Archive pour 時勢 circonstance

No Alto Sax

シリア人とフィリピン人のハーフChyno、コートジボワール人のラッパーEdd、ベラルーシ人とシリア人のハーフのヒューマンビートボックスを率いるHip Hopグループ、FareeQ el AtrashのリーダーJohnとの録音となり、スタジオに入ればその扉には

No Alto Sax

と掲げられているではないか。
レコーディングエンジニアはアルトサックスが大嫌い!
でもこういうとんがった人こそ、いい音を録ってくれる。
エジプトでの演奏の際、Chynoは国籍の問題でvisaが降りなくコンサートに参加できなかった。メンバーのくやしさ、もどかしさ。
そして、再び訪れる音楽を共にできるよろこび。

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ちなみにわたしもサックスという楽器、そんなに好きではありません。

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復活祭はみどりだね

ベイルートでのプロジェクトメンバーの一人が、復活祭りの前日は一日の断食をし、
そして翌日はグリーンピースのごはんを食べるの、
と幼き頃の思い出を話してくれた。
4月は、そう萌えるみどりの季節なのですね。
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プラムのすっぱーいそれを、塩をつけながら。
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ぶどうの葉もいい色!これでドルマデスをせっせと作りましょう。
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新芽のアーモンドは種だって柔らかい。
これも、かじっては塩をつけて、アペリティフに。
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小ぶりのきゅうりはレバノンの朝食に欠かせない。
水切りヨーグルトと一緒に。
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中をくりぬいてあるズッキーニは主婦の強い味方!
これに米とケフタを詰めて煮込みましょう。

萌へ急ぐ色は階調刻刻む

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春の疾雨、再びレバノンへ

録音に、種撒きに、病院に、もうどうしたものか。
楽器のメンテナンスに締め切りをとうに切っている原稿に取材。
雹に雨、土は喜び耕すには雨のおかげで畑仕事の疲労は半減するのか。
とはいっても、精神も身体ももう自分では支えきれません。
とはいっても、さて種だ。
有機栽培のものを食べ、コンポストにし、種を保存する。
己の血が良血ということで種を守備するのか。
平等を掲げる輩の偽善はもうたくさんだ。
どんな種を残したいというのだ?
「人種と歴史」?
今宵のopenradioはレバノンでの演奏で2週間のお休みをするため、
レバノン特集としての楽曲をお送りします。
4月の新月の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/4/5_rebanonhe_zaibi.html
/

mixcloudでの試聴はこちら。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio201945-%E6%96%B0%E6%9C%88/
/

レバノンでは、いよいよ始動する、演奏者が踊るプロジェクトを。
その題材となるのは、縄文であり、MahuaとGanjaの愛の物語、
そして揺れる大地を守っている蛇の神話です。
もちろん空にはお月さんが、いるんですよ。

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畑の畔に咲くチューリップの逞しいこと。
プロジェクトの核を担うのはインドの絵本、「夜の木」。

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外では雹が、中では録音が続きます。

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演奏もして、ごはんも用意する男たちの頼もしいこと。

月愛でるどんな種さへ輝けし

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映像×民俗 -海の産屋-

ヴィジュアル・フォークロアというプロダクションを支える北村皆雄氏は、
かれこれ50年に渡って映像民俗学の世界を追ってきた。
南島文化、諏訪、久高島、羽黒、冥界婚…etc
パリでも上映された「ほかいびと」の、田中泯さん扮する井月と伊那の桜の姿からは、民俗学とはそれぞれの土地で、土地ある自然と共に生きる人間の姿へのまなざしである、
と教えてくれた。

さて、Kyが音楽を担当した石巻・雄勝半島の「雄勝法印神楽」の上映は
大阪シアター・セブンにて3月29日までだそうです。
劇中、神楽を継承する漁師たちは、46軒中1軒しかあの津波で残らなかったというに、こう語っている。

「いっさい、いっさい海を恨んでいねぇ」

http://www.vfo.co.jp/?fbclid=IwAR3XWvtC8aa7D3O3cFgBZ3nKOfjYf_RTJE3pZ8w7uXY9jjKlCOvq5L9dSrw

映像×民俗_第2期.

