Archive pour 時勢 circonstance

言語都市・台北

誰かが仰っていたけれど、文字の意味が理解できると、その文字の発音は二の次になる、と。
台北滞在ではまったくその現象が起こりました。
「高雄」「松山」という地名はさてなんて発音するのでしょうね。

生田緑地の西にある明治大学生田図書館Gallery ZEROにて、12月24日まで
特別展示 「言語都市・台北」
作品と図書の展示が開催されており、私も参加しております。
21名の文章が紡ぎ出す、台北の現在。
読む展覧会。
詳細はこちらから。
https://www.meiji.ac.jp/koho/press/2018/6t5h7p00000tjz4p.html///

お勧めの道順は、お天気がよければ向ヶ丘遊園で下車し、生田緑地内のセコイヤ樹林に挨拶をしながら岡本太郎美術館に立ち寄り母の塔をぐるっと巡りながらお山を越えて生田校舎へ。
あの地に息づく空気が好きです。

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Brahms Sym.No.4 – Beethoven SymNo.6

JJazz.Netというインターネットラジオでの放送は、日本滞在20年以上で、日本のジャズシーンを海外の方に紹介しているJamesさんと。
中途フランス語訛りの英語やら日本語やらで頓珍漢な応答となってしまい、
すみません。
試聴はこちらからです→https://www.jjazz.net/programs/tokyo-jazz-map/

移動が続く中、高架線のメトロの車窓からは寒暮のパリ。
十六夜と立待月の間の月の、美しかったこと。
その時はなぜか「田園」が物悲しく鳴っていて、モンパルナスから出る列車の車窓からはブラームス交響曲3番3楽章。

武器を作って金を稼ぐ輩たちが聞く音楽とはどんなものだろう。
武器が存在するシステムを作っているのはわたしたちか。

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鉄をつくった人間たち、が成した構造物。

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車窓は人生を構成する欠片。

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枝が折れて道に落ちていた赤い実の…山査子ではないなあ。

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夜の木ー独身者たち

手漉き、手作業で作られたインドの本「夜の木」。
1766/2000。
作り手の情熱と、それを人々に届ける側の愛情が融合した時、
本とめぐりあう、ということがおこるのでしょうか。
手に触れる紙の質感に言葉と絵が交わり、読むという行為はかけがえのない時を作ってくれます。
目の前で燃えるブナ、楢、桜の木を眺めながらの夜の読書は、冬を生きる者を救う。

大事に読み進みたいものもありますが、あまりにドキドキする内容であっという間に読み終わってしまうものもあります。そしてしばらくして、また手にとり、今度はじっくりと読み進める、という醍醐味。
「独身者たち」の著者であるロザリンド・クラウス女史は、かれこれ5年ほど続いている美術史家を追ったドキュメンタリー「Un oeul, une histoire ひとつ眼、ひとつの歴史」での音楽制作で知った方。
インテリな分析が裏付けする美術批評ではあるが、アート作品を観終えた後、観る側の余韻にメスを入れる様でもあり、その余韻を日々の生活の中に抹消する行為をえぐり出す、という感覚でもある。
そういえば、このドキュメンタリー番組で使っていただいた楽曲を集めたCDの音源はとうにマスタリングしてあり、あとはデザインが完成すればすぐにプレス工場へ、という段階なのですが、なぜそれができないのか…

近所の方からすももの苗木を分けをいただいた今日。
いつか実がなるのかな、と思いながら、あるいは樹に精霊が宿りますようにと願いながら植林する11月最終週となりました。

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装丁は悲しいほど美しく、CDとはちがって規格の自由さに憧れます。
「夜の木」のタムラ堂という出版社は、ターラー・ブックスで刊行されたこの本の日本語版制作のためにつくられたとか。

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ドキュメンタリー番組はすでにDVDが発売されている。
全番組Yann Pittard(Ky)が音楽を担当。

