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Archive pour novembre, 2020

旧暦10番目の満月-The Moon And I-

UKジャズピアニストGabriel Latchinのアルバム、The Moon And Iという作品をみつけました。

イタリアのアンデス音楽Trencito De Los Andes、ミュージシャンの逝去によって解散した日本人オルタナバンドBOOM BOOM SATELLITES 、渋い歌声のMadeleine Peyroux、Quincy Jones…
死と同居するしかない満月。
今宵のopenradio 138回目はmixcloudからご試聴になれます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20201130-full-moon-n138/

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一歩ゆき気配なきまま影冴ゆる

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匠味 ごま家

そして、ゴマちゃんも逝ってしまった。

きんぴらは、ごぼうを桂むきにして千切り、生姜はおろしてからなお包丁で繊維を切る。出汁たるや、そのすべてが一等。
真に、料理というものの本物をカウンターの前で繰り広げていた。
口コミでは一番人気、なじみと同伴、予約は、取れなかった。

ご縁あってこの貴重な店を音楽で満たしたことがある。
ミュージシャンたちは言った。ごま家さんのような演奏をしたい、と。
切れ、心遣い、テクニック、何より、目の前の人のために、おいしいものを作る。
そうだね、そんな演奏家になりたいよね。

そのご縁をつくってくださった、わたしの谷町たちは御歳80歳を迎える。
まだまだ、まだまだ応援してくださると、信じている。

ゴマちゃん、あなたの料理を忘れません。

ごま
サイトはそのままに…
壇渓通から鶴舞に移転したその店の前には、古墳があった。

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こういう限られた人のための演奏も、いい。
粋な旦那とは、芸人を育てることに長けている人のこと。

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谷町代表と。

蕪蒸味の面影残すまま

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月夜、メキシコ、触れる

ある音楽の魔術師から、
「21時頃は綺麗な月夜だったのに、今はすっかり雲の向こう側。」

というメッセージが届いた。
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この数日同居人となったポニーテールが似合う、ソフィア。
彼女はメキシコにパパを持ち、岐阜のママをもつ。
彼女が仕事から部屋にもどってきた時、すっと手が伸び、彼女の背中をさすった。

「あ、ここ触ってもらいたかったところ」
なんですって。
伊藤亜紗さんの『手の倫理』を、読みたい今日。

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すぐそばにゐるはずの花冬運ぶ

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Mercedes Sosa

サンマルタン運河がウルク運河に変わるパリ北部、ジョレス駅。
40年以上前、この駅のあるアパートメントの一室でSosaの歌声を聴いていた若者たちは今、どこで生きているのだろう。
彼らはそれぞれに、それぞれの本を書き、その全てには彼らが過ごしたそれぞれのパリが描かれている。
フランスで聞く、シャンソンじゃない歌。
すべては声。

Image de prévisualisation YouTube Mercedes Sosa – Zamba para olvidarte

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晩秋の声を探したパリの午後

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過日満月はレモン畑から

openradio10月満月の放送は、移動移動の最中のケーブル紛失にてお送りできませんでした。
過日のものにはなりますが、生口島=レモン島の仲間との収穫、そしてささやかな演奏を支えてくれた仲間たちのセレクトをお聴きください。
mixcloudからのご試聴はこちらから。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio20201031-full-moon/

ヨルダン、UKブリストルの二人、medeski,Martin&Woodそしてブラームスを…
スクールポスター大
トニーファームの柑橘果実。

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カメラマンToshikiのつくるだし巻きにはレモンピールの風味が効いている!

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みかんしゃぶしゃぶの美味ときたら。

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畑の中ではspontaneity撮影となる。

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旅道中檸檬の香を含みをり

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Perspective 遠くにあって近くにある音

ひょんなきっかけで岩波書店「図書」からお声がけいただき3年。
フランスでの外出禁止令下のこと、旅のこと、そしてなにより音楽のことをテーマに今回は書いてみました。
11月号寄稿のお題は「Perspective 遠くにあって近くにある音」。

本屋さんで無料で入手できるそうです。
原稿を落としてしまったその年は、辰巳芳子さんが連載をされていた、というプレッシャーだったのかもしれません。
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/4123?fbclid=IwAR3_mNHsQ1fv4jiJ21XFWB9k1Lb4x8TTlBVfs63JGDZJzX3FJZSugwkuBws

