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Archive pour le 26 juillet, 2020

世界の一点で « 在る » ことへの執着

インターネット上で読む数多ある文章。
偶然か、はたまたアルゴリズムの中で計画的に辿り着く先の文章かわからないが、
以前から愛読している福岡伸一さんの記事を読んだ。

生命はピュシスの中にある。人間以外の生物はみな、約束も契約もせず、自由に、気まぐれに、ただ一回のまったき生を生き、ときが来れば去る。
ピュシスとしての生命をロゴスで決定することはできない。
人間の生命も同じはずである。

それを悟ったホモ・サピエンスの脳はどうしたか。計画や規則によって、つまりアルゴリズム的なロゴスによって制御できないものを恐れた。制御できないもの。それは、ピュシスの本体、つまり、生と死、性、生殖、病、老い、狂気……。
これらを見て見ぬふりをした。あるいは隠蔽し、タブーに押し込めた。しかし、どんなに精巧で、稠密なロゴスの檻に閉じ込めたとしても、ピュシスは必ずその網目を通り抜けて漏れ出してくる。溢れ出したピュシスは視界の向こうから襲ってくるのではない。私たちの内部にその姿を現す。

(『朝日新聞』、2020年6月17日)

世界ではなく、マクロとミクロという宇宙の一点に »在る »という意識。

音楽の一音とは、この »在る »への問いかけであり、応えだ。

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森岡由利子さんの白磁と

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