Archive pour 俳句 haiku

Jazzの揺曳

人類とジャズ、大げさなほどにこの音楽がもつ、すべてのアイデンティティーへの包容。
あるインタビューをきっかけに、再び、深く、そしてその進むべき高みを実感したのでした。

openradio No.176 10月上弦の放送はこちらからご試聴いただけます。

01) Improvised dialogue between Oud and Qanoun : AMAR (Asil ensemble for Arab contemporary classic music)
02) Interval study 2A 2020 (Stéphane Payen / Guillaume Orti)
03) Don’t blame me (Noël Akchoté / Shin Sasakubo)
04) The doors of perception (Maki Nakano)
05) Cazzati/Pssacaglio (Ensemble Baaroque De Mateus-Marie Leonhardt)

新譜「Auto & Bauto」by Noël Akchoté & Shin SasakuboはBandCampから購入できます。

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闇彼方前奏曲は秋夕日

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あなたがいるからわたしがいる

お酒を飲んだわけでもタバコを吸ったわけでもないのに、脳内が煙った感じで霧の中にいるこの感覚は、まさしく疲労の限界というものだろうか。
集中レジデンスの1週間は出来上がった曲の試し録りの後アレンジを施し、ハーモニーやリズムに変化球をかけ、
構成アイデアの提案に妥協しないままミュージシャンとの対話。
そのだいたいは不可能的技術の隠蔽を発端に起こるものの、そんなものはすべて見透かしているので、ちがうやり方でこちらのアイデアを貫く。

« あなたがいるからわたしがいる »、という発想は一直線であってほしい。しかし時々その現実から逃避したくなる、そんなジレンマとの戦いでもある。

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直線の波などないと知る孟秋

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まろやかに、刺々しく

暁の中に満月が沈む景に見とれています。
ナントという街でのレジデンス最中、宿舎となるアパートからは田舎でもパリでもない、小ぶりな街独特の光。

2021/9/21 満月のopenradioは、
デンマーク弦楽四重奏が奏でるベートーベン、音の伸縮。
イランの歌手、ペルシャの深み。
ミンガスビックバンドの厚みとハーモニーはジャズ。
キューバのギターはいくつもの夏の場面を。
かなしみもよろこびも、まろやかさもとげとげしさも、Full Moonがすっぽりとつつむような、Open Radio 中秋の名月、満月の、放送です。

mixcloudからご試聴になれます。

01: Full Moon (Eden Ahbez)
02: Derecho Humano (Silvio Rodriguez & Rey Guerra)
03: Aghayede Neo Kanti (Mohsen Namjoo)
04: Please Don’t Come Back from the Moon (Charles Mingus)
05: Beethoven Cavatina. String Quartet op.130 : Adagio molo espressivo (Danish String Quartet)

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どことなくどうでもいいと月眺む

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怒りは沸点、後ろからやってくる夜の愛撫

色々なところで怒り散らしてすみません。
馬事公苑、新木場、あらゆる無意味によって自然が破壊される過程。何もできない自分に対しての怒りで19度の海が49度になりそう。
海に生きる生物たちが困るな。

怒り沸点をクールダウンにと出た20時の散歩。背中から夜がやってきて、花々の色を消していった。
南西の空へ妖艶な半月が見事に沈んだのでした。

openradio No.172 9月上弦の放送はmixcloudから。
幻のサックスJoe MacpheeとロマのギターRaymond Boniによるジャズ。
エクアドルのピアノ、飯島晃さんという奇跡のギター奏者、そしてSoul Soul Soul….etcです。

01 Chatarratero (Daniel Mancero)
02 Oleo (Joe MacPhee)
03 The Waiting Grounds (Akira Iijima)
04 More Than Ever (Moonchild)
05 Let Your Feelings Show (Earth, Wind and Fire)

