Archive pour 俳句 haiku

チョコレートの思い出も

手袋をして黒服を着て大層な付加価値を着せてわたしたちの口に届くチョコレート。
スイスやベルギーのチョコレートを語る輩を前にいつも思うのです。

「原料のカカオの実がなる畑、空、収穫する人々の表情への想像力は…」

搾取ではなく、原料が、ある錬金術によって人々を魅了する食べ物になるに当然の対価としてチョコレートの存在はあるのですが、それでも、少しの想像力と共にカカオの存在を口に入れることによって、世界とチョコレートを食べるわたしたちがその瞬間同期できるといいな、と思うのです。

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メゾンドショコラはわたしにとっていつも思い出の中にある。
限定「キャビア入り(しかもペトロシアン)ショコラ」はウォッカのミニボトルも入り。箱の装飾はもちろん鮫肌!

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日本人チョコレートバイヤーの目ざとさったら。NHKで紹介されていたそうな…こんな田舎まで買い付けにくるとは。
Vannesの市場内にある絶対的にアートなチョコレートles nenettesは、中学教員をする友人の生徒であったMme.Cardonによる。

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「生産者自らが勝ち取るフェアトレード」をかかげるDARI-Kは京都から発信するチョコレート革命。

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元祖Bonnatはティム・バートンの映画「チャーリーとチョコレート工場」のスタッフがアイデアをもらった老舗。
ペルーはクストの小規模農家を渡り歩いて買ったカカオの貴重な板チョコ。

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最後はコンセプチュアルなパトリック・ロジェ。パリにあるブティックはおおよそチョコレート屋さんとは思えぬ佇まいです。

春日和クスコの味に笑み溢る

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Cinque roses, Langage des fleurs

バラの想い出は枚挙に暇がありません。
フランスの花屋さんからブーケを抱いて出てくる男性の多いこと。
今年のバレンタインデーはどんな花でしたでしょうか?
あ、日本ではグローバリゼーション搾取構造の最先端をいくカカオを原料とするチョコレートでしょうか。(もちろんフェアトレードのものもありますが)
花より団子。

バラの木は何代にも残ります。
我々人類のように。本質を変えず香りや色形、バラの種類の多様性たるや。
パリ吟行のメッカといえばブーローニュの森の一部であるバガテル園。
いやいや、パリ南の郊外にはライレローズがあります。(バラ好きの聖地)。
今でも覚えているのはここへ来るためにフランスへきた知人を案内した時のこと。
5月、冬季休暇を終え開園してるとおもいきや、門は閉まっています。
しかし、余念なく働いている園芸師が私たちのために、彼自身の責任において入れてくれたのです。
そう、バラ園の貸切状態。
彼のこういう気配りは=improvisation=ça c’est la vraie vie.

一人称と目の前にいる人との関係性が生まれるその瞬間「何ができるか」という反応に応対するアクション。
守るべきものは主体となるこの関係で、いつ裏切られるかわからないしがらみではありません。

ということで、わたしは今年バラを大事な人に贈りました。
Cinque roses,
花言葉は… »C’est le plaisire que je vous ai rencontré  »

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京都花政では100本のバラが旅立ちを待つ。

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五代目主人・藤田修作さんの審美眼は山野草にありますが…

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42歳の誕生日には42本のバラを

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でも本当はこういうのが好き

冬薔薇に別れを告げて涙雨

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すべては指の間からこぼれ落ちる

ぽたり、というよりスルッと滑り落ちる感じです。
春待たずして喪失の再来、は要するに反復するようです。
それでも、書物という形で残る文字がこぼれ落ちないように読み取ること、
それは希望となるでしょうか。
いつかのどこかの繰り返しになりますが…
書物、それはわたしたちに残された「知の悦び」なのです。

2020年2月16日下弦のopenradioは…
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-20200216-%E4%B8%8B%E5%BC%A6/

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Solangeの歌詞カードはアポリネールのカリグラムを彷彿させるもの。
言葉と図象の連携プレー!

