埴谷雄高とアンドレ・セゴビア
埴谷雄高、彼は不整脈を患っていたことから、実際に心臓がある瞬間止まる経験その中に、彼の形而上学的思想が生まれた、という話を聞きました。
これは身体的現象が思想を促すという面白い逸話です。
アンドレ・セゴビアの音楽にインスピレーションを受けた音楽家。
彼はセゴビア自身の演奏を目の前で聞いたことはないかもしれないけれど、残された音源から音の魂を内包し携え、今、違う形でわたしたちの心に彼自身の音楽を届けてくれます。
演奏を職能とするわたしたちの今は、ある試みの過程只中にあります。
生きた人間が生きる人間のいる空間で奏でるということの不可能性。
同じ空間に、今は亡き彼らの、思想、音楽という存在は今もわたしたちと共にある。
生きた音楽の中にあるはずです。
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