レリスを求めて331km
昨年7月。レリスが求めたものを求めて、Metzへ向う。
彼が彼のすべてを、ものとして寄贈した先
ポンピドゥー美術館は今やMetzに分館を構え、
それは日本でいう新幹線側。
ロレーヌ地方を代表する街の裏に、建てられている。
ミッシェル・レリスを唯一インタビューという形で
ドキュメンタリー映画に姿を残したのは、
シュールレアリズムフィリップ・スーポーを語る、
というお題目のお陰。
Michel Leiris souvenirs Soupault
彼の晩年のサン・ルイ島の自宅。
映像の中で彼はいう「人は詩人である。」
レリスの残した表現という範囲での文章には、
おそらく彼が経験したアフリカのそれにおよばない。
あるいは言葉が経験を代弁するのか。
展覧会には、オブジェ、写真、記録…etc
アンドレ・シェフネルと砂漠の一帯でテントを組み立て座る写真。
美術評論をした作家たちの作品。
ダカール=ジブチ・アフリカ横断調査団の手記。
書簡。
観客は、わたしは、レリスの何をみたというのだろう。
ポンピドゥー・センター・メッス入り口。入場者を迎えてくれるのは、
Céleste Boursier-Mougenot セレスト・ブルシエ=ムジュノ作
「clinamen v.2」陶器が水の上で出会う音と空間の世界は、圧巻。
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