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落暉の中、ご近所さんの畑近くに樹を植えましょう。

冬の雨土の柔さを手に触れて

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音楽と市場

市場とは、財貨的市場ではなく、本当にmarché マルシェ=市場のことなのです。
フェスティバル Africolor 2018http://www.africolor.com/
が今年も開幕し、トップバッターは我らBala Deeでの演奏となりました。
その会場が、市場なんですね!
生活と音楽が一体となった雰囲気。
食べものを市場で買い求め、人は食べて、生きて、音楽もこの中で生きているな、
なんて感じるのです。

午後一のサウンドチェックは野菜屋に魚屋、Halalの肉屋の男たちの威勢良い掛け声の中進められます。
マルシェが終わる頃には掃除のおじさんたちも立ち聴き。
ボランティアの方々が給仕する昼食はセネガルの母さんが作るチェブにマフェ。
彼女の子どもたちも拙い手つきで配膳を手伝う。
白髪の、おそらく80代の麗し女性はサラダを。
ごはんが並べられている台は、一昔前まで使われていたタイルを敷き詰めた
魚屋のもの。

パリ郊外を舞台にしたこのフェスはかれこれ30年も続いています。
リベラシオンに勤めていた記者、フィリップ・コンラッドが立ち上げ、以来どれだけの音楽的発見、出会い、クリエーションが生まれたことだろう。
郊外に住む移民の両親を出自に持つ子供達の演奏で会場は和やかに幕を開け、
Bala DeeのメンバーはここPres St.Gervaisに集結。
こういう場所での演奏が、大好きです。

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今年のポスターはエッジが効いたフォント。

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marché couvert 屋内市場。この地域に住む人々の食を支えている。
築地で音楽会なんてできれば、楽しいかもしれません。

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ムッサがパーカション、バラフォンを教える小学生たちの演奏。

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掃除のおじさんもご一緒に!

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6歳の女の子からの花束。
友人が子供達と聞きに来てくれる、という演奏会がいいな。

アフリカの音の染み入て蔦紅葉

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花政 -たまには三日月を-

どうにも花を求める日々が続き、ご縁いただき京都は三条木屋町の花政さんへ伺うことができました。
花を購入するためではなく、店主にお会いするために。
彼らがつくりだす花ある空間で深呼吸。

月の動きに沿って放送するopenradioではなかなか紹介できない三日月。
立冬を迎える月は、地平線に沈むのがめっぽう早い。

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暖簾の後ろには夥しい注文、出番を待つ草花たち。

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この日は100本のバラの注文に居合わせたのでした。

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この本に魅了されて。

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散歩中に失敬した野花を。

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この瞬間のために歩く。

亡き人と冬のはじまり迎へをり

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アンソロジーvol.1 月の裏側

ということで、10月28日に発売となりました初のベストアルバム
アンソロジーvol.1 l’autre face de la lune -月の裏側-

14曲自選となり、15曲目は「水見色-Tinos」静岡の里山とギリシャの島に想いを馳せた未収録曲。
一緒に演奏してくれたのは、歌手のシベル・カストリアディス。

なんと、J-waveでの放送を聞いたリスナーが演奏会場にいらっしゃり、サイン会でその方が「わたしの父はカストリアディスの翻訳をしたのです。」
とおっしゃるではないですか。
シベルのために、日本での翻訳者を探していた昨年のちょうど今。
音が導く出会い、そして書物がつくる再会。
こうやって、人はある循環の中で生を送り、生の時間軸は螺旋を描きながら、次の時間を紡ぐ人へと続く。
あ、そういえば某研究室にてティム・インゴルドの「ラインズ-線の文化-」という本を手に入れました。車移動から解放される今、電車の中の恋人、となるかな。

mikikiというサイトではアルバムのライナーノーツを書いてくださった松山晋也さんによるコメントが読めます。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/19385

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パリの小田光による写真、京都のナカガワ暢によるデザイン。

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渋谷のタワーレコードでは視聴展開中とのこと。

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サブタイトルはもちろんこちらからの借用

-ひとりのみ見れば恋しみ神名火の山の黄葉手折りけり君

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本当の旅-Live Magic!-  

旅する云々、言葉が与える印象、非日常感あふれるキーワードとして
「旅」という言葉を装飾的につかっている場合じゃあない!