春濤や会ふことのなき誰探す

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Lunatiqueなパリの春

モンパルナス駅、プラットホームで15分だけ会うというのは、相互の安否を確認するというか…
そういう逢瀬もあるのですね。
会う、という行為の中にある交通。
その人は、エロティシズムとは死の贈与である、と教えてくださいました。

朝靄が立ち上がる車窓。
渡河するカルーゼル橋にあらわれるは3月のパリの雲。
そしてLunatiqueに変幻するパリの春。

パリ一人否定形の花在りて

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晴天只中やがてLunatique-きまぐれ-に天気は変幻。

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昂ぶる大地、春の靄

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週末恒例黄色いベストデモ。とりまくはPolice。

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It might as well be spring 江戸は色街妻戀坂

酩酊の丑三つ時は春を待つ

梅の気配は後ろから。
御徒町ー湯島の水脈そこには色街ありて、
田に神をみた人々はその地を神田明神とし、
水を求めたそこは工芸高校坂下水道橋。
東京徘徊月夜、春を待っています。

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お囃子は24時間営業です。
この音は次回のopenradioで!

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色街抜けて、坂を登れば社にたどり着く。

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まあ、なんと湯島がラブホ街だったとは!
言われてみれば、鶯谷、五反田、錦糸町、円山町、
京は小屋ノ内町、名古屋柳橋なんて、どれもちょっと詩的な名前の街ですね。

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俳句とジャズ

満月輝々として夜にある今宵。
openradioは本日お休みです。

3月2日(土)には、「俳句とジャズ」という、
ちょっと変わったトークショーをします。
場所は1967年に開店したジャズ喫茶の老舗、「いーぐる」にて。
どんな音やら言葉が飛び出すのか、
今からドキドキしながらカレンダーを追っています。
対談相手は俳人であり、ジャズ批評家の村井康司氏。
硬派なものからかわいらしい句集を手がける編集者でもあります。
もしかしたら、サックスの生音も登場するかもしれません。

第655回 2019年3月2日 (土曜日) 午後3時30分より
対談 仲野麻紀 × 村井康司

Jazz Café いーぐる
東京都新宿四谷1-8
TEL 03-3357-9857

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きっと19日は雨の中でお月さんは雲の中かな。
そんな時は、稲畑汀子さんによる句集「月」をめくるのも、いいかもしれません。

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村井さんが手がけた俳句本のひとつ、「てのひらの味」ですって!

あきらめてをりし満月中天に 汀子

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睦月下弦、あと一歩で火山の中にさようなら

レユニオン島自体が活火山。
平地なき土地に人々は住む。
2018年4月に大噴火したピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ・Piton de la Fournaiseに、朝4時から登れば、頂そこには人っ子一人いない静寂。初めて感知するこの無音の世界。
吸い込まれるように火山口に近づけば、
今思えばあと一歩でマグマ燻る火山の中へさようなら、という極。

下山を始めれば、雲が上昇、地上から登り始める人々は登山を断念。
この山が迎えてくれたとしか思えない。

この火山での録音は次回のopenradioでの放送でお送りしようと思います。

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写真はhttps://commons.wikimedia.orgから。ここにいたなんて…

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2631m、地球の肌に触れる。

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睦月下弦迎へし山にかくれんぼ

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野生のすみれ La pensée sauvage

深夜バスの窓から見える、上弦。
路地に生きる菫。
野生の生きる力と香り、光に魅せられています。
Violet for your fursの歌詞には、厳寒のマンハッタンも、
君にすみれを贈れば、春の様な気分、ですって!

それでも菫はなぜ、路地に咲くのでしょうね。しかもこの時期に。
あの芳しい香りは、この世のものは思えぬ、ああ、陶酔してしまう香りなのです。

あなたは、だれにこの香りを贈りますか?

菫をテーマにしたopenraidio1月14日上弦の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/1/14_kotonisumirewo.html
/

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厳冬に野生の菫に出くわすなんて。

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零下に立葵なんて信じられるでしょうか。こんな現実もあるのですね。

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毎日飲むハーブティーの中にも、pensée sauvageですって。

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折れて道に落ちていた枝を水につけていたら、なんと花が咲いて、ああ黄梅だったのか。

狂い咲く香り纏ひてどこへゆく

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技芸の均等

お月さんは日中の生活。あの姿を夜空に観れないのがすこし寂しいですが…
とはいっても西洋の暦上では新年を迎えました。
openradioのDJはことごとく打ちのめされる様な出来事ばかりで…
元旦など餅もなければおせちもなく、綺麗な写真に収める様な晴れ晴れとした状況とは程遠い、あまりにも現実とはかけ離れた年越しとなりましたが、でも、こうやってopenradioを放送できるのだから、まずは生きています!