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見事に真っ白な柏紫陽花。

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沈みゐる月金星を連れ行きぬ 

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旅は-殯-もがりということだった

2021年9月新月。
今夏の旅は意図せずしてブルターニュの海に誘い込まれてしまいました。
その理由をわからぬまま、歩き続けたというか。

今回の選曲には自信があります。
だって、あまりにもあまりにもあまりにも深きことばかりが身の上に起こった中で出会った音楽なのですから。

放送はmixcloudから、ご試聴いただけます。

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摘み揃へ献花の中に晩夏光

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Authropocentric – 星と祭-

碩学たる者の美学とは究極の自我放棄だった。
嚆矢としてアルフレッド・メトローをクラストルの『国家に抗する社会』訳書あとがきで語ること。そういう謙虚さ。
そしてAuthropocentricへの懐疑。

さておき、井上靖の-星と祭り-は名著であるが、角川源義の解説がまた泣ける。
悔しいかな俳人の生き方とはこういうものであるか、と。
彼の辞世の句

後の月雨に終るや足まくら

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病床に送る月ありこと遅し

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バタイユの色気

この4年間、”生きたい” と言葉を放った男たちの死と共にあった。
そして”死にたい”と言う私は今だ生きているという事実に吐き気を覚える。

彼らの仕事は今も輝いている。
書物として、音楽として、教育として…彼らの美意識そのものだ。

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追ひかけて追ひかけられて夏終わる

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先祖の魂、世界の命

命の音、その音を聞かなくなった時、命は失われる。もちろん、聞くという行為をやめた者の命のことだ。

死者を迎え、送る。この繰り返しの中にわたしたちの命がある。
キューバ、アフガニスタン、ブルターニュの精霊Corriganコリガンが生きる森、川の声、Moondoogをピアノ一台で、ジャズの巨匠は土曜の朝にウインクする。

openradio No.169/2021年8月の上弦そしてお盆の放送は、mixcloudからご試聴になれます。

01) Con Aji Gua Guao (Juan Pablo Forres)
02) Nasaran (Ensemble Kaboul)
03) Riviere de Huelgoat (Bernard Benoît)
04) Elf Danse (Vanessa Wagner)
05) Saturday morning (Ahmad Jamal)

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向かふ先薄暮の夏は消へゆきて

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世界の果てへ、世界の淵へ

もういまや中心には全く興味はなく、それでもいつも一歩先を自然に感知して歩いてきたつもりです。
次のRDVはNZあるいはマオリ語でAotearoa。シェンゲン協定に対してわたしの査証は有効なので、その後はリスボン。
それまでにやることは、 »日本における世界の表象のズレ »(=カリブ文学研究者 中村隆行さんのフレーズを引用)を内包しつつ、冷ややかに旅を進める覚悟そして語学ツールの強化。

道中楽器と共に海の藻屑になれたらそれほど幸福なことはない。

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その果てに世界の果てに夏沈む

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Que Falta voce me faz 夏は恋

立秋と新月を一緒に迎える。すると何かざわめきのような、それがどこへむかうのかわからない不安を孕んだざわめきを感知します。

そういう時はできれば山の木々の中に佇みたいものですが、今は海の波音を聞くしかなく。

openradio No.168 8月新月の放送はmixcloudからご試聴になれます。
ブラジル、ブルトン、南セネガルそして、サティが涼となりますように。

01) Minha namorada (Maria Bethânia)
02) Gavotte À Deux Violons
03) La musique de Casamance
04) Gymnopedie (Ky)
05) Trois mélodies No. 1 : Les anges by E.Satie (Barbara Hannigan)

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立秋や音の残影宵始む

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Garden Of Love’s Sleep

note上の「勝手にレビュー」はopenradio No.167でご紹介したメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」です。
こういった音楽をCDで聞く世界から現実の演奏会で聴ける日が来ることを切に、願う。

人生とは庭の上に広がる空を見逃す花に戯れる幻想だ。

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とはいっても庭最後のバラを愛でる性よ

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Déçuのみ、それは人類に対して

またもや不眠シーズン到来。
その原因は夏の夜に浮かぶ月の光。
どうしたものか橙色の光に呼び起こされる。
すると現れる感情は、期待と落胆。
わたくしも当然含め人類その存在へのDéçu。
その繰り返し。

一服二服して煙草で扁桃腺を腫らし、バルザックとレリスを並読、ヴィジョンその先の有限にまた落胆。
しかし目の前には海。
C’est comme ça la vie!