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春に近づく空の下弦は色を誘う。

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この世にはもう亡き二人花のみぞ

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編集の鬼、錦百合の香放つ

Ce qu’on appelle raison de vivre est en même temps une excellente raison de mourir.
私たちが呼んでいる生きる理由とは、
同時に死ぬためというすばらしい理由でもある。
Albert Camus  アルベール・カミュ

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言葉編む今日発ちし人へ錦百合

百合が折れてしまい、水にさせば花開き、開いたその朝、膨大な書籍、人文書
訳本を世に送り出してきた編集者の、訃報が届いた。
季節は風信子(ヒヤシンス)。

香りだけは、追憶に寄り添ってくれるだろうか。

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The clock stops ticking

前回のopenradioではジャズだなぁ、と感じる楽曲を紹介しました。
はっきりとした発声の無意味、あるいは忠実であることに束縛されぬこの音楽。
瞬間に生まれる人間のもつ即興性こそが命であるジャズの中で、時に詩学的に面白い場面をもっていることも事実です。
全く知られていないMeredith d’Ambrosio という歌手がいます。
正直彼女の声はどこにもありません。
猛々しく、あるいはヴィブラートを操作できなくてもいいんです。
誰かに、どこかに届けば、それでいいよね。

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The clock stops ticking でも繰り返す季冬かな

1937年のミュージカルで歌われた there’s a lull in my lifeの歌詞

Oh, there’s a lull in my life
It’s just a void and empty space
When you are not in my embrace
Oh, there’s a lull In my life
The moment that you go away
There is no night, there is no day
The clock stops ticking
The world stops turning
Everything stops but the flame in my heart
That keeps burning, burning
Oh, oh, oh
There’s a lull In my life
No matter how I may pretend
I know that you alone can end
The ache in my heart
The call of my arms
The lull in my life

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今年もミモザのお出まし也

今年、暖冬フランスは予定より約1ヶ月早くミモザのお出ましとなります。
ミモザは植樹してからの成長めまぐるしく、ただ伸びる前の幼少の時期は少しの風でやられてしまうこと多々。
以前庭に植えたものは1年待たず倒れてしまった。

列車に乗るにプラットホームで車両番号を車掌さんに聞けば、
「あなたの車両はミモザ号ですよ!」との返答。
そう、わたしは両手いっぱいに花を抱えていたのです。
座席へ着く前に売店へ移動すれば車掌さんが向こうにいる。
彼は両手を広げてWelcomeのジェスチャー。
そう、こういうユーモアが、フランスに生きるということだと思うのです。

車窓からみえるミモザの芳香を想像することも心象のあらわれか。

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エレメンツは思い出を想起させるから、身近に置いておきたいのです。

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早咲きのミモザ両手に酔ひにけり

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BookEnds

倒れないための仕切り、あるいは本棚から落ちないための本立て。
BookMarkとは違います。
今宵openradioは春の予感と晩冬のジャズを。

かけがえのないアルバム Marc Copland (P) / David Liebman (Sax)はその名も「BookEnds」

2020年2月9日満月のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20200209-%E6%BA%80%E6%9C%88/

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ロフト兼スタジオはパリ14区

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静穏に冬曙を待つ午前五時

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春は山から、ほんの少しの笑みを

南米のギター、歌。言葉のイントネーション、メロディーのアーティキュレーション、リズムとアクセントのバランス。
どれも魅惑的な要素に溢れています。
ただ、真似という方法でそれらの楽曲を演奏することに懐疑的にならずにはいられません。
ただ、もし奏でることが可能であるならば、それは一度自らの同一性を凝視し切り込みブリードの覚悟という意識を経てからということになるでしょう。
硬いことはさておき、ゆったりと、寒暖の境界、立春をお過ごしください。

2020年2月4日立春のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-202024-%E7%AB%8B%E6%98%A5/

