距離の認識 distance de connaissance
-逢いたい-という気持ちは今、コロナウイルスと同じくらいに
この世界のいたるところを彷徨っています。
太古の人々が月や霞や花の香りに想いを寄せたように、
今や汚染から解放された澄んだ空を仰げば涙がこぼれ、行き場のない
« 逢いたい »という気持ちを風にのせることしかできないかもしれません。
みんなの、それぞれの-逢いたい-という気持ちが、
国境やら色々な境を越えて、風にのって誰かに届けばいい。
VOIE
quel est ce chemin qui nous sépare
à travers lequel je tends la main de ma pensée
une fleur est écrite au bout de chaque doigt
et le bout du chemin est une fleur qui marche avec toi
ーーTristan Tzara
道
わたしたちを隔てるこの道は何か
そこを通り思考の手を差し伸べるような道
それぞれの指先で一輪の花が記述される
そして道の先は君と歩く一輪の花
ーートリスタン・ツァラ