で、人生は終わる。

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海時々花枯れ阿呆が好むアネモネや

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マラルメと山頭火

似て非なる、しかし同じ表象としての何をみているのでは、と思う引用を二つ。

Triste fleur qui croît seule et n’a pas d’autre émoi
Que son ombre dans l’eau vue avec atonie.

Stéphane Mallarmé
(無力に水面に影を落とす 動揺せずひとり咲き育つ悲花)

水に影ある旅人である
山頭火
(A traveler his shadow on water)

マラルメを俳句的にすると山頭火のそれになるというか…

深く、しかし削ぐことによって生まれる本質、それが詩なのかもしれません。

Twitter「咳をしても一人」では、自作の俳句よりも、覚え書きとしての引用をつぶやくことに興味あり。
同時に他言語(とはいっても英語、仏語のみ)の比較をすることで言語トレーニングにもなるかと。
https://twitter.com/momo_sax_

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キューバの雨、島、心象たる音、残映

openradio No.163 下弦の放送は、ピアノ2台によるエリス島、モーリシャス島のドキュメンタリー映画のためのチェロそしてあの島のリズム、セガ。
アルジェリアの枯淡たる声Abdel Hadi Halo、Jon HassellとブルキナファソFalafinaの妖術的リズム、キューバの雨、音による残映….

01) Ellis Island /com. Meredithe Monk (Vanessa Wagner/Wilhem Latchoumia)
02) Night Moves (Jon Hassell/Farafina)
03) Min Yaati Kalbon Lil Melah (Abdel Hadi Halo)
04) Attention aux cipayes (com : Yann Pittard /cello : Karsten Hochapfel)
05) Valse mauricienne (com : Yann Pittard)
06) Cuban Landscape With Rain (Los Angeles Guitar Quartet)

この季節だけの、肌感覚としての翠雨。
ご試聴はmixcloudから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradiono163202171waning-moon/

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紫陽花を部屋に迎へて暦めくる

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それぞれの雲を見て

The frog in the well does not know the big sea.
But he knows the blueness of the sky.

ある寺の住職、それは僧侶というか、寺を管理する役割としての名称というか…
ともかく臨済義玄を師とするある方が話された、例えです。

あの名ことわざ、”井戸の中の蛙”
大海をみることはない(知らず)、しかしその境地だからこそ大空を見ている、という逆説的発想と視点。
実のところ、大海など見なくても、与えられたその地で、深みにたどり着く。
そんな深淵たる人の生きるという営みを謳歌しているフレーズだったのですね。
探求、掘り下げることのできる、あるいはそれしかない、ある意味潔い状況を持つ者にあこがれつつ、
そういうわたしは、相変わらず旅を続けています。
こんな風来坊な人生も、実は深みの域であるのかもしれません。
地図の上を移動するということではなく、その地その地の深奥を知るという。

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それぞれにそれぞれが見る夏の雲

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ラジオ日経

とうことでご紹介したい音源多々あるものの、6月満月のopenradioはお休みします。
代打でありませんが、6月24日(木)22h30~から民放ラジオ最長寿級のジャズ番組 !?
« テイスト・オブ・ジャズ »に出演します。

収録日は埼玉は飯能の畑での演奏を終え、虎ノ門に南下。
東京上空機上の人になることが多く地形を視覚的に感知すること多々。
西武鉄道に乗って、まさに荒川に沿って東京湾に向かう、そんな趣でした。
スタジオには畑でいただいた香菜、当帰の葉、ラディッシュ、ホワイトタイム …etcを。

