Archive pour 音楽 musique

1500L酸素ボンベ入手

KyのYann Pittardが日本に戻ってきてくれました。
フランスでは24時間体制で吸引をしており、症状は今までにないほどの状況。
薬を替え、また吸引方法(鼻から吸うもの)、feverfew 夏白菊、ビタミンD3、亜鉛、食事療法など試しております。

日本で酸素ボンベを入手するに、知恵を与えてくださった方々、手配にご協力してくださった方々に心よりお礼申しあげます。
1本1500Lをすでに2日で使い切ってしまうほどなので、今後も地方公演での対策を練らねばなりませんが、各地に備えられるよう手配し、残る演奏会に挑みたいです。

まずは現状ご報告とさせていただきます。
これからもKyの演奏活動への応援いただけます様、どうぞよろしくお願い申し上げます!

祭文語り 渡部八太夫さんと音合わせ。IMG_8572

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しゃあないね。

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3000Lはなかった。使用方法は知っていますが、今一度説明をうけます。

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ガス欠するよ!

八ヶ岳から身延を通り、水見色「さじっとの家」(スリランカ人サジットの作るうまーいカレー屋さん兼里山の家)へ向かいます。
演奏が終わり、東京へ向かうべく新東名に入ってすぐ、助手席に座るムスタファが言うのです。

「麻紀!もうすぐガス欠になるよ!」
「ほえ?なんでわかるの?」
と目盛りをみたら….ない、ガソリンが…なくなる。

「なんでわかったの!?!?」
「モーターの音が変わったからさ」

これまでも幾度と彼と過ごした時間の中で、彼がいかに耳と感覚を通してありとあらゆる物事を感知してきたか、驚きながらも面白がりながらも、この時ほど、命の危険に対する本能を発揮する彼の能力に感動したことはない。
「それは能力ではないよ。みなだれでも持っている感覚でしょ。」

視覚を介して、見ることによって如何に何も見ていなかった、と思い知らされるのです。

目で見るわたしたちが知っている月の姿。
視覚なきあなたが感じる月は、どんな美しさなのか、と想像するのです。

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カリーマさんがムスタファの日本滞在中、どんなにサポートしてくださったか。
そしてそういう機会を作ってくださる、人の存在。
同胞、あるいはある一時を共にする者として、
他者に手を差し伸べる、彼女のこころ。

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水見色は、今日もきっと雲と大地の間にある里山なのです。

死人花探さなくとも色の在り

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水と風のアナーキー

ちょっと大げさでしょうか。
でも、やっぱり意識せずにはいられない要素なんですよね。

作家の姜信子さんとわたくしで、くる10月13日は「梅棹サロン」と呼ばれる、京都は北白川にあるRondokreantoというギャラリーで、言葉と音の会をします。
ここは、みんぱくこと民族学博物館の初代館長であり、わたくし大ファンである梅棹忠夫さんの旧宅。
人のいのちあるところに水のあり、生を促す先に風のあり…と小難しことはさておき、語りと音の世界へぜひ。
先日八王子でのリハーサルでは、お三味とサックスが絡むとこれはもうブルースになるという体験をしました。
そこにアナーキーとくるから濃ーい出し物を想像されるかもしれませんが、
さらっとね。なんてたって水と風ですから。

水と風のアナーキー
2018年10月13日 (土)17:30 open 18:00 start
rondokreanto
京都市左京区北白川伊織町40番地
TEL: 075-286-7696
前売り2500円/当日3000円
問い合わせ/ contact@openmusic.jp.net
出演:姜信子(作家)/ 仲野麻紀(サックス)/渡部八太夫(説経祭文語り)

ひとりツアーは道中酒呑童子で有名な大江山にある日室ヶ嶽へ。その奥には天岩戸。ここに立ち戻れば、禁足の山を前に今、どんな願いを唱えようものよ。
願いなどなく、空っぽという現実があるだけだ。

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祝日明けの、人気のない天橋立が、いい。

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茶の花を、水引の枝を摘み、生活の中に生ける、
玄妙庵のおかみの心に救われるのです。

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演奏後は、京丹後の竹野酒造杜氏、行待佳樹氏が造る、祝蔵舞の芳香をまとった微炭酸の世界に浸るしかなかった。

