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Archive pour septembre, 2020

花に生きる

今朝、百合が咲いたよ、というメッセージを受け取りました。
眩暈のする芳香は、あともうしばらくあの部屋を満たしてくれることでしょう。

ホテルでも、車の中でも、はたまたある人は、飛行機に乗る直前に薄いピンクのバラ一輪を、贈ってくれた。
移動の中にある花もまた、人生それに寄り添う、大事な存在なのです。

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つい先日とある森で摘んだこの花はチコリの花というそうだ。

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秋は野花が一等愛らしい。

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ホテルでも常に花一輪。

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花に生き香りをそばに秋の風

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ぶどうの葉の詰めもの煮

けいそうビブリオフィルでのweb連載17皿は、2年前にシリア難民に教えてもらった葡萄の葉の詰め物煮のレシピです。
ごはんの中にみる同一性。 

難民、彼らは闖入者ではない。

https://keisobiblio.com/2020/09/25/nakanomaki17/?fbclid=IwAR32oSjRqJLHn-OMS5C0_Lv0QmnKTT16fknapC5JSArLAaKv63p5LIOkZHQ

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摘む葉に一枚一枚秋日和

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月のカーテン-Rideaux Lunaires-

音楽との出会いは往々にして偶然が運命を導く。

同一性を求め中東地域へ旅たち、パリに戻った
当時19歳の女の子が今奏でるシリアの音。
金管楽器の修理屋さんでみつけた »月のカーテン »という音楽。
渋谷の地下にあるレコード屋さんで出会った音。

すべての音楽がもつ肯定性はわたしたちの存在を支えている。

2020/9/24 上弦のopenradioの放送はmixcloudからご試聴いただけます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020924-waxing-moon/

01) Dar Beida (Naissam Jalal)
02) Rideaux Lunaires (Timotee Le Net)
03) Famuli Tuorum (Timotee Le Net)
04) Alep (Naissam Jalal)
05) I hear a Rhapsody (Lee Konitz/Michel Petrucciani)

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あってなき光は見えぬ秋の月

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夜中の音楽談義

美しき音、美しき声、美しく分析できる音楽。

厳格なアラブ、古典、西洋音楽、はたまた口承文化としてあるプリミティブな音楽の美しさを分析する人々を、音楽人類学者と呼ぶかもしれません。
実践としてある音楽に人生を捧げる者との音楽談義とは、生々しいほどのエモーションと実音の分析で、後世に残す研究とはちょっとちがう世界の、音楽との関わりのような気がします。

今宵秋夜長の予感の中で、音楽を通じた交信。空には繊月。

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真夜中の音楽談義秋の旅

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車窓によって不眠人生のつじつまが合う

人類は移動をし、あるいは移動を諦めそれぞれの地で生き存え、
今私たちの命がある。
なんていうと大げさですね。

同一性(わたしはアイデンティティという言葉を好みません)への問い、あるいはその中を彷徨う理由は何でしょうか。
今いる場所、この場所に生きるしかないという現実。

万年不眠の日々はかれこれ15年位がたちます。
万年時差ぼけ=移動ばかりしてきたからでしょうか。
つじつまが合って今生きているのは、車窓のおかげなんです。
移動の車窓からみえる景がどれだけの癒しになり、創造の源になり、隣に座る人々と過ごした時間が、どれだけの幸福をもたらしてくれたでしょうか。

人類が、移動をしてきたには理由があります。
移動の時間にある風景、それはわたしたちのDNAに刻み込まれた心象。
それは、同一性を形成する、エレメントのひとつになる。
浅い眠りの中に、少しの応答があるかもしれませんね。

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突如現れた虹その日は、ある人の逝去と、ある作品の誕生の日となった。

秋の景後ろと前にそして横

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心のUp Downと秋の恋

今宵新月、秋の恋をするすべての人へ。
こういう季節って心のup downが激しいですものね…
漆黒の艶声、ノルウェーの驚愕フォルクロール・プログレトラッド、ギターカルテットの音色をお楽しみください。

openradio 2020年9月17日新月の放送はこちらからご試聴になれます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020917-new-moon/

01) I love you, Porgy (Nina Simone)
02) Yogoda (Farmers Market)
03) Anyone who remembers Vladiwood Stock wasn’t there!(Farmars Market)
04) Interlude for love (Los angeles guitar quartet)
05) Back in the day (Erykah Badu)

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秋の波輪郭を消し時残す

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山の夫、海の愛人

俳句では夫を「つま」と読みます。
5.7.5の伝統俳句では特に、一文字の存在が意味に変化球を与えますので蔑ろにできません。

山と海の関係は自然の法則、あるいはベクトルと循環でとらえると、まるで男女の関係に思えて仕方ありません。
山があって、水となり、そして大洋へ流れるそれを、守ってきた者たちへのレスペクトは今、どこにあるのでしょうか。

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過日海岸は秋

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L’amante de la montagne, c’est la mer d’automne
山の夫愛し海の音秋の愛人

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秋桜-雨の月

中秋の名月がいわゆる無月である場合、俳句には「雨の月」という季語があります。
夜中の空の、妖艶な繊月が姿を消し新月を迎える。
露を帯びた秋桜・コスモスは、野花であることを証明してくれる。

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フランスの秋桜は白のみ

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秩父の秋桜はそのまま秋

摘む花に露滴りて寝覚月

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Muy Lejos

遠くへ逝ってしまった、音楽の巨匠たち。
それでも、彼らが残した音を聴くことができる、今日ある音楽の空間。
Daniel Kirwayo、Gary Peacock、沖至…初秋の空気に触れる音を、どうぞ。

openradio 2020/9 下弦の放送はこちらからご試聴いただけます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020910-waning-moon/

01) Postcard to Salta (Gary Peacock/Ralph Towner)
02) Berceuse pour tous les enfints (Maki Nakano/Stephane Tsapis)
03) Bateau Phare (Itaru Oki)
04) Deed-Lee-Yah (Marc Copland/Greg Osby)
05) Muy Lejos (Shin Sasakubo)

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遠近の音の影追ふ初秋かな

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花と月 La Flor De La Luna

月曜日は花の日です。
AM8時の空には月。

深海(ふかみ)から言葉を連れてくる音の篤実

そんな秋の始まりです。

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秋冷を纏ふ空には何もない

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写真は影だ、と言った

いい写真を撮る男は、いい人間か否か懐疑するところですが、
いい男たちであることは、昨日確信しました。

新作ソロのCDジャケット、どんなものになるか、ちょっと楽しみです。

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部屋番号は51 or 1107

影つくるパリの光の晩夏かな

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二百十日 空白の季節 -Pequeña Serenata Diurna-

立春から二百十日、わたしたちの時間はどこにあったのでしょうか。

キューバのギター、オランダ、フランスのジャズを、午前6時ごろ、地平線に沈む煌々とした満月に、行く季節迎える季節を、写します。

9月の満月のopenradioはmixcloudからご試聴になれます。
https://www.mixcloud.com/makinakano/202092-full-moon/

1) Pequeña Serenata Diurna (Silvio Rodríguez)
2) Poggy Bonzi (Karel Boehlee)
3) Lonely Night (Julien Laurau)
4) Close enough for love (Fleurine)
5) Días Y Flores ( Silvio Rodríguez/Rey Guerra)

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夜の音は迎えし月のセレナーデ

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