Archive pour 俳句 haiku

世界の片隅に鳴る音は表現を必要としない

けいそうビブリオ8皿目のレシピはタジン。

新年、新月は断食質素の極ではじまり、日本の祝い膳とはならぬが、しかもタジンはハレの極という料理ではないが、魚、野菜をほくほくと喰みたいもの。今やフランスのスーパーでシトロンコンフィ、スパイスが手に入る。
この季節残念ながらコリアンダーは天然(人工的な力によって育つという意味で)ものはないのですが、庭にはイタリアンパセリがたくましく育っているではないか。であるならば代用すればいい。

スーフィー教団楽師ハマッチャが演奏する音響の中で、ナイフを使い自虐する男たちは、今や見世物的存在。しかし、彼自身が癒されるべき者であり、だからこそこの行為が必要だった時代もあったのだ。

掲載はこちらから↓
エッサウィラのスーフィー楽師が作る魚のタジン
――世界の片隅に鳴る音は表現を必要としない――
https://keisobiblio.com/2019/02/05/nakanomaki08/

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いつも使っているのは2~4人用。

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8人用はシンプルな装飾もの。

新年のタジンを囲む人の在り

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立春大吉新月となり候

2019年始まる今日、新月は立春。
お待たせ致しました。お休みしていたopenradioはインド洋に浮かぶ小さな島、レユニオン島の音楽をたっぷりお送りします。
今では島に唯一残るCDショップのフィリップさんの協力を得て、TAKAMBAレーベルから何曲か。インド洋の島々のアーカイブ的役割をもったこのレーベルは言語的、音楽学的な意味でも貴重な録音を保管しています。
Maloyaマロヤ、Sega セガに70年代の電子音楽+サイケな試みも微笑ましい。
呪術的役割をもったMaloyaの音楽の話、訛りたっぷりの6/8拍子の謎、はたまた男たちが作るごはんのことなど、話したいことがたくさん!

ブラウザによって聞くことができないとの意見をいただきました。
今回からこちらからでも試聴できます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-%E7%AB%8B%E6%98%A5%E5%A4%A7%E5%90%89%E5%8D%97%E5%8D%8A%E7%90%83%E3%81%8B%E3%82%89-20190204/

あるいはいつも通りのサイトから↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/2/4_li_chun_da_ji_nan_ban_qiukara.html

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先ほどいた浜辺で、漁師が鮫に喰われた…なんてことだ。

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ステージは海風をバックに。

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Cariの種類は豊富。干鱈に鮪、poulet poussière ( »埃の鶏 »という意味)

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渋谷のエルスール・レコードを彷彿させる、CDショップ。
もちろんレコードもレアものばかり。

旅始鮫に喰われてなるものか

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睦月下弦、あと一歩で火山の中にさようなら

レユニオン島自体が活火山。
平地なき土地に人々は住む。
2018年4月に大噴火したピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ・Piton de la Fournaiseに、朝4時から登れば、頂そこには人っ子一人いない静寂。初めて感知するこの無音の世界。
吸い込まれるように火山口に近づけば、
今思えばあと一歩でマグマ燻る火山の中へさようなら、という極。

下山を始めれば、雲が上昇、地上から登り始める人々は登山を断念。
この山が迎えてくれたとしか思えない。

この火山での録音は次回のopenradioでの放送でお送りしようと思います。

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写真はhttps://commons.wikimedia.orgから。ここにいたなんて…

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2631m、地球の肌に触れる。

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睦月下弦迎へし山にかくれんぼ

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南半球レユニオン島から

openradio1月の満月はレユニオン島からお届けしたいところですが、
機材の問題で2回お休みすることになります。
月の模様は上下逆さま。
インド洋に浮かぶ満月の大きなこと。
アフリカラーの元ディレクターはこの地を終の住処とし、今も様々なクレオールミュージシャンを紹介してくれます。

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くだものの力をいただく。道端に転がるマンゴ、ライチ。市場ではドラゴンフルーツ。

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雨季の海は少し濁っている。

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凍月や椰子の間の間に暖かく

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野生のすみれ La pensée sauvage

深夜バスの窓から見える、上弦。
路地に生きる菫。
野生の生きる力と香り、光に魅せられています。
Violet for your fursの歌詞には、厳寒のマンハッタンも、
君にすみれを贈れば、春の様な気分、ですって!

