Archive pour あーと art

白き春 le printemps blanc

丸み、深み、温かみ。
朧に、境界に、空気を包む。

黒田泰蔵さんの白磁はクールなんかじゃない。
悲しいくらいに暖かい。

初めての演奏のギャラは、うつわ菜の花のオーナーから頂いた、黒田さんのうつわでした。
ご本人がいる、作品に包まれたその空間で、わたしは音楽を始めたのだと思います。

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冥福を祈るしかない白き春

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地図を逆さにして見る

北米-グリーンランド-北欧そしてアイヌの地。
ぐるっと一周と言いたいところだが一周も何も北極圏を中心にしてみればこの地域の至近感はみてのごとく。

以前網走で演奏した際、驚異の体験の場となった北海道立北方民族博物館
天都山の山中にある、人類学的な見地で収集されたモノ、文献、資料の宝。
音も然り。北米インディアン~イヌイト~サーミ~アイヌ。

声なのです。
プリミティヴという名にふさわしい、声。

そういえば、退官後北米インディアンの研究をしたいと仰っていた方は、声をだすために詩吟を習おうかとも言っていました。

Image de prévisualisation YouTubeNative American Traditional Cree Music
https://www.youtube.com/watch?v=hKdcdOeTF-o
安東ウメ子 ‎– フタレ チュイ [ Ainu Folk Music ]

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地と風と北の概念春を待つ

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-美の法門-

Hybrid 混血の反語は Purebred 純血でしょうか。
両者関係なく、私は Authentic 真正であるか否かという問いであると思います。

楽器の起源、移動と変容を題材に今、ジャズの再リサーチをしています。
面白いほどに現れる人間にとっての »楽器 »の必要性と、その形フォームが変容しても当然の如くその地その地で逞しくHybridを繰り返し、そしてPurebredというわれる地に帰結し、そこからまたHybrid が生まれる、音楽…
この円環こそが、ジャズであると今日このごろ断言できるようになりました。

書物はまどろっこしい時がたまにあります。
旅という実践によって生まれる、生きた言葉を内包できればしめたものです。
ワクワクしますね。
楽器と人類、ジャズを介したアート的展開。

今後攻めるは南米と北米西方、そしてアジアです。
密かな興奮を抱いています。

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柳宗悦による名著は、ある高みと無を個人的な体験とする。
これは人類という複数形がなす世界に応用できるだろうか。

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ここを目指す。

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Traveling Haiku vol.3 天橋立

スピード感が落ちた印象ですが、しかしゆるりと旅は続きます。
移動すれば様々な土地へ行くことが可能であるはずですが、今は躊躇と共にあります。
人間が、ここに、そこに、あそこに居ることの妙に、その深きに心を置きます。

旅する空間で奏でる音と俳句のスケッチプロジェクト
Traveling Haiku vol.3 / 宮津・天橋立
Image de prévisualisation YouTube

旻天の天橋立彼方へと

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行き先なき道

文化というもの、アートと呼ばれるものがあるならば、それらはわたしにとっては「呼吸」です。
ブルキナファソの楽師達が、しかし彼らは西洋社会で呼ばれるプロの演奏家ではなく、工芸品を作っていたり、電気技師だったり、学校の先生だったりするのですが、彼らがあの大地で奏でる音楽は文化、アート以前の呼吸そのものである。

彼らの音楽は冠婚葬祭= »occasion 機会 »、に演奏されるものだが、その中でも最も重要な役目とは、葬儀の際に奏でられるそれだ。
死後硬直した死者の体=肉体を、音楽が緩めるのだという。
迷信か、いや代々そうやって彼らは音楽を奏で、実のところ…死者を弔うわたしたちの、それこそ硬直した精神を、緩めてくれるのだった。
哭きの音楽。

唯一、道の行き先があるとすれば、それは死だ。
だからわたしたちは今日、呼吸をする。

また御託を並べてしまいましたね。
openradio145回目 2月5日下弦の放送はmixcloudからご試聴いただけます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20210205-no145-waning-moon/

早世された異才レイ・ハラカミ Rei Harakami 、パレスチナ珠玉の声 Kamilya Jubran、サバンナ西アフリカのポリリズム Kaba-ko、フランス、シュルレアリスムの寵児 Jacques Prévert…

