Archive pour 俳句 haiku

花買えぬ日々

そうなんです。花屋は閉まっているのです。
外出証明書を持参しスーパーでの買い物は一日一回(500m圏内+1時間以内)でできるも、日々毎に変える花瓶の水の存在は今やありません。
それでもバルコニーに生きる野花を失敬し、あるいはカメラの中にある在りし日の花たちを愛でます。
水仙の時期は終わり目下桜に目が行きますが、連翹に雪柳、木瓜の色合いの愛らしさ。
そろそろ沈丁花の芳香に誘われし頃かな。
それでもやはり、勿忘草のささやかな存在が、今一番のやさしさです。

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忘れな草ささやかに今日生き延びて

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真正たる音楽の友

外出禁止8日目。そろそろ精神の変化が現れる頃。
こんな時、支えてくれるのは、真の音楽の友です。
物理的に会うことはできぬも、音楽の交流を図り、アイデアを語り、まだ見ぬ先に少しの希望を投げかける。
音楽は最高の恋人で時々愛人、親友で、家族。
フランス語ではCamarade=同志と呼びますが、相互に悶々とする時、いつも励ましあえるそれこそは、かけがいのないBuddyであると確信しました。

車道には孔雀、道には鶏、空にはコマドリにシジュウカラ、海にはイルカの群れ。
人類が自然を植民地にして数百年。人類様と我が物顔で地や海や山を占領してきた今、大気はホッとしています。

3月新月のopenradioは生演奏付きです。
閉じ込められた世界からの音楽をどうぞ。
https://www.mixcloud.com/makinakano/2020324-%E6%96%B0%E6%9C%88/

1) Ile de MIyake (maki Nakano)
2) Si la photo est bonne (Barbara)
3) Gottingen (Barbara)
4) Sara (Rokia Traore)
5) Hanter dro duhont’ar ar mane (Maki Nakano)
6) King James (Anderson. Paak)
7) Reachin’2 Much (Anderson. Paak / Lalah Hathaway)

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春迎へ街ブラックアウトになりにけり

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L’apprenti sorcier 魔法使いの弟子

統帥権、を振りかざしたその者は、魔法使いになりたかったのかな。
もし統帥機関の彼、彼らの様に再びこの魔法の杖を振りかざす者がいるならば、
鶴見俊輔が掲記する「ゲド戦記」のくだりを参考にしたほうがいいと思う。

「長(おさ)は、またこの技術が多くの危険をはらんでいることを語り、
なかでも魔法使いが自分の姿を変える時には自らの呪文から逃れられなくなる
危険を覚悟しなければならないと注意した。」
魔法を超法規として、補弼(ほひつ)という任務に伴う »責任 »に対し、
統帥権はそうでない、
と言いきった本、「統帥網領・統帥参考」(昭和3年、昭和7年発行)の
運命は→戦後一切焼却、だったという。

「この国のかたち」は、司馬遼太郎による毎月書かれた随筆。
その大正生まれの司馬遼太郎が、明治維新以降の日本のある姿を表現する時、
こんな面白い行がある。

「もし日本じたいの「近代」の要素(または風土)の上に欧米の近代を接木を
したれば、ずいぶんおもしろいことになったはずである。」

風土が異なるのに、欧米のそれ(近代)をそのままこの地で活用することは、
実に無理が生じる。思想然り、食物然り…
日本で、汗をかいた赤ワイン=(赤ワインを冷やして飲む!?!?) のボトルを見た時、
ワインの流儀には反するが、日本的飲み方の解釈に微笑ましい感情を覚えた。
そして諧謔的(開発当人は本気そのものだろうが)ワインは「赤玉ポートワイン」!
という姿に変え、見事に接木に成功している。

「生」の淵源に真っ向から立ち返るべく危機感を抱いている、
「生」という生物的湿度をもったアジアにおいて、乾燥した土地からの思想的または
経済的云々を鵜呑みにし、国の在り方に取り入れても、いずれにせよ立ち位置が
異なるのだから、相容れない。

一部が求めるリーダシップという名の魔法使い。
成熟した魔法使いを求めるのか、求める側が成熟した魔法使いに育てるのか。
ここでいう「成熟」とは、中井久夫の言葉を借りれば

「退行の泉に湯浴みして、もとのところに帰ってこられるもの」

もう一度「ゲド戦記」からの抜粋を。
「魔法というのは、その土地土地と密接にかかわりあっているという意味なんだ」

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耕人や誰にも見へぬ春仕事

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内を旅する inside voyage

ざわざわとする外の世界と、静謐を求める内。
雲烟ただよう今日、大気は春霞。
土の中で一刻一刻を生きてきたものみなたちは今、外に芽をだし、さなぎの丸々可愛らしい姿はじきに優美に空を舞う姿と変わるでしょう。