版画家のClaude Mellanが描く聖顔と、奈良は秋篠の伎芸天の存在に心を寄せる日々。技があるゆえに作品が生まれるのか、あるいは表現のために技が必要なのか。作者によりイメージされ、表象としてのそれらがわたしたちの心底に届くのは、人類が持つイメージの共通要素の存在ゆえ。また技と芸その間の、バランスのあるもののみが後世、要するに現世にアートと呼称されるのか。
と、正月に餅も食えぬ人間がああだこうだ考えても仕方がない。

新年新月のopenradioは、ベトナムの歌姫の声から、どうぞ。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/1/6_ji_yunno_jun_deng.html
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現実でない世界にはこういう風景が待っている。

初夕日落莫などといふなかれ

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言語都市・台北

誰かが仰っていたけれど、文字の意味が理解できると、その文字の発音は二の次になる、と。
台北滞在ではまったくその現象が起こりました。
「高雄」「松山」という地名はさてなんて発音するのでしょうね。

生田緑地の西にある明治大学生田図書館Gallery ZEROにて、12月24日まで
特別展示 「言語都市・台北」
作品と図書の展示が開催されており、私も参加しております。
21名の文章が紡ぎ出す、台北の現在。
読む展覧会。
詳細はこちらから。
https://www.meiji.ac.jp/koho/press/2018/6t5h7p00000tjz4p.html///

お勧めの道順は、お天気がよければ向ヶ丘遊園で下車し、生田緑地内のセコイヤ樹林に挨拶をしながら岡本太郎美術館に立ち寄り母の塔をぐるっと巡りながらお山を越えて生田校舎へ。
あの地に息づく空気が好きです。

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Brahms Sym.No.4 – Beethoven SymNo.6

JJazz.Netというインターネットラジオでの放送は、日本滞在20年以上で、日本のジャズシーンを海外の方に紹介しているJamesさんと。
中途フランス語訛りの英語やら日本語やらで頓珍漢な応答となってしまい、
すみません。
試聴はこちらからです→https://www.jjazz.net/programs/tokyo-jazz-map/

移動が続く中、高架線のメトロの車窓からは寒暮のパリ。
十六夜と立待月の間の月の、美しかったこと。
その時はなぜか「田園」が物悲しく鳴っていて、モンパルナスから出る列車の車窓からはブラームス交響曲3番3楽章。

武器を作って金を稼ぐ輩たちが聞く音楽とはどんなものだろう。
武器が存在するシステムを作っているのはわたしたちか。

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鉄をつくった人間たち、が成した構造物。

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車窓は人生を構成する欠片。

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枝が折れて道に落ちていた赤い実の…山査子ではないなあ。

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夜の木ー独身者たち

手漉き、手作業で作られたインドの本「夜の木」。
1766/2000。
作り手の情熱と、それを人々に届ける側の愛情が融合した時、
本とめぐりあう、ということがおこるのでしょうか。
手に触れる紙の質感に言葉と絵が交わり、読むという行為はかけがえのない時を作ってくれます。
目の前で燃えるブナ、楢、桜の木を眺めながらの夜の読書は、冬を生きる者を救う。

大事に読み進みたいものもありますが、あまりにドキドキする内容であっという間に読み終わってしまうものもあります。そしてしばらくして、また手にとり、今度はじっくりと読み進める、という醍醐味。
「独身者たち」の著者であるロザリンド・クラウス女史は、かれこれ5年ほど続いている美術史家を追ったドキュメンタリー「Un oeul, une histoire ひとつ眼、ひとつの歴史」での音楽制作で知った方。
インテリな分析が裏付けする美術批評ではあるが、アート作品を観終えた後、観る側の余韻にメスを入れる様でもあり、その余韻を日々の生活の中に抹消する行為をえぐり出す、という感覚でもある。
そういえば、このドキュメンタリー番組で使っていただいた楽曲を集めたCDの音源はとうにマスタリングしてあり、あとはデザインが完成すればすぐにプレス工場へ、という段階なのですが、なぜそれができないのか…

近所の方からすももの苗木を分けをいただいた今日。
いつか実がなるのかな、と思いながら、あるいは樹に精霊が宿りますようにと願いながら植林する11月最終週となりました。

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装丁は悲しいほど美しく、CDとはちがって規格の自由さに憧れます。
「夜の木」のタムラ堂という出版社は、ターラー・ブックスで刊行されたこの本の日本語版制作のためにつくられたとか。

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ドキュメンタリー番組はすでにDVDが発売されている。
全番組Yann Pittard(Ky)が音楽を担当。

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落暉の中、ご近所さんの畑近くに樹を植えましょう。

冬の雨土の柔さを手に触れて

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音楽と市場

市場とは、財貨的市場ではなく、本当にmarché マルシェ=市場のことなのです。
フェスティバル Africolor 2018http://www.africolor.com/
が今年も開幕し、トップバッターは我らBala Deeでの演奏となりました。
その会場が、市場なんですね!
生活と音楽が一体となった雰囲気。
食べものを市場で買い求め、人は食べて、生きて、音楽もこの中で生きているな、
なんて感じるのです。