崖くずれにパンク、病人を清らかな空気の場所へ移動させ、
際限ない呑んべえはどこを彷徨う。
正気なのは運転しながら演奏場所へ移動する者で、演奏に穴をあけない心構え。

行く道は崖くずれで阻まれ(これ本当に)
タイヤはパンクし(これ本当に)
救いの手は河口湖の「湖のホテル」のオーナーが応えてくれる
「迎えにいくから大丈夫だよ!」
というこの一言。

夕暮れを目の前に、丹沢の裏山はそうか道志村と相模湖76号線。
揖斐川左に桑名から御殿場ー山中湖、そして道志から八王子、クルセイダースと共に千代田区代官町ランプで降りれば御茶ノ水には人っ子ひとりいない平日23時。
これが本当の、旅だぜ。

10月21日恵比寿で行われるLive Magic!にて、そんな旅音炸裂いたします!
ぜひのご来場を。

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東京から月夜野-道志村、ひとりくねくね道を行く矢先にカッターナイフが刺さった!?!?

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朝4時30にお目見えした、富士山。

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湖のホテルは癒しのパラダイスなのです。

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1500L酸素ボンベ入手

KyのYann Pittardが日本に戻ってきてくれました。
フランスでは24時間体制で吸引をしており、症状は今までにないほどの状況。
薬を替え、また吸引方法(鼻から吸うもの)、feverfew 夏白菊、ビタミンD3、亜鉛、食事療法など試しております。

日本で酸素ボンベを入手するに、知恵を与えてくださった方々、手配にご協力してくださった方々に心よりお礼申しあげます。
1本1500Lをすでに2日で使い切ってしまうほどなので、今後も地方公演での対策を練らねばなりませんが、各地に備えられるよう手配し、残る演奏会に挑みたいです。

まずは現状ご報告とさせていただきます。
これからもKyの演奏活動への応援いただけます様、どうぞよろしくお願い申し上げます!

祭文語り 渡部八太夫さんと音合わせ。IMG_8572

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しゃあないね。

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3000Lはなかった。使用方法は知っていますが、今一度説明をうけます。

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ガス欠するよ!

八ヶ岳から身延を通り、水見色「さじっとの家」(スリランカ人サジットの作るうまーいカレー屋さん兼里山の家)へ向かいます。
演奏が終わり、東京へ向かうべく新東名に入ってすぐ、助手席に座るムスタファが言うのです。

「麻紀!もうすぐガス欠になるよ!」
「ほえ?なんでわかるの?」
と目盛りをみたら….ない、ガソリンが…なくなる。

「なんでわかったの!?!?」
「モーターの音が変わったからさ」

これまでも幾度と彼と過ごした時間の中で、彼がいかに耳と感覚を通してありとあらゆる物事を感知してきたか、驚きながらも面白がりながらも、この時ほど、命の危険に対する本能を発揮する彼の能力に感動したことはない。
「それは能力ではないよ。みなだれでも持っている感覚でしょ。」

視覚を介して、見ることによって如何に何も見ていなかった、と思い知らされるのです。

目で見るわたしたちが知っている月の姿。
視覚なきあなたが感じる月は、どんな美しさなのか、と想像するのです。

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カリーマさんがムスタファの日本滞在中、どんなにサポートしてくださったか。
そしてそういう機会を作ってくださる、人の存在。
同胞、あるいはある一時を共にする者として、
他者に手を差し伸べる、彼女のこころ。

