音楽と映画 ~世紀の結婚 ? ~

メトロを筆頭に、街に貼られる映画のポスターには
嫌気が差すくらい、兵器を手に、未来を襲う »悪者 »退治をする定番アメリカ映画、
そしてアニメーションにしてもロボットは銃をもち、
ハリウッド女優さえバズーカ砲を背中に抱えているものばかり。
こういう、兵器を日常にあるものとしてのプロパガンダはもうこりごりだ!

cité de la musique を最終日に駆け込んだ展覧会は、
「Musique&Cinéma -le mariage du siècle?-

音楽があっての »第三の男 »、 »ファンタジア »のラフ画。
チャップリンがハンガリー舞曲とシンクロする場面。
« ティファニーで朝食を »オープニングのムーンリバーが流れれば
会場から溜め息が、ヘップバーンを眺める顔は皆美しい。
音響的編集効果がすばらしいゴダールの »Pierrot le fou »。
Michel LegrandとJacques Demyの手にかかればフランス映画の真髄を味わえる。
映画が完成するにあたって編集という仮定の疑似体験。
« 乱 »では武満徹の音に引き込まれ…

フランスでの企画展なので、万人の知るところとなる映画をメインに。
知っている映画音楽が会場で流れれば鼻歌をうたう人も、微笑ましい。
しかし、フランスだからこそ、アラブ語圏の映画もピックアップしていただきたいものだ。
せめてエジプトのウム・クルスームは…
そんなリクエストはちょっと欲張りすぎるだろうか。

映画を文化として受け入れ、想像が作り出す世界に魅入られた人々が味わう
至福の時間は、上映時間を終えた後も、どこかでその音楽を耳にする度に
蘇るその時映画を観た人生を、思い出す。

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