午後一のサウンドチェックは野菜屋に魚屋、Halalの肉屋の男たちの威勢良い掛け声の中進められます。
マルシェが終わる頃には掃除のおじさんたちも立ち聴き。
ボランティアの方々が給仕する昼食はセネガルの母さんが作るチェブにマフェ。
彼女の子どもたちも拙い手つきで配膳を手伝う。
白髪の、おそらく80代の麗し女性はサラダを。
ごはんが並べられている台は、一昔前まで使われていたタイルを敷き詰めた
魚屋のもの。

パリ郊外を舞台にしたこのフェスはかれこれ30年も続いています。
リベラシオンに勤めていた記者、フィリップ・コンラッドが立ち上げ、以来どれだけの音楽的発見、出会い、クリエーションが生まれたことだろう。
郊外に住む移民の両親を出自に持つ子供達の演奏で会場は和やかに幕を開け、
Bala DeeのメンバーはここPres St.Gervaisに集結。
こういう場所での演奏が、大好きです。

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今年のポスターはエッジが効いたフォント。

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marché couvert 屋内市場。この地域に住む人々の食を支えている。
築地で音楽会なんてできれば、楽しいかもしれません。

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ムッサがパーカション、バラフォンを教える小学生たちの演奏。

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掃除のおじさんもご一緒に!

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6歳の女の子からの花束。
友人が子供達と聞きに来てくれる、という演奏会がいいな。

アフリカの音の染み入て蔦紅葉

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花政 -たまには三日月を-

どうにも花を求める日々が続き、ご縁いただき京都は三条木屋町の花政さんへ伺うことができました。
花を購入するためではなく、店主にお会いするために。
彼らがつくりだす花ある空間で深呼吸。

月の動きに沿って放送するopenradioではなかなか紹介できない三日月。
立冬を迎える月は、地平線に沈むのがめっぽう早い。

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暖簾の後ろには夥しい注文、出番を待つ草花たち。

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この日は100本のバラの注文に居合わせたのでした。

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この本に魅了されて。

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散歩中に失敬した野花を。

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この瞬間のために歩く。

亡き人と冬のはじまり迎へをり

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アンソロジーvol.1 月の裏側

ということで、10月28日に発売となりました初のベストアルバム
アンソロジーvol.1 l’autre face de la lune -月の裏側-

14曲自選となり、15曲目は「水見色-Tinos」静岡の里山とギリシャの島に想いを馳せた未収録曲。
一緒に演奏してくれたのは、歌手のシベル・カストリアディス。

なんと、J-waveでの放送を聞いたリスナーが演奏会場にいらっしゃり、サイン会でその方が「わたしの父はカストリアディスの翻訳をしたのです。」
とおっしゃるではないですか。
シベルのために、日本での翻訳者を探していた昨年のちょうど今。
音が導く出会い、そして書物がつくる再会。
こうやって、人はある循環の中で生を送り、生の時間軸は螺旋を描きながら、次の時間を紡ぐ人へと続く。
あ、そういえば某研究室にてティム・インゴルドの「ラインズ-線の文化-」という本を手に入れました。車移動から解放される今、電車の中の恋人、となるかな。

mikikiというサイトではアルバムのライナーノーツを書いてくださった松山晋也さんによるコメントが読めます。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/19385

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パリの小田光による写真、京都のナカガワ暢によるデザイン。

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渋谷のタワーレコードでは視聴展開中とのこと。

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サブタイトルはもちろんこちらからの借用

-ひとりのみ見れば恋しみ神名火の山の黄葉手折りけり君

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本当の旅-Live Magic!-  

旅する云々、言葉が与える印象、非日常感あふれるキーワードとして
「旅」という言葉を装飾的につかっている場合じゃあない!

崖くずれにパンク、病人を清らかな空気の場所へ移動させ、
際限ない呑んべえはどこを彷徨う。
正気なのは運転しながら演奏場所へ移動する者で、演奏に穴をあけない心構え。

行く道は崖くずれで阻まれ(これ本当に)
タイヤはパンクし(これ本当に)
救いの手は河口湖の「湖のホテル」のオーナーが応えてくれる
「迎えにいくから大丈夫だよ!」
というこの一言。

夕暮れを目の前に、丹沢の裏山はそうか道志村と相模湖76号線。
揖斐川左に桑名から御殿場ー山中湖、そして道志から八王子、クルセイダースと共に千代田区代官町ランプで降りれば御茶ノ水には人っ子ひとりいない平日23時。
これが本当の、旅だぜ。

10月21日恵比寿で行われるLive Magic!にて、そんな旅音炸裂いたします!
ぜひのご来場を。

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東京から月夜野-道志村、ひとりくねくね道を行く矢先にカッターナイフが刺さった!?!?