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水見色は、今日もきっと雲と大地の間にある里山なのです。

死人花探さなくとも色の在り

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水と風のアナーキー

ちょっと大げさでしょうか。
でも、やっぱり意識せずにはいられない要素なんですよね。

作家の姜信子さんとわたくしで、くる10月13日は「梅棹サロン」と呼ばれる、京都は北白川にあるRondokreantoというギャラリーで、言葉と音の会をします。
ここは、みんぱくこと民族学博物館の初代館長であり、わたくし大ファンである梅棹忠夫さんの旧宅。
人のいのちあるところに水のあり、生を促す先に風のあり…と小難しことはさておき、語りと音の世界へぜひ。
先日八王子でのリハーサルでは、お三味とサックスが絡むとこれはもうブルースになるという体験をしました。
そこにアナーキーとくるから濃ーい出し物を想像されるかもしれませんが、
さらっとね。なんてたって水と風ですから。

水と風のアナーキー
2018年10月13日 (土)17:30 open 18:00 start
rondokreanto
京都市左京区北白川伊織町40番地
TEL: 075-286-7696
前売り2500円/当日3000円
問い合わせ/ contact@openmusic.jp.net
出演:姜信子(作家)/ 仲野麻紀(サックス)/渡部八太夫(説経祭文語り)

ひとりツアーは道中酒呑童子で有名な大江山にある日室ヶ嶽へ。その奥には天岩戸。ここに立ち戻れば、禁足の山を前に今、どんな願いを唱えようものよ。
願いなどなく、空っぽという現実があるだけだ。

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祝日明けの、人気のない天橋立が、いい。

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茶の花を、水引の枝を摘み、生活の中に生ける、
玄妙庵のおかみの心に救われるのです。

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演奏後は、京丹後の竹野酒造杜氏、行待佳樹氏が造る、祝蔵舞の芳香をまとった微炭酸の世界に浸るしかなかった。

新名神秋日染まるバックミラー

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そして今日も一人男を乗せて400km

秋雨がなかなかどうして行く手を阻むのですが、走り出したのならもう仕方ない。
やれるところまでやりましょうぞ。
OTTAVAサテライトスタジオは天王洲。
運河を横に、ゲレン大嶋さんのDJで午後の時間が流れます。
このラジオ番組のファンって、すごいですね。
ガラス張りのスタジオの外で放送を聞く人々。
本当にみなさん、音楽を求めているのですね。
もちろん全国津々浦々OTTAVAファンに出会します。
収録が終われば渋滞の東名から新東名へ。
おっと後ろからパトカー!一気に50km/h減速してセーフ!
300km地点、鳳来寺山の方にみえる光、それは夜の秋雲でした。
病気持ちに視覚障害者、はたまたアル中男、と助手席にはいつも男が座っている。

秋雲や山の向かふに魂光る

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ちょっと見飽きちゃったかな

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テラダ倉庫がサポートする天王洲。これから楽しみなスポットになる予感

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浜松SAにはミュージックルームがある

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さようなら=いってらっしゃい

どたばた劇の長月は終わり、曼珠沙華もカンナも咲き枯れて神無月。
残るはひとり金勘定。
みなそれぞれの場所に戻り、あるいは次の演奏場所へ空港から飛び立ちました。
幾度通る首都高の、スピードは生きる密度に比例するのか。

「さようなら」を肯定的に変換すると、
「いってらっしゃい」、になるのかな。

旅立ちを見送るそばに秋の声

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600ドルのオーバーチャージとなり候。
70歳の男性の肩に手を置くムスタファは、
「日本では70歳の人が空港で働くのですか?」と。

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8月から何往復したことか東京湾。
車内の音楽はstevie wonderのlately、
はたまたFor your loveとしておこう。

