Archive pour 俳句 haiku

「数と夕方」

去年今年、一年の最後の日に詩集が届きました。
大晦日の夕方、郵便受けに入っていたのは「数と夕方」。
最後で、最初の言葉となりました。

だれでもないだれかに語る、というかつぶやきmurmurerの様です。
形容するなら、やさしい。
オブジェとしてとらえると、なんだか、四角いギモーヴguimauveの様です。
味は、ニュートラルに。

大事に大事に読むその時間のうちに、ブルターニュの天気は変わります。
深い霧が覆う午後、海からの風が厚い雲に流れを促して、
一息ついて窓を見れば青空。
気分は晴れ、本に目を戻し一編を読み雨音に気づく。
そうか、時間が経過したのか。そんな感覚です。

どの節から読みはじめても、つじつまを探さなくていい様です。
詩集の同著者、管啓次郎さんの「本は読めないものだから心配するな」で感じた
あれです。

声なき今、残る言葉は指のあいだからこぼれ落つ。
生きた言葉が連れてくる情景が、心象に響きます。

1月の新月の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/1/17_shuto_xi_fang.html

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「ふじつぼ」の編を何度でも読み返します。

去年今年机に落つる涙かな

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冬の月、みえる?

多様性って、何でしょうか。
一年が終わろうとしている今、終わると決めているのは誰なのでしょうか。
ある人にとってはこれから1、がおとずれる、あるいは渦中。
色々な始まりの時があり、色々な、終わりの時がある。
12月は、決して終わりではない。
色々な、始まりと終わりがあることを寛容に受け入れることが、
多様性の始まりだと思うのです。

それは、気象と生きることに通じていますね。
まったくもってこの同じ時間、時刻にまったく異なる気象の中にいる人々がいて、
生物、植物がいて…12月は季節の冬ではない場所があって。
ただ、パリ右岸北際は、まったくもって、冬です。
SDFと難民がせめぎ合い、そして彼らに手を差し伸べる人たちも…

月欠ける凍雲に消ゆ涙の粒

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そんな中、生きものの、生き様があるのです。

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アルフォンシーナと海

前回に引き続き、アルゼンチンの音を少し。
40’黄金期、ワルツのタンゴ。白眉は、OTTAVAから今年制作された、
ヴァイオリン喜多直毅さんによる演奏。
そしてもうひとつ。アルゼンチンの詩人、アルフォンシーナ・ストルニAlfonsina Storniを歌った、アルフォンシーナと海。

窓から、下弦の月は、見えますか?

海や山、女の懐にかえりなさい。
あの思い出の海に、かえりなさい。

わたしたちの生は、たくさんの死の上に成っている。

openradio12月10日下弦の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/12/10_arufonshinano_hai.html
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波に聞く思い出よせる冬の海

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鰹節からみえてくる人類の食の根源

何年か前、愛媛大学で鰹節を研究する女の子と共に、フランスはブルターニュ・コンカルノという港街で施工途中の鰹節工場を訪ねた。
フランスで鰹節!?
この企画に携わる人々の情熱に驚いた。
人類生まれてこのかた、海の恵みである魚をあれこれと試行の上うまい食べものにする術が、それこそ海を越えてここフランスでつくられることになる。
世界に至るところに、魚を加工して食す=味の底辺にする術がある。
日本の味の底の底、あるいは根っこにある出汁の文化は、辰巳芳子さんがことある度に反復するほどに、土地と食、風土と食を語るに必須。

鰹節は一種のカビをいぶした節に付着する技法のため、ここがフランスの衛生上の問題で一番の難関だったが、昨年ようやく国の認可が下り、そして生産開始となる。
コンカルノでの出会いを自分だけのものにしてもったいない。
ということでパリ日本文化会館で「鰹節-枕崎からコンカルノ-」と題した講演会を企画した。
話者はもちろんコンカルノの工場で働く、鰹節ラブ+情熱の人グウェナエルさん。
出汁・食べ物と人類の関係をもっとも切に語っていたのが、彼。
わたしたちは今、何を食べているのか、という問いかけ。

発酵過程、オメガ3脂肪酸、イノシン酸にグルタミン酸、はたまた
「アツケズリ」「ウスケズリ」「ハナガツオ」
という言葉の連呼にフランス人聴衆は目を丸くして聞いていたけれど、
実際の出汁の取り方、使い方の話しになると、皆一斉に携帯電話でプロジェクタに映る写真を連写する食いつきよう。
カリフラワーのグラタン、アンディーブ(チコリ)のサラダにも使える、
と話せば会場から歓声が。
食いしん坊たちの反応は、微笑ましい限りです。
ということで、dégustationとなり、一番出汁、合わせ出汁を味わう人々の
姿がありました。

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味の基本の図。もちろんUmamiは必須項!