そういえば、JazzTokyoでのインタビューで「夢はなんですか?」という質問に
「畑や農場などで演奏をしていたら、人々が(鳥や蝶や牛とかも!?)集まってきて、やんややんやと音空間が生まれる、そんな夢があります。」と応えたのですが、すでに叶ってしまったわけですね。

それでは、今宵6/24/22:30-ラジオNIKKEI第1でお会いしましょう。
(追伸:たたみかけるような早口で話しておりましたが…openradioではゆーっくりとした口調ですので。)

ラジオプロデゥーサー小西さんによる紹介
http://www.radionikkei.jp/music/527_1.html

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パーソナリティーの山本郁さんと

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建物の隣には琴平神社!もちろん収録前後にお詣りを。

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openradioもこんなスタジオ設備を整えたいものです。

JazzTokyoのインタビューはこちらから
https://jazztokyo.org/interviews/post-62685/page/4/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=post-62685

同じくJazzTokyo 淡中隆史さんによる新譜CD評はこちらから
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-64093/

水無月の月満ち満ちて吐息かな

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夏至はひっそりと、花を摘む

本来であればフランスの夏至はfete de la musique 音楽の日です。
毎年フェスやらなんやら出ずっぱりのはずですが、今年はひっそりと一人の時間を享受。
庭、森の花々を失敬し、月華の宵とします。
こういう”日常”が、旅人生にはとても必要なんですね。

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野生のスイートピーの壮大たる姿を両手に抱えて

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活けるは、難しいものです

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この時期はやはりバラとのコンビネーション不可欠

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とはいっても、ベランダのジャスミンが一等愛らしいのです

花々を誰かのために摘みし夏至

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生活の中にある聖なるもの

20世紀初頭、シュルレアリスムあの空気感と植民地~民族詩学の展開、アイデンティティという内的ベクトルと外にある存在は、格好の思索的材料となった。
ここでいう外には、なんとその生活の中にこそ、ある真正なる生きる姿そして詩学があったのだ。

-ミシェル・レリス著:生活の中にある聖なるもの-
日本において、彼の訳本を世に出し続けた編集者は52歳にしてもうこの世にはいない。
その人は江戸水道端、神田川を見下ろし印刷会社東に望み、夏目漱石の両親と仲良く同じ墓場にいる。
さて、彼の仕事をわたしはどう音楽に変換できるものか。

フィンランドの風、ウードとファドの邂逅、ギターと声のサウダージ、Marc Ducretというギターの存在、パリのジャズシーンを牽引したアメリカ人、そしてホルショフスキによる、フランスに生きたポーランド人ショパン…。
2021/6/18 上弦のopenradio No.162はmixcloudからご試聴になれます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no1622021618-waxing-moon/?fbclid=IwAR2dfakgTjN-UmV5YzZ5JgU2Ga6f1_BWEeWyNm578-uBRSZ1lla9H6bntuI

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日常といふ日に落ちた夏の涙

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openradio No.158〜161

そうこうしているうちにopenradio No.161となりました。
旅する道中での収録は、それぞれの空間の音を内包し、それぞれの日常がRadioの中から聞こえてこればいいな、なんて思いながらマイクに向かっております。

No.158 木曜日の雨と上弦
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no158-20210512-waxing-moon/

No.159 円環・円相
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no159-20210526-full-moon/

No. 160 代田というエロス
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no16020210602-waning-moon/

No.161 -新月の無、Nothing その憧憬-
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no161-20210610-new-moon/
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日常の深くに在りて初夏の音

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-静かな涙-

それはいつも電車や飛行機やバス、一人運転する車の中で流すもの。
そして辿り着く場所で深呼吸。
一音出して、また移動。

お話することが山のようにあるものの、消化作業をせぬままパリに着きました。

早速友人山本豊さんの個展オープニングでひと吹き。
パリの喧騒、時々鳥、6区のジャコブ通りにサックスの音が交じる、そんな水無月のはじまり。
次の場所は、どこかな。

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憧れて遠くにあって夏の雲

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何から語りましょう

あまりにもしかしひっそりと続く旅、日々移り変わる風景を独り占めすることに慣れ始めてしまっています。
・一難去ってまた一難
・波乱万丈
そんなプライベートな出来事の連続性の中でサックスを奏でられるこんな機会もない。