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本当に幻のワンテイクとなった

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出演者欠場のお詫び

闘う、はずでしたが今回のYann Pittardの病気の発作による欠場で多くの方々に
ご迷惑をおかけしておりますこと、心からお詫び申し上げます。


今までどんな難儀が立ちはだかろうが、ある種の厭世的な感覚を持ちつつ、

それを肯定的に変換できる術を持っていると信じていたものの、

群発頭痛とは自殺頭痛という名前でもあるように、この難儀と闘うには、
今の医療の範囲には勝てぬものでした。
患者である本人にとってその痛みは、人格を維持する人間であるための許容量をはるかに越えているということ。
酸素吸引15L/1min × 10minで、この世で一番痛いという激痛が緩和する、それが20世紀に入ってわかった治療法です。酸素ボンベがなかった時代には精神病患者として扱われていたと。
なんども立ち会った発作を前に、それも納得します。
フランスでは1500Lの在宅酸素ボンベが無料で薬局から配給してもらえるのに比べると、日本の今の医療の現場では、max5Lの酸素ボンベさえも非常に入手することが難しい現状であることがわかりました。
この群発頭痛という病気の認知、薬ではなく、酸素吸引で痛みが緩和する事実を、どこか蔑ろにしているようでもあります。見えない痛み。
そして、きっと日本でこの病気に患っている方々の現実とは想像をこえるものだと思います。

録音ではMustafa Saidのソロを中心に、この八ヶ岳でしか録ることのできない音を奏でてくれています。15世紀の楽曲、常味裕司さんとのDuoでは古典、チェチェンの曲。

後半Kyのツアーにも支障がでてしまいますが、フランスでの養生後、日本に戻ってきてくれると信じてYann Pittardの安否を待ちたいと思います。

以下直近での予定変更です。

9月30日 静岡水見色「さじっとの家」 仲野麻紀・Mustafa Said
10月4日 東洋化成「一丁前スタジオ」
     ピーター・バラカン LIVE MAGIC! TV生配信イヴェント 
                          仲野麻紀 ソロ
10月5日 OTTAVA ラジオ 13:00 生演奏      仲野麻紀 ソロ
10月6日 大阪「高島屋」 天野嘉孝・夢枕獏・叶松谷 
     バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々  仲野麻紀+渡辺亮(Perc)
10月8日 天橋立 「玄妙庵カフェ」× 竹野酒造 仲野麻紀+荻野やすよし(G)

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プラチナの世界・うつわ菜の花

もう20年以上のおつきあいとなる陶芸家の伊集院真理子さん。
彼女の工房はその家自体が作品のようで、蓮に色彩、プラチナをつかった作品に
魅せられています。
そして彼女のつくるごはんがまた旨いこと。
小田原のうつわ菜の花さんとも同じくらい長く演奏をさせていただいています。
あの座敷でかぶりつきのお客様を足元に、お宝がゴロゴロねむる奥の部屋を楽屋にして、いざ演奏開始。
毎回才能あふれる作家さんたちの作品の中で演奏できる、幸せな時となります。

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真理子さんのプラチナシリーズ

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鍋ごと火にかけられるうつわは重宝します。

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目下開催中の展示は「冨沢恭子の柿渋染めかばんとsunuiのメキシカンバッチ」
http://utsuwa-nanohana.com/

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皇居一周25分

9月24日(月・祝)に求道会館で行われる演奏のフライヤーを抱えて
Around the Tokyo.
気流舎に立ち寄れば、開店前だというのに快く迎えてくださり、
しかも蔵書を借りるという幸運を得れば、
調子にのってスーツケースの本は増えるばかり。
山手線の内に戻れば新月をもうすぐ迎える宵頃皇居一周となる。
司法省を右手に三宅坂、下り坂の風の気持ちいいこと。
あ、そうだ今宵は竹芝桟橋から三宅島へと旅立ちます。

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幾度も足を運んだ代々木上原。といえばJASRACかジャーミーか。