内にある世界へ耳をすませば、溢れる鼓動が聞こえてくるはずです。

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春嵐到来前の静けさや

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眠れぬ夜燻る煙草と春の暁

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アルヴォ・ペルトの中にある静寂にもたれたい

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春分茶の世界から始む

佐渡の兄弟子が、「お番茶でも湯を注ぐ前に炒ってから入れてみろ、これぞ庶民の醍醐味だぞ。」というメッセージを送ってくれました。
外出禁止となったこのフランス生活で、確かに外のCafeのテラスには行けなくて、
家でのお茶の時間が多くなります。
茶道道具はある場所に置いてきてしまったので、急須で入れられる、日本でいただいた茎茶やほうじ茶を炒るとします。
その香りの芳しいこと。
祖母が作っていた、畑の畔に植えたお茶の葉を炒るあの香りがよみがえります。
トルコでもアフリカでもモロッコでも、もちろんフランスにはサロンドテがある通り、お茶の時間は誰かと過ごす大切なひと時。

茶道といえば、赤瀬川原平の「千利休 -無言の前衛-」は有無言わせず傑作です。

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あるラジオ収録のお土産でいただいたほうじ茶が香りたつこの瞬間。

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お急須はもちろん佐渡の作家さん、若林千春さんのもの。
湯飲み茶碗は奈良は秋篠窯のものを見立てる。

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東京での個展で出会う作家の仕事。

春分や一服の茶にてすべて好し

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閉ざされた世界に今日も海満ちる

すべては他者という存在へのレスペクトから。
先達始め、アルベール・ジャカールはそこからしか
相互の存在は成り立たない、といいます。
マスクにしろ微笑みにしろ、やがて相対的に循環するそれ。
物質の対岸にある人間、ではない存在という原罪から逃れることはできません。

今日も、自然は淡々と日々の営みを続け、明後日春分を迎える初春、
それが多次元で営まれていることは間違いありません。

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閉ざされて今日満ちゆきて春の海

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影ひとつなき夜

語っても、応えてくれる人の不在は明らか。
その不在をどう肯定できるかが、諸々の瀬戸際にある。
ならばDianus(勿論アノニム)ならどういうか。
あるいはDianusから影響を受けた人はこういった。

J’aime cette douce Liberté terrestre Douloureuse 
————————苦しみに満ちた地上の、この優しい自由を愛す(Y.K)

一滴また一滴と死へしたたり落ちていった人(々)を隣に置きながら、
わたしの生のなんというみすぼらしさか。

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影ひとつなき夜を走る旅

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微かに揺れる夜、今宵は満月

どんな状況にあっても、音楽の隣にいたい。
そんな気持ちがつのる月夜です。

2020年3月の満月のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-202039-%E6%BA%80%E6%9C%88/

00) Sibel (Ricardo Moyano)

01) P.S I love you (Jakob Dinesen)

02) Coyor Panon (Detty Kumia by David Toop)

03) Folks (McCoy Tyner)

04) Last time you went (Louis Cole)

05) Night (Louis Cole)

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「ミッシェル、バタイユ…そして僕」-Musique- By ミロ

すでに時計は 思ひ出の 微かに揺れる夜を指し (北園克衛)

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夜 Night

初春満月へあと一歩。そしてもう少し待てば、春分です。
地球暦を使い始めてから銀河系と地球との壮大なリレーションを視覚で意識しつつ、実のところ、夜を迎える場所では朝が始まるという、時空の遠近的な感覚の方を身近に味わっている。
今宵、夜と友達になれますように、この一曲を。

Night
by Louis Cole
[アルバムTimeから。
KNOWERとは違う側面をもつ彼の音楽はあっぱれというほど二重人格的。だけれど核にあるのは虚無への諧謔的謳歌]


 Image de prévisualisation YouTubeWould I care if I reach my dreams? Before my time to leave?