それでも菫はなぜ、路地に咲くのでしょうね。しかもこの時期に。
あの芳しい香りは、この世のものは思えぬ、ああ、陶酔してしまう香りなのです。

あなたは、だれにこの香りを贈りますか?

菫をテーマにしたopenraidio1月14日上弦の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/1/14_kotonisumirewo.html
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厳冬に野生の菫に出くわすなんて。

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零下に立葵なんて信じられるでしょうか。こんな現実もあるのですね。

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毎日飲むハーブティーの中にも、pensée sauvageですって。

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折れて道に落ちていた枝を水につけていたら、なんと花が咲いて、ああ黄梅だったのか。

狂い咲く香り纏ひてどこへゆく

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技芸の均等

お月さんは日中の生活。あの姿を夜空に観れないのがすこし寂しいですが…
とはいっても西洋の暦上では新年を迎えました。
openradioのDJはことごとく打ちのめされる様な出来事ばかりで…
元旦など餅もなければおせちもなく、綺麗な写真に収める様な晴れ晴れとした状況とは程遠い、あまりにも現実とはかけ離れた年越しとなりましたが、でも、こうやってopenradioを放送できるのだから、まずは生きています!

版画家のClaude Mellanが描く聖顔と、奈良は秋篠の伎芸天の存在に心を寄せる日々。技があるゆえに作品が生まれるのか、あるいは表現のために技が必要なのか。作者によりイメージされ、表象としてのそれらがわたしたちの心底に届くのは、人類が持つイメージの共通要素の存在ゆえ。また技と芸その間の、バランスのあるもののみが後世、要するに現世にアートと呼称されるのか。
と、正月に餅も食えぬ人間がああだこうだ考えても仕方がない。

新年新月のopenradioは、ベトナムの歌姫の声から、どうぞ。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2019/1/6_ji_yunno_jun_deng.html
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現実でない世界にはこういう風景が待っている。

初夕日落莫などといふなかれ

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狂おしいまでの想いとうっとりするほどの酔い、そしてわたしたちは »死のトランペットを »食べて生きのびる

狂ってどこにいたのかわからないほどの日々の果て、Openradioの放送を課すことでようやく生き延びているわけで、今年最後の放送になります。
前回の放送はこちらブログではご案内しておりませんでした。
というのもあらゆる限りの酩酊を選んだ末わけのわからぬ英語を交えての放送は、ロンドン在住のベーシストをお迎えしたにも関わらず穴があったら入りたい、という放送でした。が、音楽自体は愉快です。
40年目をむかえたTrans Musicalesフェスティバルで演奏したKevin Toublantとの放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/12/22_40nian_muno_Les_Trans_Musicales.html
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ある病を治すためにこのところキノコ尽くめの日々。
いろいろなキノコをためしております。
真っ黒なキノコ、死のトランペットとアンディーブという組み合わせ。
普通キノコをガーリックで炒めて旨みを引き出すものですが、上記の素材をガーリックの風味に頼ってはいけない。
なぜならばコンビネーションの中に浮上する味、それは苦味を味わうということだから。
この苦味に寄り添うワインは往々にしてジュラ地方の黄色いワイン vin jauneとなる。
大いに苦味を味わい、その先にある旨い、という境地を感じたいものだ。

今年をしめくくる下弦の放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/12/29_2018nian_zui_houno_xia_xian.html
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大活躍のベース奏者Kevin。

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こちらがLa trompette de la mort 死のトランペット。

