ルイ・スクラビスLouis Sclavisと2012年幕開け
フランスのジャズを今、旬に扱うレコード屋さん、そしてリアルライブという催し。
Souffle Continue(その名も »循環呼吸 »という意味)は、
Diskunionと円盤を足して二で割った様な、しかし西洋ならでわの天井の高さが功を成してか、
音響が抜群に良い。
フレンチジャスは、今や左岸ではないですよ。
ビルボケもなくなって、サンジェルマン界隈は閑古鳥、老舗のジャズコーナーも今や右岸へ若手が移り、
Souffle Continueも右岸、エディット・ピアフ、ジム・モリソンが眠るペールラシェーズのすぐ側。
年明け早々なんとも気前の良いライブが開催され、
それもLouis SclavisとJean-Pierre DrouetのDuoとくるから、
気っぷがいいというか、縁起がいいというか。
Kyが同場所で演奏したときの10倍の人の集まりよう、酸欠状態でうずくまる女の子はいるは…
あ、あの人、
あ!(手を振る)
おっと(ビズビズ)
いわゆる関係者から、わか〜い世代まで 人気のほどが知れる。
縁起よい演技と演奏で、微笑ましい音だったり、
それでも今までの演奏に比べると優しい印象のLouis Sclavis、
そしてJean-Pierre Drouetの音が、脳みそを突き抜いた。
特にザーブ Zarb(またの名をトンバク Tombak) の音の置き方。
彼は、今年喜寿。
初聴きは 初鶏如く 音響く
in situ からの新作、「contretemps etc…」
Louis Sclavis – Jean-Pierre Drouet – Fred Frith
真実の音が、詰まっています。
すばらしい、すばらしいに尽きる演奏。