音楽とサウンドという語彙の差異。
わたしたちの今日は、サウンドの響きの中に在る。

00) code (Rei Harakami)
01) Diabro (Moussa Hema & Kaba-ko)
02) Lafz (Kamilya Jobran)
03) wreck (Rei Harakami)
04) code (Rei Harakami)
05) Cyrcles (Ky+Nicola Pheiffer, Mogan Cornebert)
06) Je suis comme je suis (Juliette Greco)
07) rho (Rei Harakami)

・レイ・ハラカミの作品はこちらから購入可能。
アルバム[unrest]は今年LP版がでるとか!
https://ringsounds.bandcamp.com/album/unrest

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春を呼ぶブルキナファソの土と風

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Traveling Haiku vol.1 vol.2

旅する音楽-俳句篇-としてスタートしたプロジェクトTraveling Haiku。
目下旅行脚の映像と音を編集中。
一人で勝手にはじめ、一人で勝手にやっているので不定期とはいえ、やはり誰かに観ていただきたく。
媒体はYouTubeであることがモヤモヤするところではありますが、現状況仕方なく。

vol.01 西伊豆は戸田(へだ)。
太平洋-水深深き駿河湾からの砂礫の漂流によって砂嘴(さし)の地形からなす御浜岬。
イヌマキの群生。幾度と津波に耐えた防災林。
ひっそりと漁村に生きる人々。遠近にみる山と海の循環。
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vol.02 丹後は天岩戸・日室山
禁足の山、丹後のピラミッドといわれる日室山。
元伊勢内宮奥にひっそりとある天岩戸。
この地大江には酒呑童子の鬼伝説がある。
紐解けば解くほど日本という国においての山の存在そして怪なるものとの関係にうなる。
鉱床であるこの地の性(さが)、生と死の世界の境界。
御伽草子から能、果てはマンガ、ゲームまで、大江の鬼はどうやら今昔人間を放っておかないようだ。
近畿地方にある5つの聖地、伊吹山、元伊勢、伊弉諾神宮、熊野本宮大社、伊勢神宮内宮をつなげると五芒星になるとか。
なんだか怪しくも… 古代の人々の息が聞こえる空間。
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土地行けば古代現代月の声

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La voix d’un poète 詩人の声

あまりにも驚愕、というか当然のことに納得した事例。
それは、ある詩人のインターネットラジオで聞いたその声が、想像通りの音声であったこと。

正直わたしは詩にはあまり興味をもっていません。
北園克衛と若松英輔、Tristan TzaraとCésar Vallejoを除いて。
あ、Michel Leirisもいました。
俳句なんてやっているのにね。
明らかに違うのは、言葉の数。
俳句にひかれるのは、放置プレーなところ。

詩人の声は、その詩とそっくりの声でした。

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来年伊勢でのプロジェクトは、「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」といわれる朝熊山を郷里とする北園克衛をテーマにした、音と言葉の本。

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若きT.Tzara

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埋火が覚醒させぬ語彙の夢

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Traveling Haiku -旅する音楽 俳句篇-

個々人の距離の向こうにある風景、感傷は今映像でしか感知することはできないのでしょうか。
そう抗いながらも、一人でのツアー演奏の中で生まれたプロジェクトです。
それは、Traveling Haiku。

今年最後の新月、ひっそりとキックオフしました。

曖昧な風の行方、流れゆく時間、鮮明な生と死。
静かな移動、誰知らぬ空間で奏でる音と俳句のスケッチプロジェクト、始まります。
まずは、Traveling Haiku 00 :Introductionから。
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Music / Haiku / Rec / Concept / Produce
by Maki NAKANO 咳をしても一人 a.k.a 仲野麻紀

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GO TO THE PEOPLES

本物。
異次元。

品川港南口で赤の交通指揮棒ふってこの展覧会にすべての人を誘導したい。
絶対行ってください。

わたしはといえば、また彼らに会いに行こうと思います。
会場真ん中にある焚き火で暖をとりながら彼らの声を聞くために。

渋谷敦志 Atsushi Shibuya
写真展 品川キャノンギャラリーS
-GO TO THE PEOPLES 人のただ中へ-
12月14日まで
https://cweb.canon.jp/…/archive/shibuya-peoples/index.html/

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本物に言葉の要らぬ冬世界

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過日満月はレモン畑から

openradio10月満月の放送は、移動移動の最中のケーブル紛失にてお送りできませんでした。
過日のものにはなりますが、生口島=レモン島の仲間との収穫、そしてささやかな演奏を支えてくれた仲間たちのセレクトをお聴きください。
mixcloudからのご試聴はこちらから。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20201031-full-moon/

ヨルダン、UKブリストルの二人、medeski,Martin&Woodそしてブラームスを…
スクールポスター大
トニーファームの柑橘果実。

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カメラマンToshikiのつくるだし巻きにはレモンピールの風味が効いている!