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拝借したそれは「料理民俗学入門」。

まだまだ暑さの気配はいたるところに。でもふと感じる風はすでに秋。

「長き夜を君に恋ひつつ生けらずは咲きて散りにし花にあらましを」
と先達云うであれば、こう返そうものか。

「長き夜の江戸の坂には風のみぞ」

今後の演奏予定は
9月12日 三宅中学校 & ビストロリターノ
9月15日 小田原 うつわ菜の花
9月16日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月17日  金沢 21世紀美術館 変容する家(ミヤケマイ作)
9月24日夕 東京  求道会館 + インターナショナルウードトリオ
9月28日夕 八ヶ岳 やまびこホール インターナショナルウードトリオ
9月29日夜 水見色 さじっとの家
10月7日  大阪  高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
10月13日  京都  rondokreanto  姜信子×Ky 水の風のアナーキズム
10月19日  諏訪 諏訪国際交流デー
10月21日  東京  ピーター・バラカン ライブマジック!
10月27日  三島  ベルナール・ビュフェ美術館
10月28日  京都 高島屋 夢枕漠・叶松谷・天野嘉孝 三人展
11月3日昼 河口湖 ジャズフェスティバル
11月4日  秋田  大龍寺

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かんてんぱぱー井月まつり

南信は伊那谷。
井上井月が生きたこの地で行われた「井月まつり」での演奏は、
芭蕉の無名庵で奇跡的に発見されたという幻の録音、惟然の「風羅念仏」
からインスピレーションを受けた曲となりました。
6つからなる念仏その中でも特に印象に残るフレーズは

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声   なもうだなもうだ
はかなきゆめを夏の月        なもうだなもうだ
峰に雲おくあらし山        なもうだなもうだ

でした。
ところで伊那といえば、優良企業のトップをゆく「かんてんぱぱ」。
差し入れにいただいた食品それらは、日常を支える食となります。
演奏後のロビーでは、23年間無農薬無化学肥料で稲作をされている小川さんからお米をいただいてしまった。大事に、大事に食べたいものです。

移動は北信志賀高原から飯山ー小布施、今一度伊那を抜け三重県から神保町の地下の書庫へ。
気候、地変に動揺。うなぎは今荘。壱岐坂の風はやけに気持ちがいい。
そうか、今日は白露。お月さんと地球は近地点となる。

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伊那市駅には鉄ちゃんがいっぱい!

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こやぶ竹聲庵。蕎麦三昧で何がわるい。

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できたてほやほやの本が届きました。
腕力には自信があります。

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打ち合わせは深夜0時をこえてゆく。

月入るやかたみの露を草に木に(井月)

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職業はなんですか?

いやはや、移動に車という選択をすると、機材の運搬は楽ではあるものの、
本来の職業はなんであるのか頓珍漢な現象がおきます。
三重県から羽田まで新東名を飛ばしてミュージシャンを出迎え、そしてその足で翌日の演奏会場となる軽井沢まで時速__(法定速度はとうに超える由)で走行すれば、「生きるためにはなんでもやる」が信条であるわたしでも、躊躇しつつ、
しかしながらプライベート運転手になれる可能性が出てきました。
バックミラーに見える湾岸の夕日、大井南JCTからトンネルになる
首都高の乱雑+慢性渋滞で人生の2時間を棒に振り、関越道はみな飛ばす飛ばす。
平気で飛ばす。
一気に600kmを完走すれば、いつかプツンと切れるであろうゴムのような
人生の使い方も、もうそれはそれで良しとします。
時差ぼけ、不眠症は度を超え、人間をダメにする車という文明の利器によって、
ますます寝る時間はなくなります。
電車での移動であれば、読書をしながらうつらうつらの夢見心地の旅模様。

高速道路を造るために、ただただひたすら山を削る人間たちのおろかさよ。
そして速度をもってより早く移動することを押し付けられる世のおろかさよ。
一等の愚か者は自分であることは決定的。
一人走る道に告げよう。今や伴走はない。
だから、

「夜霧よ今夜もありがとう」と。

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人生の一片を誇示するために写真を撮るほどの馬鹿もいない。