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グウェナエルさんの従姉妹たちも手伝いに。

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祖母の家にも削りぶし器があったな。

湯豆腐や湯気に香添ふかつお節

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満月のアルゼンチンは夏にむかってる

月は通常秋の季語。だから季節の間に間に観る夜空に浮かぶ月に想いを寄せて句を
作るのは難しいのですが、凍てつくこの時期の満月は=冬の月。
どんな月が地球のいたる地から見えているでしょうか。
今宵満月は、南半球からのお土産CDから選りすぐりの4曲。
夏を迎えるアルゼンチンのものです。
お土産を持ってきた方は、元祖ブエノスアイレスのミロンガで美女からタンゴを習ったそうですよ!

サックス四重奏のタンゴ!? タンゴが誕生する以前のアンデスにある音とは!?
放送はこちらから⬇︎
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/12/3_man_yuenoaruzenchinha_xianimukatteru.html

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2017年夏のパリ・レパビュリック広場では、市民が広場で踊る姿がありました。
踊ることのできる、自由。

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エッフェル搭を眺めながら、シャイヨー宮のエントランスで
踊ることのできる、自由。

凍月や逢瀬は九時に橋の上

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小雪はじまり霞深まる

秋という言葉に後ろ髪ひかれつつ、気象は一歩一歩冬を呼び込みます。
明けの陽はようやく8時頃から白みだし、霞は街を上昇。
しばらくおやすみしていたopenradioは来週上弦の月と共に再開します。
とっておきの秘密兵器!?からの選曲になる予定。
どんな音の旅ができるでしょうか。

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荒川尚也さんの作品に小さな、菊。

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森での散歩に拾うこれら植物の名前を、知りたい。

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ものいわぬ大気の中に冬霞

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目を開けて見るか、否か…

怒涛のオリエンタルピアノツアーが終わり、ミュージシャンを空港に送り出せば、
ようやく自然の中に身を沈める幸福な時間がやってきます。
奈良の、あるいは鞍馬の山の中にこごみ深呼吸。
今回もたくさんの方のご協力に、感謝。

その後ドタバタ劇の飛行場からパリに着けば、秋雨。
タクシーからみるシャペル門に追いやられた移民、
あるいはスターリングラードの高架下、あるいは地下鉄。
友人が参加する移民への食料配給に来週から参加します。
わたしたちができることは、バナナを、温かい飯を、自ら持って彼らに渡すこと。
想像するまでもなく、人間が道に座り、腹を空かせている姿を写真に収める勇気は…
彼らと時間を共にする、交換の当事者でありたいのです。

さて、オリエンタルピアノツアーでの列島津々浦々盛りだくさんの話は、近日、
お楽しみに!

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鉄犬ヘテロトピア文学賞のお祝いの秋を彩る花は、
天野喜孝さん、叶松谷さん、夢枕獏さんからいただきました。

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秋深む午後の鞍馬に沈みをり

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蛸と雲丹と信仰と

クレタ島首府イラクリオンから車で西に150km。
ハニアという街は古代ギリシャ、東ローマ、ヴェネツィア、オスマン帝国の時代を経て今、ギリシャという国になります。
蛸を干しす街角には、正教会とミナレットが同じ建物としてある姿。

パレスチナのユダヤ人、ギリシャに住む知識人を乗せたMataroaという船は1945年
フランスに向う。
レベティコが生まれた背景。
人々の移動と共に文化も移動をし、この地に根付く。
文化ってだれのものでもないのではないでしょうか。
何千年も、対象はかわっても祈る人々の姿。

立秋や宵の満月誰のもの

8月6日満月の放送はこちらから
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/8/6_kureta_dao.html

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一昔前までは、レストランで夜な夜な男達が踊っていたとか。
踊りを覚える場所は、食べる場所だった。

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船は人をどこに連れて行くのか。

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この地でおこったことは、後世このように建物で残っている。
正教会にミナレットが同居する摩訶不思議な光景。

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蛸を捕らえてご満悦の旦那二人

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もちろん潜りましたよ。クレタ島の雲丹!

