避難民+スタインウェイ
人の気持ちをくむ、といってもやはりその立場になってみなければ、
わからないもので…
なんとアパートの壁が崩れ落ちる、という災難から(話すととのても長くなるので端折りますが)
家へ戻れぬ人々の気持ちや身体の変化、精神の変化を、
微少ながら味わっております。
部屋に入れるのは雨が降らない時に5分程度。
さすがフランスにて、この家屋担当の建築のエキスパートがバカンスとの事
で、診断判断ができぬまま、家屋に入れる日はいつの日に…
必要なものだけ取って外へ避難したものの、
それらは全楽器類+パソコン+ハードディスク+パスポート。
服も下着も何も、ともかく私はサックスを持って逃げたのだからいいけれど、
調度録音したばかりのピアニストがこの情況と同じ目にあったらどうなったのだろう。
冷や汗が、でる。
とはいっても、13区のある、
ドビュッッシーのスペシャリストのピアニスト宅でがんばったスタインウェイ。
地震なき、地崩れなき家で、穏やかな日々を過ごしてくださいね。
白雨の 明るい涙 ものみなに
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