新名神秋日染まるバックミラー

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なんば-天橋立-京都慕情

ひとつ終わればまたひとつ、息つく暇もなくというのはまさにこのことで、
ただ寝る場所の確保だけは目下重要となります。
ほぼ毎日異なる布団で寝るわけですが、身体を横する場所、
目の前には天橋立が広がる持て余すような立派な部屋で、
ただただ体に血液をめぐらせるために横になります。
目の前には350億かけて停泊しているロシアの富豪の船。

大阪高島屋さんではパーカッションの渡辺亮さんのサポートで、演奏後は妖怪話で盛り上がり、死者を迎えるハロウィンを題材にした展覧会では、その発祥の地となったブルターニュの民謡を一曲。
ナビなしの運転ではどうやら迂回してたどり着いてしまった万博公園を左に、
海の京都=宮津へ向かう。
その道中で出くわしたちんどん屋さんが奏でる「京都慕情」。

まったくもってなんという日々なのか。

そんな中、続々と酸素ボンベの入手にむけていろいろな方からのサジェスチョンをいただいております。
各地にボンベを設置できるように。
感謝。

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高島屋さんで開催されている展覧会。
10月28日は京都・高島屋さんにて演奏をします。
なんだかある本の装丁に似ているような…

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どうにもこうにも睡魔にギブアップ。丹波道の駅で出くわしたちんどん屋さん!

根釣人空を求めて旅立ちぬ

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そして今日も一人男を乗せて400km

秋雨がなかなかどうして行く手を阻むのですが、走り出したのならもう仕方ない。
やれるところまでやりましょうぞ。
OTTAVAサテライトスタジオは天王洲。
運河を横に、ゲレン大嶋さんのDJで午後の時間が流れます。
このラジオ番組のファンって、すごいですね。
ガラス張りのスタジオの外で放送を聞く人々。
本当にみなさん、音楽を求めているのですね。
もちろん全国津々浦々OTTAVAファンに出会します。
収録が終われば渋滞の東名から新東名へ。
おっと後ろからパトカー!一気に50km/h減速してセーフ!
300km地点、鳳来寺山の方にみえる光、それは夜の秋雲でした。
病気持ちに視覚障害者、はたまたアル中男、と助手席にはいつも男が座っている。

秋雲や山の向かふに魂光る

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ちょっと見飽きちゃったかな

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テラダ倉庫がサポートする天王洲。これから楽しみなスポットになる予感

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浜松SAにはミュージックルームがある

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出演者欠場のお詫び

闘う、はずでしたが今回のYann Pittardの病気の発作による欠場で多くの方々に
ご迷惑をおかけしておりますこと、心からお詫び申し上げます。


今までどんな難儀が立ちはだかろうが、ある種の厭世的な感覚を持ちつつ、

それを肯定的に変換できる術を持っていると信じていたものの、

群発頭痛とは自殺頭痛という名前でもあるように、この難儀と闘うには、
今の医療の範囲には勝てぬものでした。
患者である本人にとってその痛みは、人格を維持する人間であるための許容量をはるかに越えているということ。
酸素吸引15L/1min × 10minで、この世で一番痛いという激痛が緩和する、それが20世紀に入ってわかった治療法です。酸素ボンベがなかった時代には精神病患者として扱われていたと。
なんども立ち会った発作を前に、それも納得します。
フランスでは1500Lの在宅酸素ボンベが無料で薬局から配給してもらえるのに比べると、日本の今の医療の現場では、max5Lの酸素ボンベさえも非常に入手することが難しい現状であることがわかりました。
この群発頭痛という病気の認知、薬ではなく、酸素吸引で痛みが緩和する事実を、どこか蔑ろにしているようでもあります。見えない痛み。
そして、きっと日本でこの病気に患っている方々の現実とは想像をこえるものだと思います。

録音ではMustafa Saidのソロを中心に、この八ヶ岳でしか録ることのできない音を奏でてくれています。15世紀の楽曲、常味裕司さんとのDuoでは古典、チェチェンの曲。