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ティノス島の鳩小屋

7月6週目、上弦のopenradioの放送は8月3日になります。
連なる谷間の鳩小屋。50人ほどの村に8つある教会。
ギリシャ正教会とカトリック教会が共存するこの島での録音は、
ちょうど上弦の日のミサ、鐘の音がメインになりそうです。

何百年も変わらぬこの島の景色は群島と共にあります。

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卯波たつ老父ひとりの島の浜

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John Taylorの音、船から聴こえる音

明け方の下弦がぽつりと浮かぶ朝7時。
革命祭りの宴が終わればフランスはヴァカンスモードに一変。
民族大移動のはじまり。
田舎へ、外国へ、海辺へ山へ。
そこどこでみる夜空はどんな表情でしょうか。

敬愛する亡きピアニストJohn Taylorは、そんなヴァカンスの最中
各地で行われるジャズフェスティバルでの演奏中に亡くなられました。
2015年7月17日。
彼の奏でる音の旋律や粒、息遣いが、夏の夜にしみる。

宴あと煌一粒の旱星

openradio7月16日下弦の放送はJohn Taylorの演奏をたっぷりとお聴きください。
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/7/16_John_Tayloryinno_li.html

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旱星とは蟹座のアンタレスのことだそうです。

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一年ワインを海に沈めると、10年分ほどの熟成の価値になるとか!?
100年前の帆船を祝っての演奏でした。

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船の上での演奏、聞く人が待つ港に近づけば、音はあっちにいったりこっちにいったり。
リアルステレオな音の姿とは。

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満月を、天の川をどこで眺めていますか

一昨年南仏のValenceという街から数キロ離れたJardin Zenという
日本庭園で演奏をしました。
日中の南仏の暑さは30度以上。ひきかえ晩涼の中
ようやく宵闇がやってくる23時、
真っ暗の中、空から星はこぼれてくるようでした。

都会の光の中でみる夜空、ビルの合間から見えるお月さん。
霞が関の、国会を前にしたひらけた空に、天の川は観れるだろうか。

7月9日満月の放送は、アルメニアの楽器、レユニオン島、
Tuck&Pattiの爽快なチューンをどうぞ↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/7/9_tianno_chuanwodokodemiteimasuka.html

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暑い日にはビーツBettraveのスープを!
リンゴ酢を加えることによりより一層色が鮮やかになります。

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宵闇がおとずれてくると、そこには蛍が。

初蛍見つけて今日は満つる月

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ファティマのクスクス・ガゼルの角

新月迎えて5月27日からはじまった断食月ラマダン。
アルジェリア人でフランス人となったファティマに
クスクスとお菓子を教えてもらった。
アルジェリア人でフランス人?
他人が?に思うならば、本人はそのもっと深いところで?を抱えて
生きているのでしょうね。
多様であることは今を生きるわたしたちの希望になるといいな。
ともあれ、よいラマダンをبون رمضان أون!

数えられないほどの作り方があると思います。
でもレストランで食べるそれとは違う家庭のクスクスの作り方はこちらから。

材料 8人分
野菜:にんじん、蕪、トマト、なす、ズッキーニ、玉ねぎ、エシャロット、
にんにく、ひよこ豆、レーズン
肉:羊の肩肉もしくは子羊のもも肉400g、
鶏一羽(なければもも肉や手羽などの部位)
スパイス:クミンシード、Ras el hanout rouge、シナモン一片、胡椒、
サフラン
その他:塩、トマトピューレ、
スムール(日本ではこの粒はクスクスと呼ばれている)

1) オリーブ油をひいた鍋に玉ねぎ、エシャロット、
クミンシード、ras el hanout rouge、塩胡椒、肉を入れて色をつける。
2) 鶏肉の皮にパリっと色が付いたら肉を別皿にとり、同じ鍋に適当な大きさに切った
にんじん、蕪、トマト、にんにく3片、水でもどしたひよこ豆、サフラン以外の
スパイスを入れ炒め、トマトピューレ、水を野菜が隠れるまでたっぷりと入れ煮込む。
(11区のよくいくクスクス屋さんでは蕪が丸ごと1個入っているほどに豪快だったりもする)
3) 煮立ってきたら肉を鍋に戻し1時間煮込む。
4) 食べる30分前にズッキーニ、なすを入れる。
よって切る、焼く、煮るtotal2時間仕事となる。
5) 水に30分ほど漬けておいたスムール(水はスムールと同量)とレーズンを
クスクティエールもしくは蒸し器に敷き詰め下段に水を入れて蒸す。
中火で20分。炊けたスムールにオリーブ油、バター一欠片、塩、を混ぜ、
ダマができぬようにフォークでパラパラにする。
あるいは電子レンジで作る方法もあるそうだ。
6) 鍋に入っているスープでサフランの粉を溶かし、スムールに加えて色を加える。
7) 銘々に取り分けて、アリサをスープで溶かしながら皆で食べる幸せ。