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こちらは Morille モリーユ茸。
うまいが高い、でもうまい。この連鎖の中で財布の中身を数える。乾燥ものを入手し調理する。
このレシピはいずれどこかで。もちろんブレス鶏とジュラのvin jauneで。
「美味しんぼ」でも紹介されていたとか。

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完全に陥溺。どこを彷徨っていたかというと、限りなく人と接しない場所。

夕凪や死は安らかかと問ふ寒波

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Va pensiero あるいは je chante avec toi Liberté

12月15日、フランスの上弦の月は厚い雲に覆われた、蕭々たる冬の雨。

今宵のopenradioは70回目になります。
ヴェルディの作品、ナブッコの第3幕第2場のVa pensiero,sull’ali dorate(行け、我が想いよ、金色の翼に乗って)のアレンジでナナ・ムスクーリの声を。コルトレーンのサックスに陶酔して、Ayoの歌声を。
そして、今宵12月15日の夜、Bleueを捧げます。

と、録音を終え窓の外には、煌々たる半月が現れました。
霖をどこかに追いやって現れた月光は、何を語っているのでしょうか…
お月さんが70回目の放送を喜んでくれていると、いいな。

openradioはこちらから(ブラウザFireFoxからお聴きになれます)
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/12/15_70hui_muhaVa_Pensiero.html/

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ガソリンが必要な…わたしたちの生活とはなんなんでしょうか。

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落ち込んで凄雨の後の月冴ゆる

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ラストタンゴ・イン・パリはお好き?

今回のけいそうビブリオフィルの連載「ごはんを作るところには音楽が鳴っていた」
はギリシャを出自にもつジャズピアニスト、ステファン・ツァピスが作るタラマです。
彼との演奏の舞台となったのが16区の、ラストタンゴ・イン・パリの撮影に使われたアパート。
セーヌ河を渡るあの橋のシーン、バターのシーン…そして音楽。濃厚な味。そんな内容だけではない、移動と生をテーマにした今回の連載はこちらから→
https://keisobiblio.com/2018/12/07/nakanomaki07///

何もかも、「仕方ない C’est la vie」で片付けることができればいいのですが…
種と水に関してはどうにもそうはいかない。

大雪を迎える新月12月7日のopenradioの放送はこちらから→
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/12/7_yi_dongno_xianniaru_sheng.html

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あの日のエーゲ海の風を

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連載に登場した雲丹と蛸を採った男たち

気がつけば数えて会えぬ12月

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リクエスト承ります

70回目のopenradioの放送なんて勘違いもいいところですね。
今回で68回目となります。
季節と月と共に、時は今まで、きっとこれからもずっと、過ぎ去って、消えてゆくのでしょうね。
記憶という残酷なものを除けば。

今回はリクエストを頂いた曲々をご紹介します。。
もちろん、今後もみなさまからのリクエスト、随時受け付けております。
→contact@openmusic.jp.net まで。
最近は一日だれとも話さないこともあるDJです。お便りも頂ければうれしいです。

11月下弦の放送はこちらから→http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/11/30_rikuesuto_chengrimasu.html/

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かぼちゃの季節に一区切り。

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これからは蕪、大根、白菜がうまいところ。
夏からの農の成果の見せ所です。

いつ終わる巡る師走の儚さよ

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Les chemins d’amour

この時期になると、プーランクによる曲 Les chemins d’amourが聴こえてきます。
ひとつの曲の中にある絶望的な音律と明るいため息。

明日はopenradio放送70回記念!視聴者からのリクエスト集となります。
気張ってお送りしますね。

Les chemins qui vont à la mer ont gardé de notre passage
Des fleurs effeuillées et l’écho, sous leurs arbres, de nos deux rires clairs.
Hélas ! des jours de bonheur, radieuses joies envolées,
Je vais sans retrouver traces dans mon coeur.

Chemins de mon amour, je vous cherche toujours,
Chemins perdus vous n’êtes plus et vos échos sont sourds.
Chemins du désespoir, chemins du souvenir, chemins du premier jour
Divins chemins d’amour.