後半Kyのツアーにも支障がでてしまいますが、フランスでの養生後、日本に戻ってきてくれると信じてYann Pittardの安否を待ちたいと思います。

以下直近での予定変更です。

9月30日 静岡水見色「さじっとの家」 仲野麻紀・Mustafa Said
10月4日 東洋化成「一丁前スタジオ」
     ピーター・バラカン LIVE MAGIC! TV生配信イヴェント 
                          仲野麻紀 ソロ
10月5日 OTTAVA ラジオ 13:00 生演奏      仲野麻紀 ソロ
10月6日 大阪「高島屋」 天野嘉孝・夢枕獏・叶松谷 
     バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々  仲野麻紀+渡辺亮(Perc)
10月8日 天橋立 「玄妙庵カフェ」× 竹野酒造 仲野麻紀+荻野やすよし(G)

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奇跡は二度起こる、三度目はない

今回は成田空港職員から、じりじりと待つ私の携帯への電話はなく、職員さんの肩に手を乗せたムスタフが到着ロビーに出てきました。キョロキョロする二人。
ベンチで待つわたしは
「ムスタファ!!」と叫びます。
Youは何しに来たの?のクルーやら多くの人々の中での再会。

彼は日本に着いた。
あとは、みなさまを求道会館にてお待ち申し上げております。

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紫式部-ORIENTAL MUSIC SHOW

秋雨の中、彼岸花や金木犀、秋の気配をあちこちに感じます。
いよいよ明日、またもや500kmの運転で成田空港へある人、
奇跡のウード奏者ムスタファ・サイッドを迎えに行きます。
7年ぶりの日本での再会。
エジプトのおいしいナッツをいっぱい持ってきてくれるかな?

ラジオ J-WAVE ORIENTAL MUSIC SHOWでは
サラーム海上さんの番組にゲスト出演。オリエンタルな濃~いお話し満載!
https://www.j-wave.co.jp/original/dc3//

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めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
     雲がくれにし 夜半の月かな 

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HOME LESS IS HOME FULL わら一本、音一音

小田原から東京経由にて金沢へ。
しかし群発頭痛の発作が我々の行く道をふさぎます。
ああ、純正酸素15L/1min….!!携帯酸素ボンベが欲しいのです。

しっとりと蒸した金沢21世紀美術館の「変容する家」では、
ミヤケマイさんの作品であるブーフーウー藁の家の中での演奏。
旅人はそう、常にHome Lessであり、
そこに一音奏でれば音に満たされるHome Fullな空間が生まれます。
しかし、実は金沢に来たのは別の理由があったことがわかりました。
ヒントは「無」、「ともなる人」。

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ブーフーウーとは、あの三匹の子ぶたの家が想像の先に。

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そばにゐるやうな鶺鴒いずこかな

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プラチナの世界・うつわ菜の花

もう20年以上のおつきあいとなる陶芸家の伊集院真理子さん。
彼女の工房はその家自体が作品のようで、蓮に色彩、プラチナをつかった作品に
魅せられています。
そして彼女のつくるごはんがまた旨いこと。
小田原のうつわ菜の花さんとも同じくらい長く演奏をさせていただいています。
あの座敷でかぶりつきのお客様を足元に、お宝がゴロゴロねむる奥の部屋を楽屋にして、いざ演奏開始。
毎回才能あふれる作家さんたちの作品の中で演奏できる、幸せな時となります。

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真理子さんのプラチナシリーズ

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鍋ごと火にかけられるうつわは重宝します。

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目下開催中の展示は「冨沢恭子の柿渋染めかばんとsunuiのメキシカンバッチ」
http://utsuwa-nanohana.com/

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しょっぱい涙と真っ赤なスープ

9月新月のけいそうビブリオフィルの連載レシピはビーツのスープ。
某音楽ライターの次回作はビーツ盛りだくさんのレシピ本になるそうですよ。
彼とはいつか、互いのレシピを作る、「食べると音楽」のイベントをやる予定です。

連載レシピはこちらから
https://keisobiblio.com/2018/09/10/nakanomaki05/
ひと雨ひと雨秋が近づいてくるようですが、火照った今年の身体にひと口、
冷たいスープをどうぞ。

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明後日9月15日は、小田原の老舗菓子屋菜の花の
別館「うつわ菜の花」にて演奏です。
人行き交う東海道、お抹茶一服、座敷での演奏へ是非。
http://utsuwa-nanohana.com/