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家庭によってはレーズンを器に添える場合もある。

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ひよこ豆も同様、別の器で添える場合もある。

كعب الغزالマグレブのお菓子のひとつ
ガセルとはアフリカ生態の鹿の一種。
材料 30個分
中身:アーモンド粉250g、砂糖80g、バター一匙、ハチミツ一匙、
ナツメグ、シナモン、オレンジ花水、
皮:小麦粉250g、バター80g、塩一匙、オレンジ花水80ml

1) 中身の材料を手で混ぜて大きなかたまりにする。
2) 小麦粉にバターを加え指で混ぜ、塩を加え、少しづつオレンジ花水を加えてまとめる。
3) 皮を小さく丸め平にし、中身を入れて形を作る。つなぎは卵白を塗る。
きちんと繋がないと加熱中に中身が出てしまいます。
4) オーブン180度15分余熱し、20分ほどで皮がパリっと焼けます。
5) 粗熱がとれたら、手でハチミツを塗り、粉砂糖で化粧をしてできあがり。
6) 薄荷茶で食べる、夜12時。

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こんな感じに中身がまとまります。

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クランブの状態からだんだんと生地にまとまります。

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中身をひとつひとつ包む作業は、女同士のおしゃべりにちょうどいい仕事。

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あとは焼くだけ。

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ひとつ、またひとつ、ラマダンの夜が更けていくのです。

繰り返す葉桜の影断食月

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Little Jazz Bird

4月の鳥は夜半に鳴く?
それはナイチンゲール。一日の始まりを知らせてくれます。
メロディーの合の手はピアノにサックス。
いろんな音が、時代が、想いが、
声によるメロディーの周りでささやいています。

茗荷に紫蘇、バジルにトマトの種などなどを蒔き、根を土に埋めて、
しばし発芽を待ちましょう。

いろんなことがおこり、せまり、不安の日々、でも、わたしたちは、
今日の一日を生き切るしかないのです。
あるいはわたしたちに希望があるとすれば、
それは今日という日に蒔いた、いつか現れる、小さな小さな芽なのです。

囀りやひかりの先の萌黄色

4月11日満月の放送はこちらから!
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/4/11_Littre_Jazz_Bird.html

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夜9時の月夜に桜

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今宵も家族のためにごはんをつくりましょうね。
自然食品店の店員さんの頼まれて日本料理=茶碗蒸しを教えました。

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島へ、365日啓蟄日和

時勢の象徴となる権力の狼藉。
一年に一度だけ許される乱舞乱演マルディグラの翌日水曜日に
海辺で燃やす人形ババル。
実はこの儀式の方が本命火曜日より重要なのだそうです。
サンバルテルミー島のカーニバルで今年燃やされたは、Mr.トランプ。
事もあろうにわたしはこの人形トランプ氏が被っていたヴィンテージになるであろう
「Jamaican Lager Beer」の帽子を、燃やされる前に失敬した次第。

クレオールのおじさんたちの出で立ちがカッコよく、
火曜に続き水曜の街を練り歩く演奏でも、仮装。
だけれど色は燃やされる人形に敬意を払い喪に従い白黒。
化粧は猫。

今年の豊穣を祈り、時の権力を嘲笑するMardi Grasでした。
3月5日の放送はこちらから⇩
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/3/5_daohe365ri_qi_zhi_ri_he.html

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One heart, No colorの先輩ミュージシャンも駆けつけて。

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ト、トランプ氏が浜辺で燃やされている!

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こんな感じのお人形。観客に色々いじられていました。

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太鼓担当のこの方の名前もマキさん!

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日中の仮装はこんな感じで

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人形トランプ氏から失敬した帽子。よく見ると、jah rastafaraiビアの栓抜き!