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山の中にいると、それ自体を忘れてしまう。

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いつも移動の中に思想の発端が生まれる。

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緋桜や冷静たれと微笑みぬ

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これからがこれまでを決める

シンプルな言葉の中に重層的な真実が生まれることがあります。
過去、現在、未来という三種の反復。

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銀座の逢瀬は黒田征太郎・泰蔵 兄弟展となりました。

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京都に本店がある思文閣にて

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立春を窓から見遣る虚無の空

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音は生まれ、また会う日まで

秩父の山肌に魅了されてしまったからには、その地の土や谷、あるいは命の源である水なるところにひっそりと在る苔の存在に触発され、音が生まれました。
そして、潔く消えゆく音を前に、 »また会う日まで »、と手を振るのです。

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リハーサル中に次なるアイデアを生み出すギターの孤独な音。

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山羊とある今日の営みは上弦へ向かう月の出と共に。

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いつも、今回も、演奏する場所には遠くから聴き手がやってきてくれます。
鎌倉、新潟、白金、高崎、はたまたマルセイユ!
彼らこそが、「旅する音楽」なのです。

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当日は、詩を中心に写真・絵・インスタレーションとジャンルを超えたアート作品を展示しているcafe PNB 1235のオーナー、詩人の保坂さんが『狂った季節が首を鳴らす時』 を朗読されました。

新緑の山間にひかり影の中

次回があるならば、こんな感じかな!

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破急風光帖 il faut être radicalement humain

百合の開花は初夏。しかし、うれしいかなかなしいかな、
ただ今現在いつでも百合を手にいれることができるようです。
パリ左岸の花屋にて、ある人のために買った百合をブーケにしてくださったのは日本人の女性でした。

ピナ・バウシュへ薔薇を捧げ、ある音楽家との対談ではその日キャンパスに散った銀杏の落葉を舞台に敷き詰め迎える。
数多ある著書を世に出しつつ、ご自身がプロデゥース(この場合は編集ですが、敢えてこういいます)する「午前四時のブルー」なんて冊子をだすあたり、これが実践する哲学者。
わたしにとっての小林康夫さんとはそういう方。

「恋の不思議や、気高さや、心のくるしみ、心のよろこび、わがからだにあふれきて・・・「悪縁なれど」、恋ぐるひ、ああ、Mysterioso!」
なんて言える哲学者、すてきですよね。

来る2月2日、やはり左岸のギャラリー通り Rue Seineでは氏の詩と絵画の展覧会があるそうです。

Dimanche 2 Fevrier 2020
La galerie Olivier Nouvellet
“D’eau et feu”
Texte de Yasuo Kobayashi
Peintures d’Irene Boisaubert
19 rue de Seine 75006 Paris -de 15h a 19h-

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パリ4時の厳寒明けぬ闇の中

小林さんの面白いブログはこちら。
タイトルも徹底を貫いている!
https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/hakyufukocho/
破急風光帖-il faut être radicalement humain-(徹底的に人間であれ)

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花と雪 fleur et neige

暖冬花を両手に抱えれば、自然賛歌の献花となり、しかしそれを司るは人間のするところ。
それをするかしないかはあなた次第。
わたしはする方に惹かれます。

迎える雪は今日山間にひっそりと、そして沈々と夜に降る。

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「秩父前衛派」をご存知でしょうか。
このアート集団による今年最初のパフォーマンスはこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=P9Zkov2UUY0

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雪の夜半旅する恋人着きにけり

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宝物は俳句、音楽は血

どれだけ俳句が救ってくれたことか…

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初句会ではくじ引きが。大人の遊び。

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「楽園」句会の主宰中村考哲さんは第一句集「幻化」昨年上梓。
幹事康代さんはわたしの愛人。

初句会何もなかった空を詠む

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自己の中に他者をみる

他者との関係性の中に、エゴを排除する闘いに挑んだ人物。
レヴィ・ストロースを師とし、マルセル・モースを祖父とした人物。
1月11日、真島一郎さんによる講演、ー「闘い」の方法をたどる感性ー。
もうね、A3版10頁ですよ、レジュメ引用、注釈が…
そこには、故人への静謐なリスペクトしか感じられませんでした。
声が詰まっちゃうよね。嗚咽しかでないよね。
でも彼は最後まで「火のエネルギー問題」に至るまで、話しきった。
しかもサンカラとルムンバを引用して。
chapeau(脱帽)。
リスペクトとエゴとの対話は同義します。