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夜景観る甲板一人露けしや

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皇居一周25分

9月24日(月・祝)に求道会館で行われる演奏のフライヤーを抱えて
Around the Tokyo.
気流舎に立ち寄れば、開店前だというのに快く迎えてくださり、
しかも蔵書を借りるという幸運を得れば、
調子にのってスーツケースの本は増えるばかり。
山手線の内に戻れば新月をもうすぐ迎える宵頃皇居一周となる。
司法省を右手に三宅坂、下り坂の風の気持ちいいこと。
あ、そうだ今宵は竹芝桟橋から三宅島へと旅立ちます。

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幾度も足を運んだ代々木上原。といえばJASRACかジャーミーか。

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拝借したそれは「料理民俗学入門」。

まだまだ暑さの気配はいたるところに。でもふと感じる風はすでに秋。

「長き夜を君に恋ひつつ生けらずは咲きて散りにし花にあらましを」
と先達云うであれば、こう返そうものか。

「長き夜の江戸の坂には風のみぞ」

今後の演奏予定は
9月12日 三宅中学校 & ビストロリターノ
9月15日 小田原 うつわ菜の花
9月16日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月17日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月24日夕 東京  求道会館 + インターナショナルウードトリオ
9月28日夕 八ヶ岳 やまびこホール インターナショナルウードトリオ
9月29日夜 水見色 さじっとの家
10月7日  大阪  高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
10月13日  京都  rondokreanto  姜信子×Ky 水の風のアナーキズム
10月19日  諏訪 諏訪国際交流デー
10月21日  東京  ピーター・バラカン ライブマジック!
10月27日  三島  ベルナール・ビュフェ美術館
10月28日  京都 高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
11月3日昼 河口湖 ジャズフェスティバル
11月4日  秋田  大龍寺

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ストリートの精霊たち

エチオピアを意識したのは、パリに着いて間もなく住んだ17区のエチオピアレストランでのことでした。
お互いが口をあけてあのインジュラにワットや生肉を包んで食べあう姿。当然うまさに驚き、ラスターの聖地という印象から、もう少し深みを探りたくなりました。

00年以降、あれとあれよとエチオピックシリーズがブッダレコードからvol.20をこえるコレクションとなり、あの独特なペンタトニックの世界へわたしたちを誘ったのです。あの音楽を聴きながら、2010年にはミッシェル・レリスの「幻のアフリカ」によって、エチオピアへの興味は深まるばかり。
そして2018年、日本から「ストリートの精霊たち」という本が手元に届きました。
ある人を介した、それはそれは機縁の果てに出会い、何度か”セッション”をさせていただいた川瀬慈さんという研究者によるご著書です。
何よりも、本から音が聞こえてくる。
弓を弾く音、酒場のあの音、そしてストリートの、魂の静寂。

文化人類学という分野は、対誰かという問題をいつも孕み、しかし観る側のそれが一気に逆転する場面に立ち会うその瞬間、それこそが彼ら研究者に課せられた生の証明となるのではないでしょうか。
そして、対〜とは、鏡に当たる光のように反射して、願わくば鏡を見る当事者その人、あるいはその研究を読むことで体験する人々と共鳴することの可能性を記す、という学問なのではないでしょうか。

8月、夏の最後の満月のopenradioの放送はこちらから。
この後2ヶ月のお休みをいただきます。
でも、もしかしたら簡易録音で放送ができる、かもしれません!
その時はまた音楽を通してお会いしましょうね。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/25_sutoritono_jing_ling.html

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川瀬慈さんのご著書「ストリートの精霊たち」

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さよならを晩夏に告げる港かな

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刹那な夏のまっぷた月

Penvinsという海岸にあるテラスでの演奏は、刻々と暮れる夕日をバックに。
演奏の後は海原に浮かぶ上弦の月。

秋の日本での演奏では、今まで映画音楽のために作った曲を準備しております。
モーリシャス島、三宅島のドキュメンタリー、
もちろん劇中では使用されなかった曲々。
目下決まっている日程は以下の通り。
色々な場所で奏でられる喜び、そこでお目にかかれる喜び、となります。

まだまだ追加公演の予定はありますが、まずがこちらから。

8月31日昼 軽井沢 油や 神林學・望月通陽二人展
9月1日 夜 伊那  井上井月まつり
9月12日 三宅中学校 & ビストロリターノ
9月16日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月17日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月24日夕 東京  求道会館
9月28日夕 八ヶ岳 やまびこホール
9月29日夜 水見色 さじっとの家
10月7日  大阪  高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
10月13日  京都  rondokreanto  姜信子×Ky 水の風のアナーキズム
10月21日  東京  ピーター・バラカン ライブマジック!
10月27日  三島  ベルナール・ビュフェ美術館
10月28日  京都 高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
11月3日昼 河口湖 ジャズフェスティバル
11月4日  秋田  大龍寺