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日脚伸ぶ午後19時の涙落つ

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だから、花をそばに

大変な時勢の中にある生活。
音楽を、花を。

2020年3月の上弦のopenradioは花を詠った楽曲ばかりをお送りします。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio202033/

1) Lament for an orchid (Fred Herch)
ランの悲しみ

2) The flowe of Edingurgh (les musiciens de st. Julien -Francois Lazarevitch)
エジンバラの花

3) The flower of Cusco (Trencito de los Andes)
クスコの花

4) Passion Flower (Billy Strayhorn)
パッションフラワー

5) ユリの記憶 (Shin Sasakubo)

6) Fleur bleue (Charle Trenet)
青い花

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春色に誘われ起きるパリの朝

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紫陽花の季節が触れる肌の湿り

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森の中では野花を手にとって

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そして花はわたしたちの生活を共にする友達になってくれます。

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1983年の君たちへ

新月空には星だけ。潔くはじまる虚空は春分にむけて、心の起伏に加速を促す。
1983年のCAHORSのマグナム、Chateau de Chambert。
これを飲める日がおとずれるだなんて想像だにしていませんでした。
ということで、今は亡きCAHORSが好きだった人々を想いながら、飲みながら、
そしてこの狂った今を生きる人々に思いを馳せながら、
1983年に作られた、録音された音楽を愛でたいと思います。

2020年2月24日新月のopenradioは→https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-2020224-%E6%96%B0%E6%9C%88/

00) かたちもなく寂し (Toru Takemitsu)
01) It never entered my mind (Keith Jarrett trio)
02) Girl talk (Ella Fizgerarld/Joe Pass)
03) The Lady in my life (Michael Jackson)
04) 波の盆 (Toru Takemitsu)
05) Africa (TOTO)

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春動く予感の今宵栓開けぬ

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ビストロの地下でこの日を待っていたボトルに頬を赤らめたるや

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チョコレートの思い出も

手袋をして黒服を着て大層な付加価値を着せてわたしたちの口に届くチョコレート。
スイスやベルギーのチョコレートを語る輩を前にいつも思うのです。

「原料のカカオの実がなる畑、空、収穫する人々の表情への想像力は…」

搾取ではなく、原料が、ある錬金術によって人々を魅了する食べ物になるに当然の対価としてチョコレートの存在はあるのですが、それでも、少しの想像力と共にカカオの存在を口に入れることによって、世界とチョコレートを食べるわたしたちがその瞬間同期できるといいな、と思うのです。

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メゾンドショコラはわたしにとっていつも思い出の中にある。
限定「キャビア入り(しかもペトロシアン)ショコラ」はウォッカのミニボトルも入り。箱の装飾はもちろん鮫肌!

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日本人チョコレートバイヤーの目ざとさったら。NHKで紹介されていたそうな…こんな田舎まで買い付けにくるとは。
Vannesの市場内にある絶対的にアートなチョコレートles nenettesは、中学教員をする友人の生徒であったMme.Cardonによる。

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「生産者自らが勝ち取るフェアトレード」をかかげるDARI-Kは京都から発信するチョコレート革命。

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元祖Bonnatはティム・バートンの映画「チャーリーとチョコレート工場」のスタッフがアイデアをもらった老舗。
ペルーはクストの小規模農家を渡り歩いて買ったカカオの貴重な板チョコ。

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最後はコンセプチュアルなパトリック・ロジェ。パリにあるブティックはおおよそチョコレート屋さんとは思えぬ佇まいです。

春日和クスコの味に笑み溢る

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Cinque roses, Langage des fleurs

バラの想い出は枚挙に暇がありません。
フランスの花屋さんからブーケを抱いて出てくる男性の多いこと。
今年のバレンタインデーはどんな花でしたでしょうか?
あ、日本ではグローバリゼーション搾取構造の最先端をいくカカオを原料とするチョコレートでしょうか。(もちろんフェアトレードのものもありますが)
花より団子。

バラの木は何代にも残ります。
我々人類のように。本質を変えず香りや色形、バラの種類の多様性たるや。
パリ吟行のメッカといえばブーローニュの森の一部であるバガテル園。
いやいや、パリ南の郊外にはライレローズがあります。(バラ好きの聖地)。
今でも覚えているのはここへ来るためにフランスへきた知人を案内した時のこと。
5月、冬季休暇を終え開園してるとおもいきや、門は閉まっています。
しかし、余念なく働いている園芸師が私たちのために、彼自身の責任において入れてくれたのです。
そう、バラ園の貸切状態。
彼のこういう気配りは=improvisation=ça c’est la vraie vie.