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みかんしゃぶしゃぶの美味ときたら。

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畑の中ではspontaneity撮影となる。

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旅道中檸檬の香を含みをり

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福岡で深呼吸

そして福岡は写真スタジオでのプロジェクト始動!?
縁とは摩訶不思議なるもの也。
その人が撮る海と空は、深呼吸そのものだった。

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「空と海のあいだ」

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秋色の薔薇を知る午後旅路也

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山梨ー長野ー埼玉

紅葉闌の河口湖を後にし一路長野へ。
20年前にとある仕事で訪れた茅野の地で吹いたサックスの音の若かったこと。
「くるみ」はあの当時そのままに、音と時間を吸収した樹の家が迎えてくれました。
再会に涙。
木葉社、yaso、森のかけら…樵きこりとは、アーティストであることを証明してくれたその人は、そう、芸大から長野の山に帰ってきたのです。

「旅人の樹」
君たちは森、わたしは泉、そして旅人は樹になる。
(T.Tzara)

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富士山を後に

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くるみ

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森からの贈り物。赤松のお茶。
https://www.yaso.jp/

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プロジェクトが生まれる時間

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一路埼玉に向かう…山は削られる…

秋山に樵の生きる姿あり

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華やかな孤独

近江八幡へは各駅停車にて亀山-伊賀-草津経由。
我が盟友ポーランドの作家Aliska Lahusentの作品との再会。
彼女の回顧展で演奏した美術館のあるクラクフは京都と姉妹都市だそうだ。
そして京都滞在は常宿、某ギャラリーオーナー宅は御所西隣。

岐阜は谷汲山のお寺での演奏では、文化人類学者たちが旋回。
揖斐川の堤防をひたすら南下、西方遠方には濃尾平野を見渡す養老山脈。
荒川修作の天命反転地と養老の滝ははずせません。

甲賀の里は、白州正子の「かくれ里」最初に登場する擽野寺でのちょっとした演奏。
そして来春にむけて、茅葺、囲炉裏、土間のある、里山の書斎お披露目の企て。
山河風物、伝承、習俗…ここへ来る導きの話は、あまりに切ない。

四日市では、いつか会うはずであった奇跡の陶芸家内田鋼一氏と、萬古焼アーカイブとしての宝庫Banko archive design museumで初対面にして音世界の予感。
そして今や盟友と呼んでいいのだろうか、元feel art zero、現 Nao Masaki ギャラリーの正木なおさんと桑名は「七里の渡」の夜の散歩、目の前の宿 MARUYO HOTELでのひと時は、来春の演奏の場となる企て。

そう、ここは東海道熱田神宮から紀伊半島へ入る入り口。
どうやら伊勢への旅はすでにはじまっているようです。

旅とは、華やかな孤独である。

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Biwako ビエンナーレは絶賛開催中

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すべての美しさにあるものそれは、無の享受。

芸術の贄を選んだ秋の夜

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ヒャッポダ

都会のオアシスではプリミティブなエスプリがいつも迎えてくれます。
それは、台湾原住民のパイワン族の百歩蛇(ヒャッポダ)です。
木があって、彫る人がいて、象徴とする人を介して海を渡り、小さな出版社をずっと守っています。

その小さな出版社は「言叢社」といって、人、身体、思想、そして秩父の本をたくさんたくさん編んでいます。

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命をかける3秒前

演奏者はたったの時間のために、命をかけています。
それが始まる3秒前、逃げることをやめた世界を前に、立ち向かうしかない。
そういう世界に生きる人間を、芸術家と呼ぶのです。