「詩」というものは本来
人間と神様の帳尻を合わせてくれる音であろう
(プリミ恥部)

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猿、いや動物に触れる手って、柔らかいのよね。

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触れたくも触れぬ距離にゐる雪催

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秘めごとの爪…詰め

ある作家さんがつぶやいたのです。
「麻紀ちゃん、愛縛って言葉知ってる?」
それは漢詩文集、空海の『性霊集』。あるいは理趣経・十七清浄句の中にある、
愛縛満潮句足菩薩位。
こんなことを若かりし私(20代後半だった!?)に教えてくれた先輩に、感謝。

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誰が知りて狼星とある夜半の淵

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Un Poète Péruvien À Paris パリのペルーの詩人

アルベール・マルクールの最近の作品はQuatra Belaという弦楽四重奏とのアコースティックな音に、小気味いい詞が添えられます。
その中でも「Un Poète Péruvien À Paris パリのペルーの詩人」はアルバムの白眉。

ブラッド・メルドーのエレゲイア・サイクルにはこうあります。

「”我々が得るのは二つある、時間が与えてくれた体験、
そして我々のはかなさとは裏腹に、常に戻ってくる不可避的なものの慰め…
君の思いがどうあれ、物事は永久に終ってしまうというのは錯覚だ。
全ては幾度も幾度も周期をなして巡ってくる。”」

「死ぬこと、思い出されること。音楽は、そのこと自体へエレジーを歌う。
我々の周りにある”日々”の喪失を美化し、
我々がいかに死と親密になれるかを教えてくれる。」

2020年1月11日満月のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-2020111-%E6%BA%80%E6%9C%88-%E3%83%91%E3%83%AA%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A9%A9%E4%BA%BA/

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初満月喪失周期の中にみる

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余白が音 une musique est une marge

森の中に差す木漏れ日にもし心奪われてしまうならば、それはMargeという名の光が生む余白に、その心をもゆだねてしまいたい衝動が生まれるからなのかもしれません。
武満がみた音とは、余白のことなのです。

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余白から花梨の余韻香り去り

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サティの白、北園の白

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白い手紙のなかの白い雨は
白い孤独の白い雨である

白いカメラのなかの白い孤独は
白い
孤独の白い孤独である

By 北園克衛

Fâcheux Exemple (ある愁いのたとえ) By Satie

冬の空白が灰色になってゆく

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年迎へどこにゐようと生きている

2020年1月上弦のopenradioの放送は、こちらから
hhttps://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-2020-%E4%B8%8A%E5%BC%A6/

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ぬくくして主人なき家炉の近く

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南仏の影を纏ふて冬薔薇

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名の知らぬ行き交ふ冬の鳥とゐる

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鳥瞰図我が目で見ひる富士の山

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年迎へどこにゐようと生きている

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Tu connais langage des fleurs de « Pois de senteur »?

北半球6月の畑には野生のスイートピーがまあ旺盛に枝を伸ばしていました。
可愛らしい実を晩夏の頃に取っておこうなんて考えていました。
なんていったって »Pois »というくらいだから、そう、この花は”えんどう豆”の類。
豆は、種になる。
種を種として保存する一仕事。
もちろんとってあるけれど、さて、ではこの春3月、どこに蒔けるのかな。
スイートピーの花言葉を知ってしまったからというもの、花の存在に悲しさを感じる今年最後となります。

Le Départ 門出
La séparation 別離
Le plaisir délicat ほのかな喜び
La mémoire tendre 優しい思い出
Le plaisir bienheureux 至福の喜び

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駅構内でふっと目に付いただけだったのに。

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薄色の三日月残す年の瀬や

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師走新月吉とでるか凶とでるか

場所場所の天候に翻弄され今どこを行く。
そんな時は、ただ一音爪弾く音を聞きたくなります。
期待大の驚異のギター奏者の新作は年明けを待つとしましょう。
今回のopenradioは、映像の音、空気に触れる音、そしてザッパ で少し一人頭を振りまくるとしましょう。
Keep it greasy!!