Si je dois l’oublier un jour, la vie effaçant toutes choses
Je veux qu’en mon coeur un souvenir repose plus fort que l’autre amour
Le souvenir du chemin où tremblante et toute éperdue
Un jour j’ai senti sur moi bruler tes mains.

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道途絶へ幽天にみる続く道

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夜の木ー独身者たち

手漉き、手作業で作られたインドの本「夜の木」。
1766/2000。
作り手の情熱と、それを人々に届ける側の愛情が融合した時、
本とめぐりあう、ということがおこるのでしょうか。
手に触れる紙の質感に言葉と絵が交わり、読むという行為はかけがえのない時を作ってくれます。
目の前で燃えるブナ、楢、桜の木を眺めながらの夜の読書は、冬を生きる者を救う。

大事に読み進みたいものもありますが、あまりにドキドキする内容であっという間に読み終わってしまうものもあります。そしてしばらくして、また手にとり、今度はじっくりと読み進める、という醍醐味。
「独身者たち」の著者であるロザリンド・クラウス女史は、かれこれ5年ほど続いている美術史家を追ったドキュメンタリー「Un oeul, une histoire ひとつ眼、ひとつの歴史」での音楽制作で知った方。
インテリな分析が裏付けする美術批評ではあるが、アート作品を観終えた後、観る側の余韻にメスを入れる様でもあり、その余韻を日々の生活の中に抹消する行為をえぐり出す、という感覚でもある。
そういえば、このドキュメンタリー番組で使っていただいた楽曲を集めたCDの音源はとうにマスタリングしてあり、あとはデザインが完成すればすぐにプレス工場へ、という段階なのですが、なぜそれができないのか…

近所の方からすももの苗木を分けをいただいた今日。
いつか実がなるのかな、と思いながら、あるいは樹に精霊が宿りますようにと願いながら植林する11月最終週となりました。

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装丁は悲しいほど美しく、CDとはちがって規格の自由さに憧れます。
「夜の木」のタムラ堂という出版社は、ターラー・ブックスで刊行されたこの本の日本語版制作のためにつくられたとか。

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ドキュメンタリー番組はすでにDVDが発売されている。
全番組Yann Pittard(Ky)が音楽を担当。

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落暉の中、ご近所さんの畑近くに樹を植えましょう。

冬の雨土の柔さを手に触れて

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OPEN NOW

11月の満月は凍月の輝き。
今回もハチャメチャな選曲。
台湾、キューバのギター楽曲。エレクトロ、ホルスト、そしてマリーナ・ショウの歌声をどうぞ。
openradioの放送はブラウザFire Foxでお聴きになれます↓。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/11/23_OPEN_NOW.html

11月25日(日)朝4時半からTOKYO FM「トランスワールド」とMusic Birdでの放送でKyの生演奏とトークをどうぞ。

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面白いラベル、おいしいラングドック、Minervoisの赤が好き。

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夕暮れは屋根裏部屋からこんばんは。

荒星や掴みたくても抱きたくも

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音楽と市場

市場とは、財貨的市場ではなく、本当にmarché マルシェ=市場のことなのです。
フェスティバル Africolor 2018http://www.africolor.com/
が今年も開幕し、トップバッターは我らBala Deeでの演奏となりました。
その会場が、市場なんですね!
生活と音楽が一体となった雰囲気。
食べものを市場で買い求め、人は食べて、生きて、音楽もこの中で生きているな、
なんて感じるのです。

午後一のサウンドチェックは野菜屋に魚屋、Halalの肉屋の男たちの威勢良い掛け声の中進められます。
マルシェが終わる頃には掃除のおじさんたちも立ち聴き。
ボランティアの方々が給仕する昼食はセネガルの母さんが作るチェブにマフェ。
彼女の子どもたちも拙い手つきで配膳を手伝う。
白髪の、おそらく80代の麗し女性はサラダを。
ごはんが並べられている台は、一昔前まで使われていたタイルを敷き詰めた
魚屋のもの。

