代々木能舞台-高野山金剛峰寺
openradio No.153の放送のintroductionは、わたしもその物語に魅了されつづけている陰陽師をテーマにした、ジャズピアニスト・スガダイローさんの演奏から。
思えば小田原でKyの演奏を聴きにこられた作家の夢枕獏さんに、「フランスで陰陽師の講演会をしてみませんか」とお誘いしたのがことの始まり。
作家自身が産み出した物語を読み、そして楽師が音を奏でる。
パリで、日本で、朗読コンサートが行われたのです。
最初に選んだ場所は、代々木能舞台。
あの空間で言葉と音が響く瞬間を聴きたかった。
その後東京のジャズクラブ、あるいは空海が開創した高野山の金剛峰寺で、1200年目予祝として100年に一度の年に100人以上の方が全国から聴きに来てくださった。
100年前は自動車で高野山に来る人々はいなかっただろう。
それぞれの道中それがすでに音と言葉、そしてこの地との逢瀬となる旅。
わたしが陰陽師に魅せられ、書評として書いたものは文藝春愁のwebサイト「本の話」で読むことができます。
→https://books.bunshun.jp/articles/-/1507
4月清明下弦のopenradioはこちらからご試聴いただけます。
→hhttps://www.mixcloud.com/makinakano/openradio-no153-20210404-waning-moon/
00) 蝉丸 (スガダイロー)
01) 龍神祭 (スガダイロー)
02) 歌の庭 (Bala Dee)
03) Striving After Wind (Brad Mehldau)
04) April in Portugal (Janet Seidel)
05) O Ephraim (Brad Mehldau)
この日はちょうど山王院竪精の日でもあり、朗読コンサートの参加者たちは山王院へ向かう僧侶たちを送り、金剛峰寺内へと移動した。
この儀式は夕方から翌朝4時まで続いたそうだ。
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