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編む言葉秋気の中に消ゆきて

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福岡で深呼吸

そして福岡は写真スタジオでのプロジェクト始動!?
縁とは摩訶不思議なるもの也。
その人が撮る海と空は、深呼吸そのものだった。

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「空と海のあいだ」

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秋色の薔薇を知る午後旅路也

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愛人からお礼として贈られた言葉

全世界津々浦々わたしには愛人がいるのですが、「心の」と付け加えておきましょう。

つい先日、その心の愛人からあるお礼としての返礼それは、ヘッセの一文でした。
長いのですが、書き留めたい次第。

「じつは私の考えでは、音楽について話すことなんか、まったく価値がないんです。
私はけっして音楽について話しません。あなたの賢明な正しいことばについてなんと答えたらよかったでしょう?
あなたのおっしゃることは、いちいちまことにもっともでした。だが、私は楽士であって、学者じゃないんです。
音楽では正しいってことは、一文の値打ちもないと思うんです。
音楽では、正しいとか、趣味や教養やそういったいっさいのものを持つとかいうことは、問題じゃないんです」
「なるほど、それでいったい何が問題なんですか」
「音楽することですよ、ハラーさん、できるだけよく、たくさん、熱心に音楽することですよ!その点ですよ、ムシュー。
たとえ私がバッハとハイドンの全作品を頭に入れて、この上なく気の利いたことを言えたとしても、それで誰の役に立つわけでもありません。
だが、私がサキソフォンをとって、活気のあるシミーを吹けば、シミーが良くっても悪くっても、人々を喜ばせますよ。
みんなの足を浮き立たせ、血をわかせます。それだけが問題ですよ。
かなり長い休憩の後で音楽が再開された瞬間、ダンスホールの人々の顔をよく見てごらんなさい、どんなに目がきらめき、足が小きざみに動き、顔が笑いはじめるか!
そのためにこそ音楽をするんですよ」

ヘルマン・ヘッセ「荒野の狼」

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鬼灯はフランス語で「籠の中の愛」と呼ぶ。

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長野にもギター職人が多々いる。

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晩秋には洋梨。

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いつもわたしのためにごはんを作ってくれる。
チキンの中にはもちろん栗とプティスイス。

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山梨ー長野ー埼玉

紅葉闌の河口湖を後にし一路長野へ。
20年前にとある仕事で訪れた茅野の地で吹いたサックスの音の若かったこと。
「くるみ」はあの当時そのままに、音と時間を吸収した樹の家が迎えてくれました。
再会に涙。
木葉社、yaso、森のかけら…樵きこりとは、アーティストであることを証明してくれたその人は、そう、芸大から長野の山に帰ってきたのです。

「旅人の樹」
君たちは森、わたしは泉、そして旅人は樹になる。
(T.Tzara)

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富士山を後に

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くるみ

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森からの贈り物。赤松のお茶。
https://www.yaso.jp/

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プロジェクトが生まれる時間

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一路埼玉に向かう…山は削られる…

秋山に樵の生きる姿あり

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天橋立ー河口湖

京都御所東角にある場所での演奏を機縁とした出会いはかれこれ10年となり、ほぼ毎年天橋立を訪ねています。
玄妙庵があるその山からみる奇跡の景は遠近の景となる。
毎回深い発見のあるこの土地。丹後内地は連なる山そして平野にぽつんぽつんとある不思議な山。

皇大神社奥、天岩戸神社の水に響くサックスの音はまた格別で、もちろん日室山へ一礼し、一路河口湖へと向かいます。

実のところ高速道路ではいつ捕まってももおかしくない時空間速度で移動。
車内は様々なサックスソロのアルバムとPink Floyd、時々Atahualpa Yupanqui ユパンキのギター。
明日は富士山をバックに、音の粒は果てしなく飛びゆくことを願う限り。

Mt.Fuji河口湖ジャズフェスティバル2020では11月6日13時からの出演です。
http://kjazz.jp/?fbclid=IwAR2phzrHvG1xIg5o7AKE8oatZCwTrYgZsgrEq8Ffr-37qqblhloktg3wv9s

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飛龍観とサックス

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池田亮司氏の作品が天橋立公園に登場
光のアトリエと題したアートイベント「現実と空想のはざまで」

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ここは秘境の水の谷

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今日も映像日和

おもろうてやがて空しき秋の空

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今宵神宮前にて

11月1日、満ち溢れる月夜の中、4名の語る言葉とともに、音を奏でます。

今宵参加される方には、収穫したての広島・生口島のトニー農園無農薬レモンをお配りします。

-ミツを開く会- 仲野麻紀さんを囲んで-

出演:今福龍太 / 管啓次郎 / 川瀬慈 / 上野俊哉

11月1日(sun)
open 17:30
start start 18:00
¥2000 1Drink
BAR bonobo
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2丁目23−4

ご案内 by 上野俊哉
ーコロナ以降の状況のなか、何らかの違和感や居心地のわるさを自らの言葉と身体、あるいは社会や学校、遊び場に感じ、その何かを何とか言葉や音や映像・・・その他に紡ごうとしている者たちが、パリから束の間、戻っている仲野麻紀さんを囲んでお話ししたり、セッションしたりします。
とりあえず、それを「ミツを開く会」と名指してみる。
密を開く?
その密は三密の密ではないでしょう。
どちらかと言えば、秘密結社の秘密、証しえぬ仲間たちの親密、あるいは甘いかぐわしい匂いをほのめかす何かであるかもしれません。
密を恐れず、密に狎れず、蜜にまみえる。
今こそ、秘密の集いやキーワード、結社が重要となっているかもしれない、そんなあやうい時代の瞬間を、ちょっとだけ麻紀さんの音楽や語りの力を借りて外に開いてみる、そんなセッションのひとときです。
川瀬慈さん新著『エチオピア高原の吟遊詩人———-うたに生きる者たち』(音楽之友社)について、問いを投げかけ合う時間。
サックス、詩、ギター、月琴、朗読、唄、つぶやき、DJ/TJ、掛け合い・・・・・
即興と冒険に日常を拓く焔(コロナ)を煌めかせるために・・・・

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某所富士遠方に奏でる

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瀬戸田はその名をレモン島という

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陽を送り、月を待つ山頂

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