晩夏に向かうたまらぬ刹那な夏の夕暮れは、Bernard Wrightのビートに力をもらって、アルジェリアのSofiane Saidi & Mazaldaの新作で新学期にむけて気合いを。
チュニジアBARGOU 08の歌声は境界線をものともしない音。
かれらの音楽を聴きながら夕焼けを眺めるしかないぞ!
そんなopenradio 8月18日上弦の放送はこちらから↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/18_sha_nana_xianomapputa_yue.html

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ひとり見るまっぷた月は夏深し

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本に頼る日々、アレサ・フランクリンの死

あなたの死は、半年後誰かのこころの中で、やっぱり涙一粒滴らせるのでしょうか。
radio franceではアレサの声が、夜中通してほとばしっています。
声を持つ人の声は、聴覚に響いて、その声を聞きたいなあ、
と思えば音源を聴くことができるのだから、
それはそれで、ある死と向き合うのに一役買ってくれるものです。

話は変わり、本から感覚的な拠り所を得るべくして開く本は、平凡社の »コロナブックス »。あるいは »くらしのこよみ »、等々、とっても好きです。

今はなき »太陽”はもちろん、コロナブックスの頁に救われます。
例えば「日本の歳時記」。
ところが只今現在使っている暦と、今居る場所を照らし合わせるとどうしてもずれ、
が生まれてしまいます。俳句に使う季語とのズレは、明治以降かれこれ此の方顕著。
例えば今は七夕の真っ只中、そして立葵と百合は時期的には共存しない…
感覚が敏感に反応するある場所に思いを馳せながら、それとは異なる所で生きる。
簡易な方法によっての移動そして生活、というのはここ150年くらいのか話なのかな。

そして、地球の裏側に生きる人の死を、身近な死として感覚的に接するということ。
それもここ数年の話なのでしょうね。
トポス的感覚はあくまで自己中心的でありつつ、そこにどのような想像力を駆使して寛容にそれぞれの差異と向き合うか、ということが只今現在を生きるわたしたちの目の前にある事実なのではないでしょうか。

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だからあなたの声を聞きたい。
唯一持っているいるアレサ・フランクリンはカセットだった…

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友人二人が歩く湿地帯で、吟行がはじまります。

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いつの日も月はぼくらの味方かな

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カザマンス Casamance

立秋を迎えお盆の時期へ。
気持ちは亡き人々をお迎えする準備、なのですが音的にはどうでしょうか、
アフリカに向かっています。
セネガルの南にある地域カザマンスのリズムに、
残暑を乗り切る力をもらうとします。

openmusic8月新月の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/11_Casamance_kazamansu.html

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ああ、アフリカのオクラソースが恋しい…今年はオクラも収穫できました。

某日の種は実をつけ立秋や

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アジア主義

ある方から送っていただいたにもかかわらず
すっかり読み忘れていた中島岳志さんによる「アジア主義」。
しっかりとはまってしまう内容のそれは、「不二一元論」あるいは「多一元論」
というキーワードに凝縮されます。
あるいは人間一人一人が置かれたトポスで生きるということ=
「相互に独立した有機体的社会」という平等。
あるいはエチオピアからタタール、日本におけるユダヤ、イスラム教。
孫文と南方熊楠のロンドンでの出会い、西郷隆盛から玄洋社に、なんともアクロバティックな各章の展開に唸ります。

「湖に浮かべたボートをこぐように、人は後ろ向きに未来へ入っていく。」
と繰り返されるポール・ヴァレリーの引用。
著者の、歴史に対峙する覚悟。
終章、虎穴に入らずんば虎子を得ずとアジア主義を虎穴に例え、
鼓舞する姿それに、痺れますね。

台湾で出会った音楽を聴きながらの読書の夏の一日となります。
8月下弦のopenradioの放送は、台湾の古典からヒップホップをかけめぐります。
白眉はなんといっても「交工楽隊」による、「菊花夜行軍」。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/8/5_ajia_zhu_yi.html