縄文聖地諏訪~井戸尻の泉、飯能のブルーベリーとライ麦、パクチーの畑、和光大学の裏山、戸隠~飯綱の水芭蕉湿原、長崎の片島、五ケ山、佐賀川上渓谷、三瀬千年の桂の樹、はたまた目黒は碑文谷、世田谷の住宅街では目の前を坂茂さんが素通りする、犬たちがサックスの音に噛み付く奇妙な空間、荒川河口夢の島では第五福竜丸と、忍者の里甲賀では蛙の合唱と共に、深夜浅草寺境内…山谷では、お父さんたちの気持ちもちょっと塞ぎ気味だったかな。

何から語りましょうね。

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今福龍太さんが読むJosé Pachecoを山の中で

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飯綱から古道へ

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甲賀の忍者はポニーと散歩をするそうだ

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浅草寺でもひっそりと

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長崎の片島漁村の、静寂

初夏の道ひとりと世界呼応せむ

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白き春 le printemps blanc

丸み、深み、温かみ。
朧に、境界に、空気を包む。

黒田泰蔵さんの白磁はクールなんかじゃない。
悲しいくらいに暖かい。

初めての演奏のギャラは、うつわ菜の花のオーナーから頂いた、黒田さんのうつわでした。
ご本人がいる、作品に包まれたその空間で、わたしは音楽を始めたのだと思います。

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冥福を祈るしかない白き春

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満月に奏でる

いつもopenradioをご試聴くださりありがとうございます。
フィールドレコーディングは、ひっそりと、ひっそりと進行中。
山、谷、駅、機上、港、川 etc…身近には実はたくさんの自然があることを、音によって発見します。

本日4月の満月のopenradioは放送できませんが、九州のとある場所で、サックスの音を奏でます。
どこかで鳴る音は、それでも遠き誰かに届く様な気がするのです。

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満ちし音波も光も春の中

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小指のいたみ

openradio No.155/4月上弦の放送は、バッハ、アルゼンチンの囁き、イタリアのジャズピアノ、小指のいたみ、サティ、セネガルのビートです。

ー岡本太郎が1938年International シュルレアリスム・パリ展に出展した作品《傷ましき腕》を想起させる「いたみ」という語彙。
彼が戦後日本で表現活動のひとつして執筆した書籍からは、人間の生きるという営みの奥底にある記憶ー縄文が見て取れる。
社会学・文化人類学者のマルセル・モースを師とし、シュルレアリスム運動に接した20代を過ごしたパリでの時間がその土台にあることは間違いないだろう。

わたしたちは、傷つけ傷みながら生きている。

ご試聴はmixcloudからどうぞ。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no15520210420-waxing-moon/

00) Bach_ Ich Ruf Zu Dir, Herr Jesu Christ, BWV 639 (Stefan Temming)
01) La Viajerita (Atahualpa Yupanqui )
02) J’aimerais tant savoir (Giovanni Mirabassi)
03) 小指のいたみ(石川さゆり)
04) Fâcheux Exemple (E.Satie)
05) Njuly (Omar Pane)

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見上げれば飛ぶも月さへ春の空

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資本主義というノイズ

何度でも繰り返し引用しよう。
「完全に商品と化した文化は、スペクタル社会の花形商品となる運命にある」

フランスの著述家ギー・ドゥボール Guy Debordによるこのフレーズ。
ハリウッドの映画セットのような環境破壊末の果ての現実世界、あるいは路上を走るけたたましい資本主義のノイズ。
思想なんてものともしない輩たちが牛耳る世界。
人々は今ある距離の中で生活をする、実は当たり前の時空間に生きている。

自力でなく乗り物を使い移動することに常に罪悪感を感じる。
動くからには、命をかけて生きようと思う。
楽器一本を携えて。

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春色の音を求めて旅に出ぬ

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