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本の命、朝顔のいのち

何時間寝なくてもいい生活、はいつまで続くのかな。
移動道中庭の草花に想いを寄せずにはいられません。
4月に蒔いた朝顔は今が佳境。しかしながら毎朝の美し彼女たちの姿に後ろ髪引かれながら日本へ発ちます。
咲いた花の後、そこには一房に5粒の種を残してくれる。
もし次の年があるならば多いにその種を蒔きましょう。
そうやって、いのちをわたしたちは紡いできたのかな。

2001年以降、わたしたちは”アラブ”という語音に対し
どんな反応をしてきただろうか。
80万冊の蔵書を誇ったイラク北部モスル大学の中央図書館。
そこは、すでにあらゆる手によって、本を失った。
多宗教多民族が共生するに、本という存在がどんなものであったか。
ある歴史、そして文化は本に、託されている。

パリ6月、14区。某TV局のディレクターである飯野真理子女史は、とにもかくにもようやくパリにたどり着き、その夜は疲労困憊の中、イラク、モスル大学の図書館の再建に奔走するオマルさんの、人類が残した本の存在に命をかけた活動を追う取材への意気込みを目を真っ赤にして語ってくれた。
彼女は、そう、やはりある機縁を得て出会った女性なのです。
教え子が、こうやって情の熱をわたしたちに届ける術。
映像という方法で、他者とどう面を合わせるかという実践をする人となり、今まさにわたしたちに世界の片隅の、ある姿をみせてくれる。

彼女は映像とはまた別の方法で発信しています。
クーリエのweb版記事から
https://courrier.jp/columns/132945/

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開ひては萎むこころは朝顔や

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本に頼る日々、アレサ・フランクリンの死

あなたの死は、半年後誰かのこころの中で、やっぱり涙一粒滴らせるのでしょうか。
radio franceではアレサの声が、夜中通してほとばしっています。
声を持つ人の声は、聴覚に響いて、その声を聞きたいなあ、
と思えば音源を聴くことができるのだから、
それはそれで、ある死と向き合うのに一役買ってくれるものです。

話は変わり、本から感覚的な拠り所を得るべくして開く本は、平凡社の »コロナブックス »。あるいは »くらしのこよみ »、等々、とっても好きです。

今はなき »太陽”はもちろん、コロナブックスの頁に救われます。
例えば「日本の歳時記」。
ところが只今現在使っている暦と、今居る場所を照らし合わせるとどうしてもずれ、
が生まれてしまいます。俳句に使う季語とのズレは、明治以降かれこれ此の方顕著。
例えば今は七夕の真っ只中、そして立葵と百合は時期的には共存しない…
感覚が敏感に反応するある場所に思いを馳せながら、それとは異なる所で生きる。
簡易な方法によっての移動そして生活、というのはここ150年くらいのか話なのかな。

そして、地球の裏側に生きる人の死を、身近な死として感覚的に接するということ。
それもここ数年の話なのでしょうね。
トポス的感覚はあくまで自己中心的でありつつ、そこにどのような想像力を駆使して寛容にそれぞれの差異と向き合うか、ということが只今現在を生きるわたしたちの目の前にある事実なのではないでしょうか。

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だからあなたの声を聞きたい。
唯一持っているいるアレサ・フランクリンはカセットだった…

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友人二人が歩く湿地帯で、吟行がはじまります。

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いつの日も月はぼくらの味方かな

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音楽から涼を得る

暑さの要因を探します。すると人類の存在の有無までいきつくことができますが、
しかしわたしたちはもうこの世に生まれてしまった!
では、日々懺悔。反省をしながら暑さよごめんね、と謝りながら、
音楽から涼を得ることの可能性をみつけたいと思うのです。

今年最小の満月、そして皆既月食7月28日のopenradioはセネガルのンバラ、多重録音によるAdiemusの »声 »の誘惑をお楽しみください。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/7/28_jie_ji_yue_shi_da_shuni_liang_qiumu.html

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雲の峰幾つ崩て月の山 (芭蕉)

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