共に再開します。
とっておきの秘密兵器!?からの選曲になる予定。
どんな音の旅ができるでしょうか。

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荒川尚也さんの作品に小さな、菊。

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森での散歩に拾うこれら植物の名前を、知りたい。

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ものいわぬ大気の中に冬霞

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