タジギスタンから、こんにちは その1

「では水は誰が創ったのですか?」

ひとつの文化の底辺に、深く重く、そして存在の根源として在る宗教の力を、
ここタジギスタンで、思い知らされたわけです。
様々な国で演奏していると、西洋中東どこ問わず、
常に挨拶のあとの会話ででてくる宗教の話は、往々に私の仏教的思考を
否応でもリフレクションさせてくれるわけで。
しかしこの問題に縛られていてはせっかくの演奏旅行の大半が、
少しネガティフなものになってしまうので、土地のおいしいものを多いに食べ、
土地のミュージシャンと多いに語り、ここは1990年にソビエトから主権宣言した
タジギスタン、イスラムの風習は多いにあるけれど、
今日も多いにウォッカで乾杯しましょう。

アネットがたくさん入ったサラダは、アロングと相性よく、
スープもソビエト下の名残か、ボルシチが多く、
しかしスープは透明、ベトナムのPhoを彷彿させる。
肝や羊のブロシェットはトルコのそれ、違いがあるとすれば、
イスラム圏の串焼き屋さんでお酒が飲める機会は稀、
しかしここはお昼から淑女でもビールを片手に、ほくほく頬張るものだ。

ちゃんと仕事もせねば。
国立タジギスタン音楽院でのマスタークラスは、「ジャズとは何か」
をお題にした会議、
そしてタジギスタンの生徒とのディスカッション
「エスノジャズ(民族的ジャズ)とは」。
タジギスタンの伝統曲をアレンジし、生徒共に演奏。
ちょっとイタズラっぽくライヒ風のイントロデゥクションを提案。
ピアノ、ウード、クラリネットのミニマルな構成に続いてドタールのソロ、
テーマ、という流れ、どうだろう。

それにしても、ウズベキスタンの若手ジャズマンの力量、そして
キリギスタン、タジキスタンのジャズに対する興味の深さ、
これから楽しみな世界に出会った。
さて、実は今日がエスノジャズフェスティバル最終日、
我らの本番です。フランス代表としてがんばらねばね。

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15日に開会したEthno Jazz Festival。
司会はロシアのジャズ批評家Mr.Gregory Durnova

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国立音楽院でのマスタークラスを終え、演奏準備。

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タジギスタンのパーカッション、想像を越える…音の連なりです。

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タジギスタン風ボルシチ。

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