2019/12/26 今年最後の新月のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/20191226-%E6%96%B0%E6%9C%88/

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大気の凍えが身にしみる

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ある場所を目指して、ただただ車窓は続く

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山のある命

埋火も消ゆや涙の烹ゆる音 (芭蕉)

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住所不定の特典

定住所を持たぬ利点はいつでも動けること(あるいは動かなければいけない)。
不利は花を生けても愛でる時間が少ない。
それを誰かのために残すもよしだが空っぽになった家に花が残るのは心苦しいもの。

これからまたスーツケース一個と楽器との時間を過ごすことになる予感は
吉とでるか凶とでるか。

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畑にあるこの時期唯一の色を

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花は、身近にあるものを摘む、あるいは切って失敬、いただき今日の心へ。

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冬薔薇の比例せず色残るだけ

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百合は冬には咲きません。
鉄砲百合その多くが、沖永良部で咲いている。

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命日や忘却彼方冬落暉

 モンパルナスの墓にはマン・レイにザッキン、ブランクーシにブラッシャイ、カストリアディスにソンタグ、あるいはゲンズブールが眠っている…..etc
トリスタン・ツァラの隣にセサル・バジェホの名が。
彼らの出自、オリジナルは「外国人」。
フランスという地に生き、フランスを生きた人々。
つい先ほど逝去されたヌーヴェルヴァーグのお姫さま、
アンナ・カリーナは、デンマーク出身だったのか。

今一度フランス共和国とはなんなのか、考えたいのです。
国民と呼ばれる一人一人にどんな権利があり、どんな義務があり、国を構成する人員であるにはどのような行動が必要なのか。
能動的でいなければならないことは、間違いないようです。

あなたは、どこに生きたかったのですか?
2019年12月19日下弦。100回目を迎えるopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20191219-%E4%B8%8B%E5%BC%A6/

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(Photo:S.SASAKUBO)
ジャック・シラクの眠りにあるパレスチナの男性がコーランを詠む姿。
シラクがパレスチナ擁護派であったことはご承知の通り。

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菊は墓地の象徴。

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12月はアマリリスが、いいね。

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冬薔薇心と比例しない今日鮮やかさだけ世は師走

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車窓は心象を写す

旅の移動に現代社会必須な乗り物。
それは飛行機でもリニアでもありません。
電車。
ブルキナファソはボボデゥラッソとアビジャンをつなぐ列車を見たときの感動。
秩父の蒸気機関車の音に萌え、確かベトナムだったか、名鉄電車の払い下げの真っ赤な車両を見たときの驚き。
人々は移動するために電車に乗るのですが、
時々、ただただ車窓を眺めたいだけに乗る電車も、あるのです。

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(photo:S.Sasakubo)
詩人César Vallejoの面影を求めフォンテンヌブローへ行く電車はパリ・リヨン駅から。

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生きる地の息を数えて冬の霧

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夕暮れが夜に落ちたらKawecoの万年筆で日記を少し。
車窓への想いを書くほど馬鹿げたことはない。

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スタジオまで徒歩1時間30分 ースープの力にたよるー

フランスの年金改革に反対するストライキ5日目続行中!
いやはやタクシーは予約もできなければ乗り場もスト。
道端で偶然に見つけるしかない。
発見済みのTGVの切符も発車しないとのこと。
地下鉄は無人稼働1、14番線以外は全滅。

歩くしか、ない。
歩く始源。
歩く喜び。
車道と歩道の極を後ろを見ながら歩く。
楽器を背負って我ロバになる。

パリジャン、パリジェンヌ皆、歩く。
排気ガスの中を、歩く。

歩き疲れた足をよっこいしょ。
疲労困憊でも、ひとつの野菜をスープにする力を振りしぼって、
明日生きるための食事とする。

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歩く歩く、みな歩く。タクシーは真っ赤!

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車道も歩道も帰宅時間は大渋滞。

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今年もかぼちゃの出番です。

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今年も種から蒔いたバターナッツが収穫できたと。

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街角ではスープコンペティション。
ストでも笑顔を忘れずに!

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みんなスープで温まろ!

名の木枯る間の間に見入る吐息かな

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