ガラス玉の世界は輝いている?
目下ポンピドゥーセンターで開催中のMona HAOTUMモナ・ハトゥム展での
白眉はなんといっても、「地図 map」である。
なぜガラス玉なのだろ?
「この地図には国を表す国境が示されていない
ふとした衝撃により容易に崩れてしまう危うさを表現した」
なぜ透明な、ガラス玉なのだろう?
世界に光があたる様に、世界が光を吸い込むことができる様に…
こういったメッセージは観る側が感じることで、
しかし芸術におけるメッセージ性を言葉で表すことの
安易的具体性さと可能性の間で、いつも表現者は逡巡する。
この作品の配置は「展示空間に任せる」とある。
よって透明のガラス玉からなる地球の地図には、
光が当たるのか、背景には何があるのか、
上から観るのか、水平線上に配置するのか、
色々な可能性がありながらも、展示会場の制約された場の中で
如何様にも表情をかえる。
この作品、日本は金沢21世紀美術館のコレクションとあるが、
どのような展示がされているのだろう?
できれば、輝く世界であってほしい….
立秋や東の果てに斜陽尽き
西にモンマルトル・サクレクール寺院
東にBogignyの団地群。いわゆる郊外の…
この東にモスクが建っていると想像すると、ワクワクする。
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