南相馬、萱浜の海…………..
「世界は最大数の存在にあふれている反面、
最少の智慧しか持たない。
人間は智慧にあふれている反面、
最少の存在でしかない。」
今一度、Charles de Bouvellesの文を。
「世界は最大数の存在にあふれている反面、
最少の智慧しか持たない。
人間は智慧にあふれている反面、
最少の存在でしかない。」
今一度、Charles de Bouvellesの文を。
一昨年、ムスタファ・サイッドを訪ねる名目で、
ベイルートは市内北部ダマスカス大通りのキリスト教地区に滞在、
イスラエルからの攻撃の跡が壁に、道に、残っている。
ムスタファ・サイッドが出しているCDレーベル、
Fwd ことforward musicのラインナップをみると、
20代後半のミュージシャンの活躍が目立つ。
そして、豊かに、寛容な背景が伺える。
http://forwardmusic.net/artist/mustafa-said
もちろんフェイルーズ、フェイルーズ一辺倒でもいいのだけれど、
今、生きた伝統となりうる彼らを見逃しては…ね。
Sharif Sehnaouiが主宰するAl Maslakh http://www.almaslakh.org/
の作品の面白さ、パッケージの美しさ。
そして何とレバノンにおいていわゆるインプロと呼ばれる音楽のフェスティバルを開催してしまうのだから、
これからが楽しみ、で仕方がない。
ムスタファと共に昨年International Oud Trioで演奏したYann Pittardがメンバーである、
Rayess-bek. http://forwardmusic.net/artist/rayess-bek
ボーカルのワエルは、横川理彦さんがOrMuzのプロジェクトでワークショップに参加していたそうだ。
当時、二十歳くらいだったのでは。
彼らは信念をもって、政府との対話を音楽を介して体現している。
何か、リスクを持って体現しているように思える。
若さ、だろうか?
今一度、68年を、
アンテルナシオナル・シチュアシオニストを…
明日からは、若き彼らと共に、福島入りだ。
秋声を 届けし若き 楽士たち
すでに告知的な情報は公開されていますが、昨日ムスタファ・サイッドが成田に到着しました!!!
ヴィザの問題を始めとして、関係者の胃は、きりきり、ひりひり、潰瘍寸前でしたが、
なんとか、持ちこたえた訳です。
今後の予定は、
9月26日9時頃からInter FM ピーター・バラカン氏の番組内で、生演奏をします。
9月28日(水)福島県 飯野町 五大院不動尊御縁日
9月29日(木)福島県南相馬市銘醸館
9月30日 (金) 東京都 門仲天井ホール
対談:西谷修(哲学者) 司会:山本薫(司会)
全会場 入場無料
詳細はopenmusic.jp@gmail.com
または
080-5067-6877まで
お問い合わせください。
1925年。
ジェゼフィン・ベーカーJosephine Baker がパリへやって来る。
Yves Riouによる貴重な、貴重な映画「Josephine Baker En Couleur」は
彼女をメインにしてはいるものの、
その時代に残ったアフリカでの撮影を冒頭に、
大西洋を西に向かって渡り、そして再び東に向かって
大西洋を渡った西欧でのアフリカのそれを描写している。
もちろんそれに狂う西洋人(狂乱の時代)も撮られている。
1924年。
レナード・ハウエル Leonard Howell は黒人解放、
その指針を確信する。
(ハイレ・セラシエ1世~黒人の王が戴冠~黒人の解放~)
Helen Leeによる貴重なドキュメンタリー映画「Le Premier Rasta」は、
ブラックアトランティックのそれそのものを映像に
したような感動を与えてくれる。
ジャマイカで起こった協同組合的コミニティは、
やがて政府により撲滅の路を辿るけれど、
その精神はラスタファリへと続いて行く。
1926年。
アンドレ・シェフネル André Schaeffnerは
Le Jazz を出版する。
それもこれも、平凡社新書から出たばかりの
「マルセル・モースの世界」 の中で、
アンドレ・シェフネル André Schaeffner を取り上げた昼間賢氏によって知る事に。
後の楽器分類学の功績、もまた興味深。
一貫難しそうなマルセル・モースを語る時に、
その時代時代にあった「音」を取り上げるところが、ニクイ。