一人称と目の前にいる人との関係性が生まれるその瞬間「何ができるか」という反応に応対するアクション。
守るべきものは主体となるこの関係で、いつ裏切られるかわからないしがらみではありません。

ということで、わたしは今年バラを大事な人に贈りました。
Cinque roses,
花言葉は… »C’est le plaisire que je vous ai rencontré  »

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京都花政では100本のバラが旅立ちを待つ。

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五代目主人・藤田修作さんの審美眼は山野草にありますが…

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42歳の誕生日には42本のバラを

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でも本当はこういうのが好き

冬薔薇に別れを告げて涙雨

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すべては指の間からこぼれ落ちる

ぽたり、というよりスルッと滑り落ちる感じです。
春待たずして喪失の再来、は要するに反復するようです。
それでも、書物という形で残る文字がこぼれ落ちないように読み取ること、
それは希望となるでしょうか。
いつかのどこかの繰り返しになりますが…
書物、それはわたしたちに残された「知の悦び」なのです。

2020年2月16日下弦のopenradioは…
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-20200216-%E4%B8%8B%E5%BC%A6/

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Solangeの歌詞カードはアポリネールのカリグラムを彷彿させるもの。
言葉と図象の連携プレー!

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春に近づく空の下弦は色を誘う。

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この世にはもう亡き二人花のみぞ

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編集の鬼、錦百合の香放つ

Ce qu’on appelle raison de vivre est en même temps une excellente raison de mourir.
私たちが呼んでいる生きる理由とは、
同時に死ぬためというすばらしい理由でもある。
Albert Camus  アルベール・カミュ

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言葉編む今日発ちし人へ錦百合

百合が折れてしまい、水にさせば花開き、開いたその朝、膨大な書籍、人文書
訳本を世に送り出してきた編集者の、訃報が届いた。
季節は風信子(ヒヤシンス)。

香りだけは、追憶に寄り添ってくれるだろうか。

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The clock stops ticking

前回のopenradioではジャズだなぁ、と感じる楽曲を紹介しました。
はっきりとした発声の無意味、あるいは忠実であることに束縛されぬこの音楽。
瞬間に生まれる人間のもつ即興性こそが命であるジャズの中で、時に詩学的に面白い場面をもっていることも事実です。
全く知られていないMeredith d’Ambrosio という歌手がいます。
正直彼女の声はどこにもありません。
猛々しく、あるいはヴィブラートを操作できなくてもいいんです。
誰かに、どこかに届けば、それでいいよね。

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The clock stops ticking でも繰り返す季冬かな

1937年のミュージカルで歌われた there’s a lull in my lifeの歌詞

Oh, there’s a lull in my life
It’s just a void and empty space
When you are not in my embrace
Oh, there’s a lull In my life
The moment that you go away
There is no night, there is no day
The clock stops ticking
The world stops turning
Everything stops but the flame in my heart
That keeps burning, burning
Oh, oh, oh
There’s a lull In my life
No matter how I may pretend
I know that you alone can end
The ache in my heart
The call of my arms
The lull in my life

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今年もミモザのお出まし也

今年、暖冬フランスは予定より約1ヶ月早くミモザのお出ましとなります。
ミモザは植樹してからの成長めまぐるしく、ただ伸びる前の幼少の時期は少しの風でやられてしまうこと多々。
以前庭に植えたものは1年待たず倒れてしまった。

列車に乗るにプラットホームで車両番号を車掌さんに聞けば、
「あなたの車両はミモザ号ですよ!」との返答。
そう、わたしは両手いっぱいに花を抱えていたのです。
座席へ着く前に売店へ移動すれば車掌さんが向こうにいる。
彼は両手を広げてWelcomeのジェスチャー。
そう、こういうユーモアが、フランスに生きるということだと思うのです。

車窓からみえるミモザの芳香を想像することも心象のあらわれか。

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エレメンツは思い出を想起させるから、身近に置いておきたいのです。

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早咲きのミモザ両手に酔ひにけり

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BookEnds

倒れないための仕切り、あるいは本棚から落ちないための本立て。
BookMarkとは違います。
今宵openradioは春の予感と晩冬のジャズを。

かけがえのないアルバム Marc Copland (P) / David Liebman (Sax)はその名も「BookEnds」

2020年2月9日満月のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20200209-%E6%BA%80%E6%9C%88/

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ロフト兼スタジオはパリ14区

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静穏に冬曙を待つ午前五時

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春は山から、ほんの少しの笑みを

南米のギター、歌。言葉のイントネーション、メロディーのアーティキュレーション、リズムとアクセントのバランス。
どれも魅惑的な要素に溢れています。
ただ、真似という方法でそれらの楽曲を演奏することに懐疑的にならずにはいられません。
ただ、もし奏でることが可能であるならば、それは一度自らの同一性を凝視し切り込みブリードの覚悟という意識を経てからということになるでしょう。
硬いことはさておき、ゆったりと、寒暖の境界、立春をお過ごしください。

2020年2月4日立春のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-202024-%E7%AB%8B%E6%98%A5/