パリ郊外を舞台にしたこのフェスはかれこれ30年も続いています。
リベラシオンに勤めていた記者、フィリップ・コンラッドが立ち上げ、以来どれだけの音楽的発見、出会い、クリエーションが生まれたことだろう。
郊外に住む移民の両親を出自に持つ子供達の演奏で会場は和やかに幕を開け、
Bala DeeのメンバーはここPres St.Gervaisに集結。
こういう場所での演奏が、大好きです。

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今年のポスターはエッジが効いたフォント。

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marché couvert 屋内市場。この地域に住む人々の食を支えている。
築地で音楽会なんてできれば、楽しいかもしれません。

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ムッサがパーカション、バラフォンを教える小学生たちの演奏。

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掃除のおじさんもご一緒に!

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6歳の女の子からの花束。
友人が子供達と聞きに来てくれる、という演奏会がいいな。

アフリカの音の染み入て蔦紅葉

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チニアシツケル

これまた京都で出会った場所にはこうあります。
「チニアシツケル-道具の造形を買う店-」
「植物ノアレコレミドリムシ-植物の造形を買う店-」

地始凍、そろそろ植物を家の中にいれて、越冬の準備を。
霜月上弦のopenradioの放送はこちらから。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/11/15_chiniashitsukeru.html

ONTOMO という音楽之友社が運営するサイトでのインタビューはこちらから。
わたしが使った言葉により、もしかしたら意味するところに語弊が生じたかもしれません。
ごめんなさい。
https://ontomo-mag.com/article/interview/nakanomaki-20181107/?fbclid=IwAR3Pcdx1ALre0zbVpvEZzJS7DgmINA62h85ILUYyS9CBxud60QUs-cbH5No

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魚を捕る道具。造形は人々の記憶の中に刷り込まれた美なのだろうか。

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radioの中で紹介した季刊雑誌 murmur。

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遠千鳥いつの間に群れ飛び立ちて

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花政 -たまには三日月を-

どうにも花を求める日々が続き、ご縁いただき京都は三条木屋町の花政さんへ伺うことができました。
花を購入するためではなく、店主にお会いするために。
彼らがつくりだす花ある空間で深呼吸。

月の動きに沿って放送するopenradioではなかなか紹介できない三日月。
立冬を迎える月は、地平線に沈むのがめっぽう早い。

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暖簾の後ろには夥しい注文、出番を待つ草花たち。

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この日は100本のバラの注文に居合わせたのでした。

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この本に魅了されて。

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散歩中に失敬した野花を。

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この瞬間のために歩く。

亡き人と冬のはじまり迎へをり

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燃える秋 -openradio resume-

秋田を終着地としてツアー終了。今回も本当に色々とお世話になりました。
ご声援ありがとうございました。
ツアー中にはopenradioを聴いてくださる方が会場にて声をかけくださったり、電波のラジオリスナーとの出会いに救われたのです。

1995年、「翼-武満徹ポップソング」というCDの宣伝で、とあるTVに出演されていた武満徹さんの表情が忘れられません。
「宇宙人だ!」と感じたものです。
彼が作る「うた」のメロディーが響く秋となります。

フランスで迎える立冬-新月。11月の新月のopenradioはこちらから↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/11/8_raneru_qiu.html