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朝4時30にお目見えした、富士山。

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湖のホテルは癒しのパラダイスなのです。

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1500L酸素ボンベ入手

KyのYann Pittardが日本に戻ってきてくれました。
フランスでは24時間体制で吸引をしており、症状は今までにないほどの状況。
薬を替え、また吸引方法(鼻から吸うもの)、feverfew 夏白菊、ビタミンD3、亜鉛、食事療法など試しております。

日本で酸素ボンベを入手するに、知恵を与えてくださった方々、手配にご協力してくださった方々に心よりお礼申しあげます。
1本1500Lをすでに2日で使い切ってしまうほどなので、今後も地方公演での対策を練らねばなりませんが、各地に備えられるよう手配し、残る演奏会に挑みたいです。

まずは現状ご報告とさせていただきます。
これからもKyの演奏活動への応援いただけます様、どうぞよろしくお願い申し上げます!

祭文語り 渡部八太夫さんと音合わせ。IMG_8572

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しゃあないね。

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3000Lはなかった。使用方法は知っていますが、今一度説明をうけます。

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ガス欠するよ!

八ヶ岳から身延を通り、水見色「さじっとの家」(スリランカ人サジットの作るうまーいカレー屋さん兼里山の家)へ向かいます。
演奏が終わり、東京へ向かうべく新東名に入ってすぐ、助手席に座るムスタファが言うのです。

「麻紀!もうすぐガス欠になるよ!」
「ほえ?なんでわかるの?」
と目盛りをみたら….ない、ガソリンが…なくなる。

「なんでわかったの!?!?」
「モーターの音が変わったからさ」

これまでも幾度と彼と過ごした時間の中で、彼がいかに耳と感覚を通してありとあらゆる物事を感知してきたか、驚きながらも面白がりながらも、この時ほど、命の危険に対する本能を発揮する彼の能力に感動したことはない。
「それは能力ではないよ。みなだれでも持っている感覚でしょ。」

視覚を介して、見ることによって如何に何も見ていなかった、と思い知らされるのです。

目で見るわたしたちが知っている月の姿。
視覚なきあなたが感じる月は、どんな美しさなのか、と想像するのです。

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カリーマさんがムスタファの日本滞在中、どんなにサポートしてくださったか。
そしてそういう機会を作ってくださる、人の存在。
同胞、あるいはある一時を共にする者として、
他者に手を差し伸べる、彼女のこころ。

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水見色は、今日もきっと雲と大地の間にある里山なのです。

死人花探さなくとも色の在り

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水と風のアナーキー

ちょっと大げさでしょうか。
でも、やっぱり意識せずにはいられない要素なんですよね。

作家の姜信子さんとわたくしで、くる10月13日は「梅棹サロン」と呼ばれる、京都は北白川にあるRondokreantoというギャラリーで、言葉と音の会をします。
ここは、みんぱくこと民族学博物館の初代館長であり、わたくし大ファンである梅棹忠夫さんの旧宅。
人のいのちあるところに水のあり、生を促す先に風のあり…と小難しことはさておき、語りと音の世界へぜひ。
先日八王子でのリハーサルでは、お三味とサックスが絡むとこれはもうブルースになるという体験をしました。
そこにアナーキーとくるから濃ーい出し物を想像されるかもしれませんが、
さらっとね。なんてたって水と風ですから。

水と風のアナーキー
2018年10月13日 (土)17:30 open 18:00 start
rondokreanto
京都市左京区北白川伊織町40番地
TEL: 075-286-7696
前売り2500円/当日3000円
問い合わせ/ contact@openmusic.jp.net
出演:姜信子(作家)/ 仲野麻紀(サックス)/渡部八太夫(説経祭文語り)

ひとりツアーは道中酒呑童子で有名な大江山にある日室ヶ嶽へ。その奥には天岩戸。ここに立ち戻れば、禁足の山を前に今、どんな願いを唱えようものよ。
願いなどなく、空っぽという現実があるだけだ。

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祝日明けの、人気のない天橋立が、いい。

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茶の花を、水引の枝を摘み、生活の中に生ける、
玄妙庵のおかみの心に救われるのです。

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演奏後は、京丹後の竹野酒造杜氏、行待佳樹氏が造る、祝蔵舞の芳香をまとった微炭酸の世界に浸るしかなかった。

新名神秋日染まるバックミラー

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