啓蟄や年中ものみな生きる島

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だから音は旅するLKJ⇨Bonga

来週からサン・バルテルミー島へ行くことになり、
それではカリブ海あたりをさまよう音を、と思いきや
流した音楽はLKJ、元祖ダブポエットとなり候。
黒いアトランティック、音は大洋を渡り、地中海を渡り、
循環の中で、だから音は旅をする。

1975年に独立を果たしたアンゴラの、愛おしい歌手Bonga。
彼の歌声あるいは音楽から人々が生きている背景がみえてくる。
社会的とか、政治的とか、左翼的だとか、〜的思想は音楽に必要ない?
右とか左とか、そんなことどーでもいい。
そこに音楽があるだけだ。

podcastはこちらから↓
http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2017/2/18_ji_tansu_qi_zhiizukoasufaruto.html

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ボンガアンゴラ

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鶏探す啓蟄いずこアスファルト

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落穂拾い-アニエス・ヴァルタ-

稲穂輝く収穫の横で待ち構えるのは烏たち。
色のコントラストが面白い。
この背景はパリの街でもよく見かける。
拾う=収穫。
わたしもマルシェの後に幾度とお世話になったことか。
拾う人々と仲良く小型ナイフを手に、トマトやらりんごやらを拾った。
その日の糧を得るために、街に落ちている野菜を拾うという行為は、
労働でもある。この話はまた別の機会に。

Boxセットになったアニエス・ヴァルタのそれはまあ仕掛けの多い
玉手箱!という趣向。
女の子にとってこのBoxは、大事な小物を入れた、宝石箱を彷彿させる。

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穂を与け巣立つ我が子に秋烏

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アニエス・ヴァルタおばあちゃま、と呼びたいね

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ほかいびと

井上井月という俳人を知って約一年強。
祝い、言祝ぐひと=ほかいびと。
江戸末期から明治の始め、日本という国家創世の狭間に生きた
この俳人の生きた土地が、長野は伊那。
ヴィジュアルフォークロアの北村監督の撮る「ほかいびと」は、
それはもうこの土地の人々の想いが映像に溢れている。
だから一度この地を訪れるべきしてこの地に着けば、
泣けよ泣けよの雨雨雨。
頭垂れる稲穂と蕎麦の花々の中に、井月さんの句が待っていた。

除け合うて二人ぬれけり露の道(井月)
台風裡伊那の谷間に雲霧かな (麻紀)

出来揃ふ田畑の色や秋の月 (井月)
ひとり立つ枯向日葵に陰のなく (麻紀)

案内人に、感謝。

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長野はだから、蕎麦畑

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絶句となったこれこそ名句。  »落栗の座を定めるや窪溜まり »

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賢者ナータン-Nathan le Sage-

1779年、レッシングによるこの戯曲は今、Nicolas Stemannの演出と、
エルフリーデ・イェリネクの脚本により、最高の演劇になろうとしている。
三つの指輪で有名なこの物語は今、この時代において示される真相、

-資本主義、それはまるで第四の一神教のようだ-

苦笑いするしかない。
そういう矢先にもわたしたちの生きる世界は
無意識下においてこの現実に包囲されているのだから。

諧謔に富んだ演出、映写を取り込む(i-phoneでの撮影!)演劇のリハーサルは順調。
役者ではない演奏者はその場にいることが重要で、
「はい、音楽!」
といわれれば音を差し出す状態でなければならない。
それでも多くの時間は役者への演出がほとんどなので….
そこで機転が働く音の錬金術師たちは手持ち無沙汰の時間を
「楽器をつくろう!」
という”つくる”喜びに変換する。
そしてできた楽器は、劇中登場するカラシニコフを改造した
「カラシニコフォン…」
これ、特許登録したほうがいいですね!

スイス、レマン湖畔目の前にある劇場では、毎日リハーサルが繰り広げられ、
そしてたった30分の休憩でも目の前の水を求めて潜り泳ぐ、出演者の姿。

白鳥の赤ちゃんも、鴨も、小魚も元気に太陽の光を浴びている。
あ、もちろん我らがメダカの学校もね!

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観客に向って突き出されるカラシニコフ、という演出

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昼間は子等しかいないレマン湖畔

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これが問題のカラシニコフォン。これが良い音出すんですよ。

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明け方の湖は泳いではいけないそうな。

宵闇は突然やってくる晩夏

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宵詩 poème du soir

明後日は満月、どうやら雨の予報。
いつもいただく京都は松栄堂のお香。
小さな箱を手に取れば「宵詩」の名前。

箱の横には
「静かな雨音、宵に香る」
と書かれている。

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夏時間ひとり宵待ち香焚きぬ

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ウードよ今夜も有難う

少し前の出来事ですが、東京は國學院大学というところで
演奏会がありました。
ウード奏者の眼差しの中で演奏できるよろこび。
背景のちがうウード奏者がアラブ音楽の深淵をたぐる音。
こういった演奏の機会をくださった、國學院大学の教授陣に、感謝。

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七夕や逢瀬は音をたずさへて

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