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西洋朝顔は真っ赤な蔦と共生するようです。

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畑にはなんとまだトマトが!こちらはコスモスと共生中。

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留守のあいだ、一人でがんばって育ったね。

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そしていつもの飛行機から、地球を見る。

重ねれぬ唇さがして冬に入る

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アンソロジーvol.1 月の裏側

ということで、10月28日に発売となりました初のベストアルバム
アンソロジーvol.1 l’autre face de la lune -月の裏側-

14曲自選となり、15曲目は「水見色-Tinos」静岡の里山とギリシャの島に想いを馳せた未収録曲。
一緒に演奏してくれたのは、歌手のシベル・カストリアディス。

なんと、J-waveでの放送を聞いたリスナーが演奏会場にいらっしゃり、サイン会でその方が「わたしの父はカストリアディスの翻訳をしたのです。」
とおっしゃるではないですか。
シベルのために、日本での翻訳者を探していた昨年のちょうど今。
音が導く出会い、そして書物がつくる再会。
こうやって、人はある循環の中で生を送り、生の時間軸は螺旋を描きながら、次の時間を紡ぐ人へと続く。
あ、そういえば某研究室にてティム・インゴルドの「ラインズ-線の文化-」という本を手に入れました。車移動から解放される今、電車の中の恋人、となるかな。

mikikiというサイトではアルバムのライナーノーツを書いてくださった松山晋也さんによるコメントが読めます。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/19385

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パリの小田光による写真、京都のナカガワ暢によるデザイン。

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渋谷のタワーレコードでは視聴展開中とのこと。

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サブタイトルはもちろんこちらからの借用

-ひとりのみ見れば恋しみ神名火の山の黄葉手折りけり君

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同一性はどの砂漠を彷徨う

秋の夜長10月の満月を東京湾で愛でることとなりました。
アクアラインを2日間で2往復。曙と黄昏、月がお目見えする車内での時間。
いすみー大原房総の古民家に住む美女二人が迎えてくれる時間。
はたまたプロモーションで東京中を移動し時間を共にする宣伝担当者との
擬似デート。
ラジオ収録・インタビューは佳境に入り、
文字媒体、音媒体に登場するのが楽しみな限り。
皆それぞれの視点からの質問が、面白いのです。
生放送のInterFMでの番組
http://www.interfm.co.jp/rsg/index.php?mode=fri&id=179
は一週間フリーで聴ける、のかな。
11月には様々な放送が聴けることになると思います。

Kyのツアー最終戦は、ベルナール・ビュフェの絵と藤田嗣治の挿絵の中で、
京都の高島屋さんで開催中の本当のハロウィンを題材にした作品のために、
河口湖の紅葉の中で、秋田の冬仕度へ、ラストスパートとなります。

けいそうビブリオフィル、今月のレシピは、
「同一性はどの砂漠を彷徨う
――アルジェリアの菓子、ガゼルの角―」

亡きラシッド・タハの歌声と共にどうぞ。

https://keisobiblio.com/2018/10/25/nakanomaki06/

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一個ずつ手で包む。

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移動の車は荷物でパンパン!

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Tokyoナイトの虚しさよ

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月に化け照らす光が愛しくて

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ガス欠するよ!

八ヶ岳から身延を通り、水見色「さじっとの家」(スリランカ人サジットの作るうまーいカレー屋さん兼里山の家)へ向かいます。
演奏が終わり、東京へ向かうべく新東名に入ってすぐ、助手席に座るムスタファが言うのです。

「麻紀!もうすぐガス欠になるよ!」
「ほえ?なんでわかるの?」
と目盛りをみたら….ない、ガソリンが…なくなる。

「なんでわかったの!?!?」
「モーターの音が変わったからさ」

これまでも幾度と彼と過ごした時間の中で、彼がいかに耳と感覚を通してありとあらゆる物事を感知してきたか、驚きながらも面白がりながらも、この時ほど、命の危険に対する本能を発揮する彼の能力に感動したことはない。
「それは能力ではないよ。みなだれでも持っている感覚でしょ。」

視覚を介して、見ることによって如何に何も見ていなかった、と思い知らされるのです。

目で見るわたしたちが知っている月の姿。
視覚なきあなたが感じる月は、どんな美しさなのか、と想像するのです。

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カリーマさんがムスタファの日本滞在中、どんなにサポートしてくださったか。
そしてそういう機会を作ってくださる、人の存在。
同胞、あるいはある一時を共にする者として、
他者に手を差し伸べる、彼女のこころ。

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水見色は、今日もきっと雲と大地の間にある里山なのです。

死人花探さなくとも色の在り

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