と同時に生活から生まれる音楽は、それと対極的な、生きるに必然的音の世界である。
そういう音世界とのバランスがもてると、いいと思うのです。

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緊張の糸を三秒生きる秋

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そして今宵、わたしはあなたの背中をさすりたい

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金に生きる-Sebastião Salgado -

それが、この山から生まれて、その山で命を削る者の存在を前に、あるブランドがアート活動のサポートをし、そしてそれを請う輩に一撃を与えたい。

世界を食いつくしているのは誰かではない。

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35日間、いやその人生をその労働者と生きると死ぬを共にしたカメラマンは、本業をもちながら、このような »現場 »に自ら立ち行った。こういう生き方に対して「プロのカメラマンとは?」なんて言い回しは無意味である。

Photo: Sebastião Salgado

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それでもね今日ある空は今日の空(季語なし)

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道に生きる

その過程でしかないと思います、生きるということは。
ペルーのあの道に、山に、土の上を歩くあの少女たちの息を今日、聞きました。

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photo : Pablo Corral Vega
遠近の光の中に過ぎし夏

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ペルセウス座星群・編集者の残したもの

一体何冊の作品を世に送り出したのだろう。
「美術工芸品のような書籍」とある人は例えた。

52歳の死に聞きたい。
美意識を裏付けたものはなんだったのですかと。
ミッシェル・レリスの日本語訳、文化人類学とアートの世界の蜜月関係を、本を編むことで提示してくれた。
ここでいうアートとは生活の中に見いだす、派生する、そして表出するという視点です。

今日フランスで迎える盂蘭盆。
今日ペルセウス座星群から一筋の流星をみた。
閃光は突然現れ、消えた。

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盂蘭盆や一筋流る星迎ふ

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破壊の定か

「災難の渦に巻き込まれ 逢瀬の宝石を探せなかった 
あふれ出る涙の一滴一滴が 海になる」

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Art by Mona Hatoum from Lebanon

Mona Hatoum モナ・ハトゥムはレバノンのArtist。
いみじくも、2017年広島現代美術館で彼女の展覧会が行われました。
一粒一粒のガラス玉でできたこの地球の姿。
その脆さ、相互扶助現状への懐疑でもあります。

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ベイルートの友人たちの安否が取れました。
しかし、2015年山形ドキュメンタリー映画祭はじめ日本でツアーを共にしたWael Koudaitのアパートの破壊度に…言葉を失った。
レバノンで起こっていること、それは今の世界を代弁している。

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この街も破壊の定か夏の空

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分単位で動く今日は中上の

ノリというか感というか、人生は旅なので、感度全開で余裕をもちつつ実は今までもこれからもいつものように分単位で動き回る性質のようです。
アポは瞬発で決めて移動。
仕事の依頼は瞬息で決定。
クレーム対応は丁寧に。
意思の眼差しを信じて。
しかしこれを人は自己中心的行動ともいいます。

アウトプットのための準備とは移動の中の思考のことをいいます。
移動には、今日誕生日をむかえる中上健次と共にあります。
出自をハーフブリードとする強烈にかっこいいAnderson .Paakの音を、パリの足音にミックスします。

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目下の移動はパリ郊外電車 RER B線
遠くに見えるはリサイクル工場。
デザインは△。

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急遽のレストラン仕事が終われば0時を過ぎしパリ

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本の中の情景と現実の車窓の間を行き来する

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現実がずれてゆくかな夏の朝

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1860年/1920年

ピカソ美術館の裏にある、サックスの楽器修理屋さんは、通りに面して扉はなく、
ガラス窓をノックし、店主が建物の大きな扉を開けてくれることによって、入ることができます。
Guyが倉庫から次から次へと出してくれるその楽器たちは、ヴィンテージものばかり。
一番古い物で1860年のメタルクラリネットが!
そしてなんといっても1920年のドイツのWorld社のサックスが….!!!
アメリカ製のクラリネット、サックスは欧州からの移民たちが作ったものだそうです。
そう、移動によって楽器の歴史がみえてくるのです。
そして、音楽の存在も然り。

人間の移動とは、音楽の変容を意味します。

2年前、四谷にある老舗ジャズ喫茶いーぐるで行った講演「ジャズの変容」を元に、
黒い大西洋とジャズ、ハーフブリード、移動と音楽、楽器をキーワードに、
ただいま執筆中です!(300頁、いくかな…)

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眠っていた楽器に息を吹き込む魔術師、パリで一番古い楽器修理屋さんのGuy。

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モンマルトルにあるギター工房。
1800年代のバロックギター。
こちらはスペイン人御歳80歳のリベルトさん!

