A SPACE ODYSSEY by Takeru Amano
パリでの料理教室を終え、授業で作ったものを携えエスパスジャポン内にあるOvni編集室へ。
なんだか楽しそうな方々が。
パリに来て、生活の拠点とするまでに皆様々な経由があるものの、それぞれに興味深く。
その中の一人、タケルさんは羽田からパリ行きの飛行機が同じであったことが判明!乗客は20人にも満たなかったけれど…
彼はコロナの状況において、パリでの展覧会のために来仏とのこと。
翌日タケルさんの作品を観にマレ地区にあるギャラリーへ。
すこぶるよく、タイトル -A SPACE ODYSSEY-にふさわしく重力浮遊の空間。
ファーストネームで呼び合うこと多々のここフランスでは、その方がタケルであるとインプットしていたものの、苗字は”天野”さん。ん?ん?
そう、彼の父上は3年前にムッシューお三方を車に乗せブルターニュ1000kmを案内した、その一人、イラストレーターの天野嘉孝さん。
ある展覧会のためのリサーチ終盤、わたくしのアソシエーションで企画した小学校での授業最後に、ホワイトボードに墨でサッと描かれたその絵。生徒たちの驚きの沈黙。
フランスにいるって、こういう巡り合わせの連続。
ダリだってピカソだって、はたまたツァラにバジェホ、ホドロフスキーもハイネケもここフランスでは異国人。
パリって、交差の街であると確信。
そんな初夏です。