雨ならば雨を歩む -山頭火-
羽田空港になんとか到着すれば諸々の準備も虚しく最終目的地への航路には乗れず、急遽の新幹線、急遽の宿。
ホテルへの置手紙は「シーツは使っていません」
中居のバイト経験ある身としては、あのシーツ替え=重労働を少しでも軽減していただきたく候。
そして辿り着いた27時間の旅の果ては春只中にあって、嵐。
そう、朝から暴風雨しかし演奏会場に向かう途中なんと晴天、春特有の雲の表れ、心が躍ります。
音楽を聴く、その環境は整えられたものかもしれません。
しかし、人生が整えられたものでないごとく、音楽を聴く環境も誰かに用意されたものではなく、あくまで自発的な参加という行為により生まれる、それは連帯。
あの音空間、風、小雨、鳥の囀り、震える寒さ、音の震えは我が心の震えとなるも。
そんなこんなの、ケヤキの樹の下でのピクニックライブ、最高でした。
openradio No.199 2022/4/30 満月の放送はmixcloudからご視聴いただけます。