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小さな村のチャペルではじまった彫刻家神林學さんの作品と共に。

緑陰や風のささやき頁めくる

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音楽から涼を得る

暑さの要因を探します。すると人類の存在の有無までいきつくことができますが、
しかしわたしたちはもうこの世に生まれてしまった!
では、日々懺悔。反省をしながら暑さよごめんね、と謝りながら、
音楽から涼を得ることの可能性をみつけたいと思うのです。

今年最小の満月、そして皆既月食7月28日のopenradioはセネガルのンバラ、多重録音によるAdiemusの »声 »の誘惑をお楽しみください。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/7/28_jie_ji_yue_shi_da_shuni_liang_qiumu.html

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雲の峰幾つ崩て月の山 (芭蕉)

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今宵繊月涼運ぶ

新月の日に更新するけいそうビブリオフィルの連載。
7月は「他者とは誰なのか Al Akhareen
――パレスチナのラッパーが作るモロヘイヤのソース–」です。
http://keisobiblio.com/2018/07/13/nakanomaki04/

ツアー中の日々を支えるのは身体という資本。
その地その地でたべる野菜を感知することができることを確認しつつ、
毎日の移動となります。

群発頭痛という病と共にツアーを進めていくには、何より睡眠の確保ではあるのですが、人工的涼=冷房にはめっぽうやられてします。
ということで体内に入れる「温」の確保。
漢方薬一日6袋×ツアー日程分+子供用葛根湯エキス小瓶(中身はミミズドリンク!)
+それに葛もあればなお結構。お灸のツボの場所も確認します。
すると荷物は…またまた増えてしまった次第。

暑い日々、でも今宵の繊月が、風を運んでくれるように、だるさを和らげてくれるようです。
残る公演は、清里、荻窪、小淵沢、新潟、そして佐渡!
何処で会うことができるでしょうか?

涼運ぶ山の夜月の細さかな

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小淵沢の谷間に…百合

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障害者!?だれが障害者?みなで奏でる音は興奮気味。

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7月のツアーのはじまりはじまり

台湾の政治大学を会場にしたImagin Asiaでのミッションを終え、
日本でのツアーがはじまります。
いつもゆっくり余裕をもって、と思うのですが結局
移動~演奏~弱睡眠~移動の日々となります。
どこかの地でお会い出来ますよう!
(佐渡公演はKyのサイトと日程が違いますが、7月22日の開催が正しいです)

7月5日(木)カラバッシュ 
http://www.calabash.co.jp/
open 18:00 start 18:30  
東京都港区浜松町2丁目10−1  
2500円(飲食別)
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)+本庄安寿(ダンス)

7月7日(土)めぐろパーシモンホール 
http://plankton.co.jp/jazz2018/
start 13:00 (Kyの出番は15時頃から)
ワールドジャズビート 東京都目黒区八雲1丁目1−1
小ホール 4500円

7月8日(日)Bar Summer Time
open 15:30 start 16:00
町田市玉川学園8丁目9−4 3000円(ワンドリンク付き)
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ) 満員御礼

7月9日(月)錦湯  
open 18:30 start 19:00 
京都市中京区堺町通錦小路下ル八百屋町535
前売り 3000円 当日3500円 
予約:contact@openmusic.jp.net
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)

7月10日(火) カフェヴィンヤード 
start 17:00 恵那市大井町2697 入場無料
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ)

7月11日(水)湖のホテル 
http://mzn.jp//
start 20:00    
山梨県南都留郡富士河口湖町浅川187 TEL:0555-72-1234
Ky+Bachir Sanogo(カマレンゴニ) 入場無料

7月14日(土)東京大学 多言語詩朗読会+ミニ・コンサート
17:00 – 19:00 法文2号館文学部1番大教室
予約不要:入場無料

7月16日(月)清里TAKEHAYA
18:00-22:00

7月18日(水)八ヶ岳ひぐらし倶楽部

7月20日(金)新潟 JAZZ Flash
19:30 open 20:00 start 3000(ドリンク付)

7月22日(日)佐渡長谷寺
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1761926127221201&set=gm.1422727931166118&type=3&theater
14:00 open 14:30 start
新潟県佐渡市長谷13 入場無料

プリント
佐渡長谷寺

問い合わせ・予約 contact@openmusic.jp.net

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