満月にレリスを、復活祭に兎現れ日々春霖
平凡社から刊行された、奇跡のような本。
ゲームの規則全4巻の装丁美意識の塊は、一冊ごと紙の質が異なるところに
見て取れる。
レタリングの間に間のセンスに唸るしかない。
春分迎え地球暦の年初め、はじめの満月にこの本を開こうものなら
眩暈を覚え、レリスの言葉の迷路を彷徨うことになる。
この本に関わる人々の労力あるいは審美眼の在り様。
フランスの春は春霖の日々。
しっとりと、しっとりと雨水含む大地はまさに踏青への準備。
畑仕事をしようものの、今は雨音の中でレリスの世界に浸るとしよう。
3月31日満月の放送は少し遅れました。
Passion Coco、岩川光(ケーナ)さん、1977~90年のフランスの反乱ミュージックのopenradioの放送はこちらからhttp://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/openradio/entori/2018/3/31_chun_lin_chun_qianki.html