アラブ世界研究所 -Le Corps Decouvert- 身体の発見 part 1
IMA(アラブ世界研究所)開催された »Le corps decouvert »-身体の発見-は、
アラブ世界自体が、そしてその要素となり頭角をあらわすであろう »現代 »アートの、
序曲のような展覧会、でありワクワクする作品たちに出会える観る側の喜びと同時に、
アラブ世界においての本来覆うべき »身体 »— »裸体 »という、 « 西洋的表現 »を、
宗教が国の大きな役割となっているアラブ諸国が一丸となって、
先進国のアートシーンに挑んでいる姿が、伺える。
この序曲の裏には、アブダビにルーブル美術館別館を設立するにあたって、
西洋美術の基に位置する »裸体 »とどのように対応するか、
そんな危惧に対する一つの解決方法、ともみれる。
といってしまうのは、あまのじゃくかしら。
20世紀初頭にみられる裸婦の習作から展示会は始まり、
« 現代 »アートで幕を閉じる構成は、実に充実していて、
”アラブ »と”裸身体 »のコントラストが、
とても象徴的かつ観る者の好奇心と、
それこそ観るものがアラブの »身体 »を発見する、
という応答が待ち構えているかの如く。
現在となっては象徴へのパロディ、そうさせてしまう美術における紀元前からの裸体は、
アラブ諸国によるその追従の先にある新風となり、世界を楽しませてくれると確信。
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