1860年/1920年
ピカソ美術館の裏にある、サックスの楽器修理屋さんは、通りに面して扉はなく、
ガラス窓をノックし、店主が建物の大きな扉を開けてくれることによって、入ることができます。
Guyが倉庫から次から次へと出してくれるその楽器たちは、ヴィンテージものばかり。
一番古い物で1860年のメタルクラリネットが!
そしてなんといっても1920年のドイツのWorld社のサックスが….!!!
アメリカ製のクラリネット、サックスは欧州からの移民たちが作ったものだそうです。
そう、移動によって楽器の歴史がみえてくるのです。
そして、音楽の存在も然り。
人間の移動とは、音楽の変容を意味します。
2年前、四谷にある老舗ジャズ喫茶いーぐるで行った講演「ジャズの変容」を元に、
黒い大西洋とジャズ、ハーフブリード、移動と音楽、楽器をキーワードに、
ただいま執筆中です!(300頁、いくかな…)