マクロ、ミクロコスモスを射程する遠近法

人間と世界の闘いが繰り広げられているが、
世界のほうからその闘いをしかけたわけではない。

(ガストン・バシュラール)

心と呼ばれるものがあるならば、その奥深くに痛いくらいに届く音というものがあります。たった一音なのに、細胞を覚醒させるようです。
そういった音の連なりは音楽と呼ばれるのかもしれません。

今宵下弦、発売されたばかりの、ギター奏者笹久保伸さんのアルバムから遠近の音を。
タイトル名の意味をさぐる楽しみ。あるいはその意図をどこまで想像できるか、聴き手は試されるかもしれません。
内なる音の世界があって、はじめて外へ放つ音の世界が生まれます。

Out of Place的な次元で、どこに居るという問いかけが無意味であるがごとくの音楽をどうぞ。
2020年3月16日下弦のopenradioはこちらから
https://www.mixcloud.com/makinakano/openradio2020316-%E6%96%B0%E6%9C%88/

00) Campos de esperanza (S.Sasakubo)
01) Valle (S.Sasakubo)
02) Musica del dedo roto (S.Sasakubo)
03) Onirik Pentaphilia (Bala Dee by G.Zirko)
04) 歌の庭 (Bala Dee by M.Nakano)
05) Perspectivism ( S.Sasakubo)

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2020年3月15日発売のアルバム、Perspectivismというタイトルが彷彿させる
ヴィヴェイロス・デ・カストロの存在。

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2011年 Bala DeeによるOut Of Place というタイトルが導くエドワード・サイードが問う「どこでもない場所」という思索。

自由を守るには、自分の命を危険にさらすよりない。(ヘーゲル)

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