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山の中にいると、それ自体を忘れてしまう。

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いつも移動の中に思想の発端が生まれる。

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緋桜や冷静たれと微笑みぬ

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これからがこれまでを決める

シンプルな言葉の中に重層的な真実が生まれることがあります。
過去、現在、未来という三種の反復。

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銀座の逢瀬は黒田征太郎・泰蔵 兄弟展となりました。

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京都に本店がある思文閣にて

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立春を窓から見遣る虚無の空

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音は生まれ、また会う日まで

秩父の山肌に魅了されてしまったからには、その地の土や谷、あるいは命の源である水なるところにひっそりと在る苔の存在に触発され、音が生まれました。
そして、潔く消えゆく音を前に、 »また会う日まで »、と手を振るのです。

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リハーサル中に次なるアイデアを生み出すギターの孤独な音。

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山羊とある今日の営みは上弦へ向かう月の出と共に。

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いつも、今回も、演奏する場所には遠くから聴き手がやってきてくれます。
鎌倉、新潟、白金、高崎、はたまたマルセイユ!
彼らこそが、「旅する音楽」なのです。

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当日は、詩を中心に写真・絵・インスタレーションとジャンルを超えたアート作品を展示しているcafe PNB 1235のオーナー、詩人の保坂さんが『狂った季節が首を鳴らす時』 を朗読されました。

新緑の山間にひかり影の中

次回があるならば、こんな感じかな!

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破急風光帖 il faut être radicalement humain

百合の開花は初夏。しかし、うれしいかなかなしいかな、
ただ今現在いつでも百合を手にいれることができるようです。
パリ左岸の花屋にて、ある人のために買った百合をブーケにしてくださったのは日本人の女性でした。

ピナ・バウシュへ薔薇を捧げ、ある音楽家との対談ではその日キャンパスに散った銀杏の落葉を舞台に敷き詰め迎える。
数多ある著書を世に出しつつ、ご自身がプロデゥース(この場合は編集ですが、敢えてこういいます)する「午前四時のブルー」なんて冊子をだすあたり、これが実践する哲学者。
わたしにとっての小林康夫さんとはそういう方。

「恋の不思議や、気高さや、心のくるしみ、心のよろこび、わがからだにあふれきて・・・「悪縁なれど」、恋ぐるひ、ああ、Mysterioso!」
なんて言える哲学者、すてきですよね。

来る2月2日、やはり左岸のギャラリー通り Rue Seineでは氏の詩と絵画の展覧会があるそうです。

Dimanche 2 Fevrier 2020
La galerie Olivier Nouvellet
“D’eau et feu”
Texte de Yasuo Kobayashi
Peintures d’Irene Boisaubert
19 rue de Seine 75006 Paris -de 15h a 19h-

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パリ4時の厳寒明けぬ闇の中

小林さんの面白いブログはこちら。
タイトルも徹底を貫いている!
https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/hakyufukocho/
破急風光帖-il faut être radicalement humain-(徹底的に人間であれ)

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花と雪 fleur et neige

暖冬花を両手に抱えれば、自然賛歌の献花となり、しかしそれを司るは人間のするところ。
それをするかしないかはあなた次第。
わたしはする方に惹かれます。

迎える雪は今日山間にひっそりと、そして沈々と夜に降る。

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「秩父前衛派」をご存知でしょうか。
このアート集団による今年最初のパフォーマンスはこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=P9Zkov2UUY0

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雪の夜半旅する恋人着きにけり

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宝物は俳句、音楽は血

どれだけ俳句が救ってくれたことか…

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初句会ではくじ引きが。大人の遊び。

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「楽園」句会の主宰中村考哲さんは第一句集「幻化」昨年上梓。
幹事康代さんはわたしの愛人。

初句会何もなかった空を詠む

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自己の中に他者をみる

他者との関係性の中に、エゴを排除する闘いに挑んだ人物。
レヴィ・ストロースを師とし、マルセル・モースを祖父とした人物。
1月11日、真島一郎さんによる講演、ー「闘い」の方法をたどる感性ー。
もうね、A3版10頁ですよ、レジュメ引用、注釈が…
そこには、故人への静謐なリスペクトしか感じられませんでした。
声が詰まっちゃうよね。嗚咽しかでないよね。
でも彼は最後まで「火のエネルギー問題」に至るまで、話しきった。
しかもサンカラとルムンバを引用して。
chapeau(脱帽)。
リスペクトとエゴとの対話は同義します。

「詩」というものは本来
人間と神様の帳尻を合わせてくれる音であろう
(プリミ恥部)

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猿、いや動物に触れる手って、柔らかいのよね。

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触れたくも触れぬ距離にゐる雪催

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