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モノクロの芍薬の世界で

写真家のYutaka Yamamotoさんの個展がパリで行われています。
その場所とは元々医薬実験のラボラトリーで現在は古書店・骨董店となっている、ジャコブ通りのLibrairie Alain Brieux。

異次元にトリップしたようなこの空間で、個展中の作品の中での演奏となりました。
中途飛び入りでテナーサックス奏者が参加したり、Yutakaさんもクラリネットで参加したり。
文化人類学的話、バイクの話でオーナーと意気投合。
来週、この空間でおもしろい映像を撮ることとなりました。
さて、モノクロの芍薬の世界にどんな音が生まれるでしょうか。

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個展は7月31日まで 48 rue de Jacob Paris 75006 / Librairie Alain Brieux

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グラフィックデザイナーだったが今は写真家 Y.Yamamoto

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写真家の方々多々来廊。Mr.Miyamotoさんによるワンショットを。

ヴァカンスのパリに一音奏でをり

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鈴木大拙 ◯ △ □

数年前、ミヤケマイさんというアーティストの作品の中での演奏をした際のこと。
場所は金沢21世紀美術館の庭。
実は演奏がこの地にきた目的ではなく、鈴木大拙の生まれたその空間に行くことになっていたのだ、と感じたものです。

蒸す芝生の上での演奏から、大拙の精神が体現されているようなあの空間へ。
水面をすべり吹く風が今でも懐かしいのです。
土地に吹く風を、どこか異なる土地でまた感じることはできるでしょうか。

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色不異空

社会は⬜︎? 山は△ 心は◯く

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映写技師・ロベール・ブレッソン・絶望

パリ第3大学の映画学科に通う友人サラは、校内にある上映室での講義によく誘ってくれました。
数知れず見た映画の中でも、強烈な名作は、ブレッソンのLE DIABLE PROBABLEMENT「たぶん悪魔が」。

環境破壊、生態学者の意味、厭世的政治への眼差し、究極の絶望を可視化するブレッソンの作品がなぜR18指定なのか。

映画保存協会が保管するアーカイブ室を見せてもらったり、映写技師のオリヴィエさんを取材することになったり。
仕事柄映画制作に関わる友人が多いのですが、彼らはおおよそロケ、設営、共同作業や外での仕事に従事している。
出来上がった作品を、冷んやりとした映写室で一人黙々と作業をするオリヴィエさんの姿に、心を打たれるのです。

目の前の絶望、それを撮る男、それを編集する女、それを映写する男、それを見る女、そして絶望を内包する、人間。

取材記事はこちらから
https://ovninavi.com/802sp/

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何十年のキャリアでも、映写技師にとって上映するボビンがうまく回るか毎回ドキドキするんですって!

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アナログ世界ではフィルムそれ自体が命。

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フランスの宝

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ある夏の涼の佇む映写室

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軍用地とアートの交差

一人野外で吹くことはあっても、ライブという形での演奏は何ヶ月ぶりでしょうか。
目の前で、音楽に合わせ踊る人々をみていたら、このエネルギーの交換こそが、やはり演奏をするということなのだと感じるのです。
急遽お声がかかり演奏したその場所とは、元々軍の領地で、軍人のための運動施設だったといいます。
市に払い下げされ、市からアソシエーションに有効利用ということで、非営利のアートスペースとなったそうです。
隣の建物は歴史的な趣のまま、今では写真専門ギャラリーとなっており、 交差するはずのない、軍隊とアートの摩訶不思議な空間に。
ここでも新たなプロジェクトが生まれそうな、予感。

来場者はまるでカフェにでもくるように入場無料。
演奏家のギャラは来場する人々の飲み物代の %+シャポー(フランス語で帽子を回すという意味=各人自発的課金)。
環境問題を念頭に入れた作品、飲み物はローカルものだけを、そしてトイレや衛生面の循環システム。
人々の交差の場として市からの助成、そして飲食の売り上げで成り立っているそうです。

この空間に、子供たちが共にいるということが、社会の一歩だと思うのです。

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この時勢、いつ演奏のオファーがきても準備万全でいることが必須となります。

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この道具はなんという名前でしょうか

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ペットボトルでつくられたオブジェ、捨てられる寸前だったベビーフット

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短夜やヴァカンスの影見えぬまま

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